老眼対応の冊子レイアウトは?

特にご自身が老眼のデザイナー(あるいは周辺職種)の方にお尋ねしたいです。

「老眼の読者に読みやすいレイアウトは?その場合の本文のQ数(ポイント数)はどのくらいが適切か?」
年に1度、
読者の平均年齢が70歳近いある組織に頼まれ、
冊子の会報を作っています。

判型はA4、
横書きの表組みを入れなければならない関係上、
横書き=左開きです。

短めの読み物と先に挙げた表(それぞれはまったく別のもので関係ありません)を掲載するのが目的です。

判型や横書きについては諸々の事情で変えることができません。

現状では13Q行間4分アキで余白を比較的多めに取った2段組(横書きですから縦長のブロックが左・右に並んでいます)
B5判で11Qくらいのものを引き継いでおり、
このレイアウトにした時はあまり老眼対策を考えずに、
ページ取りをあまり変えないことだけを要求されていました。

現在クライアントからはとにかく文字を大きくと言われます。

予算に余裕があり、
文字を大きくし余白を取ることでページ数がかさんでも、
大して問題がないということもありますが、
文字を大きくすればよいというものでなし、
行間や余白も含めたレイアウトの工夫でそれほど文字が大きくなくても読みやすいものは実現できるのではないか~と思うのですが、
自分自身が老眼でないもので、
説得はできません。

たまたま73歳の父が同業者で、
すっかり老眼ですから、
訊いてみたのですが「行間と余白さえゆったり取れば13Qで充分だ」と言います。

クライアントのところで収集した似たような団体の会報がどれも15Q以上を使っているようです。

どうみても素人がWordなどで作ったものなので、
そこまで考えられたものとは思えませんが、
そちらの方が読みやすいと言われればそれまでです。

ご自身が老眼の方のデザイナーとして~と読者として~の両方の目でのご意見をお聞かせください。
» 001
20~30代の親子対象のフリーペーパーを作っていますが、所々の事情でお歳を召された方の確認が多々必要で、対象者的にはOKな文字サイズなのに、後者の方々からは文字が小さくて読めないという意見が出てきています。

13Q辺りがボーダーラインなのですが、紙面の都合上それ以下もあります。本文や注釈は小さくなっても仕方ないとして、見出しやキャッチはなるべく大きくして、おおまかな内容の把握は出来るようにしています。(ある意味、見出しやキャッチの機能を考えると健全な気もしますが(^_^;))
» 002
Q数もそうですが、新聞明朝などのようにバウンディングボックスに対して目一杯大きくデザインされている書体を使ったらどうでしょう。
» 003
官公庁とかだと、12ポイント以上と指定されることがありますね。
検索すると出てきますよ。
*http://www.pref.saitama.lg.jp/A12/BE00/universal/guide/bunsho/guide04.htm
» 004
老眼を強く感じたのは
昼間読めてた文字が、夕方~晩に読めなくなったことでしょうか。
これが意味するのは、コントラストが低くなると識字力が下がる、ということでしょう。
私の場合、老眼が入って、文字組版が少し変わりました。
(自分で読めない組版をしてもしょうがない)。

とりあえずおすすめするのはノド、小口ともにたっぷり余白を取るのは当然として
中明朝くらいのコントラストがはっきり出る書体を使用することでしょうか。

ちなみに、新ゴのような懐の大きい書体のベタ組は読みにくいです。
» 005
日本工業規格 JIS S 0032 高齢者・障害者配慮設計指針-視覚表示物-日本語文字の最小可読文字サイズ推定方法の規格書に、対象者の年齢及び視距離による輝度100cd/m2における視力など、関係資料が記載されています。周囲の明るさ、年齢、距離、文字色と色の明度差、書体などによって、文字として読めるかどうかの判断を、計算で求められます。

JIS S 0137 消費生活用製品の取扱説明書に関する指針では、印刷文字と景との反射率の差を表す輝度対比率は、通常70%以上が望ましい、とされている。(白紙上に、良質の黒色の印刷を行った場合、約80%。わずかに透明な紙に両面印刷を行った場合、読みやすさが損なわれる。)
また、同規格では印刷する場合、用いる文字の大きさは、9ポイント以上16ポイント以下が望ましい、と規定されています。

従って、書体、文字の大きさ、文字間隔、行間隔などのほか、紙質(裏の文字が透けない程度の厚さ)、紙色と文字色の明度差が、ポイントでしょう。
私は、文字の大きさよりも、行ピッチの確保に主眼を置いています。
» 006
みなさん、
いろいろご意見ありがとうございます。

なるほど、
コントラストまでは想像ついていましたが、
書体という観点がありましたね。

現在は小塚明朝を使用しています。

大半が募集した読み物的原稿なこともあり、
レイアウトを工夫することはできても、
タイトル以外の見出しなどをつけるわけにもいかず、
やはり本文の組み方が一番のポイントになりそうですね。

内容からいって明朝系を選びたいのですが、
あまり細いものは避けた方がよさそうですね。

TOSHIさんの紹介してくださったJISの指針を確認したいと思います。

9ポ以上16ポ以下ということは13Qはほぼ9ポですから下限でしょうか。
やはりもう少し大きくてもいいのかな~?

今のところPDF入稿どころか、
プリントしたものを反射原稿としての入稿方法(印刷所の指定です)なので、
どこかできれいなプリントさえできればフォントの制限はありません。

引き続きご意見・アドバイスをお待ちしますが、
皆さんのご意見を参考に試行錯誤してみます。