Illustratorで画像ファイルが置き換わります

和尚様、いつもメールマガジンにて勉強させていただいています。
今回は皆様に聞いてみたいことがあり、質問させていただきました。

少し前に、カタログ作成時に旧版の画像が別の画像に置き換わるトラブルが起こりました。

カタログ自体はQuarkで作成しているのですが、商品ごとにIllustratorEPSを貼り込んでいる形になっています。
一つの商品のIllustratorファイルの修正作業を行う際、同じ時に別の商品のIllustratorファイルを作成しており、その際に使用した「同名の異なった画像ファイル」に何のアラートもなく置き換わり、気付かずに印刷までされてしまいました。
この置き換わりは、リンク切れのIllustratorファイルを扱う際、通常は同じ階層の画像ファイルを引っ張ってきますが、再リンクの作業をしたときにのみ「再リンクした階層/Illustratorファイルと同じ階層」と検索の優先順位が変わるために起きたものです。このトラブルも別の場所に「同名の異なった画像」の入ったフォルダがあったのが原因で、当方で確認したところ、Illustrator8以上のバージョンでこの動作が確認されました。

問題になったカタログは、クライアントがカタログに載せる各商品の情報を各メーカーから集めてそれを元に作成する…という形式で作られるものなのですが、最近は画像はデータでもらうことが多く、よって簡単な名前のファイル名(001.epsとかA.epsとか)が重なってしまいます。

当然、Illustratorファイルと画像が同じ階層にいれば同名ファイルも存在し得ないので本来そうすべきだとは思いますが、今回作業者は別に画像用フォルダを作って、同名ファイルが近い位置に存在することになったのです。それにこの置き換わりは、場合によっては別のクライアントの画像と置き換わる危険性もあるかと思います。

外から編集データを受けておられる製版会社様にとっては、このようなトラブルは既知の問題だと思いますが…
お伺いしたいのは、皆様は作業時にどの様な対策を講じておられるか、ということです。

画像をサーバに保存し、各作業者がそこに画像を読みに行くというシステムも考えられますが、設備投資等を考えると、現状では現実的ではありません。Illustratorファイルを触った時点で画像のチェックをする等も必要かと思いますが、皆様がたてておられる対策を教えていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。
» 001
大量ページのカタログとか商品点数の多いチラシ等では
画像名の「かぶり」は大事故に繋がります。

>最近は画像はデータでもらうことが多く・・

レイアウトする前にこの画像を
ユニーク(唯一無二)なファイル名にする必要があります。
001とかAとかというのは俗に言う「相番号」でしか
なく、そのままデザインに使用するのは大変危険です。
御社のルールに基づいた何らかの連番に置きかえるのが良いと思います。
当社では、スキャナ担当や画像処理担当がその処理を
行い、元のファイル名と新しい連番名が分かる
一覧プリントをデザイナーに渡しています。

また、画像は一旦、サーバ上の画像処理用フォルダに
それぞれの案件ごとに集められ、処理されます。
切り抜き、画像修正も行う)
もし、番号の「かぶり」が発生してもそこで上書きの
アラートがでますので容易に発見できます。
全ての使用画像は必ず上記の処理フォルダを
一度経由するというルールを決めています。

参考になれば・・
» 002
画像用フォルダを別途作ったという点が一番まずいと思います。

Illustratorは、相対パスでリンクを覚えてくれません。
よって、作業するPCを変えるとリンク切れがほぼ確実に発生します。
ご存じのように、リンク切れが起きた際、Illustratorは、まずaiファイルがあるフォルダを探します。
そこにもなかった場合、リンク切れのアラートを出します。
よって、aiファイルがあるフォルダに同名のファイルがある場合、今回のようなトラブルが発生します。

必ず同じ階層フォルダにaiファイルとリンク画像をいれるという規約等を
整えた方がよいと思います。

また、ファイルの命名規約も整えた方がよいと思います。
当社ではかなり細かく決めています。
具体的な名前…商品の画像なら型番を含めた名前にする、
人物ならフルネームを含めた名前にする、など…。
使用不可の文字や、ファイル名の長さなども含めて検討してみてはと思います。

ご参考までに。
» 003
ken様、なな~し様、コメントありがとうございます!
やはりポイントとなるのは、
「安易なファイル名は避ける」「aiファイルと画像ファイルは同一階層に」の二点ですね。
カラー分解の際や、外から画像をもらってきた際にもファイル名を変更する等の決めごとは必要ですね。
サーバは、ゆくゆくは考えたいと思っていますが、現時点ではまだ無理のようです。。

カタログ自体はもう10年ほど前から修正を繰り返してるデータなので色々と無理がでているし、
ここらで思い切った見直しをする予定です。その際に画像ファイルの整理もします。

一つ心配なのは、外部から丸ごとデータ支給された場合ですね。
このような仕事は往々にして納期が無く、
ファイル名を変更しリンクを貼り直すといった作業は間違いが生じる可能性もありそうです。
なのでこの場合は怪しいファイル名・階層構造になっていないかをチェックするくらいかなあ、と考えてます。

ファイル名のルール付けに関しては早速検討したいと思います。
お二方とも大変参考になりました。ありがとうございます!
» 004
002 なな~しさん:

>ご存じのように、リンク切れが起きた際、Illustratorは、まずaiファイルがあるフォルダを探します。
>そこにもなかった場合、リンク切れのアラートを出します。
>よって、aiファイルがあるフォルダに同名のファイルがある場合、今回のようなトラブルが発生します。

リンク切れを起こした初回はそうなのですが、初回リン
ク切れを直すと、その画像があったフォルダのパスを
Illustratorが覚えまして、次にリンク切れを修正する
か、Illustratorのアプリを終了するまで覚えています。

初回のリンク切れ修正以降のリンク切れチェックの動作
は、Illustratorデータ内に書いてあるパス→
Illustratorが覚えているパス→Illustratorファイルが
存在するフォルダ、の順番でファイルを探し、見つから
なかった場合、リンク切れアラートを出します。

例えば、2つのAIファイルがあって、1つめのAIファイル
のリンク切れを修正して、AIファイルを閉じると、AI
ファイルは閉じたのに、リンク切れ修正時のフォルダの
パスをIllustratorが覚えていますので、2つめのAIファ
イルのリンク切れ修正に支障が出ます。

まとめますと、Illustratorは、リンクし直した時の画像
があったフォルダのパスを覚えるという性質があります
ので、

同じIllustrator書類内に複数のリンクファイルが同じ
名前で存在しないことが確実な場合は(例えば、ペー
ジ毎に画像フォルダがあるケース)、一つのIllustrator
ファイルのリンク切れを修正した後は、Illustrator
終了し、もう一回起動する、という方法で、ユーザが
気付かないところで別の画像に差し変わるという事故を
防ぐことができます。

例:よそから持ってこられたデータのフォルダ

ジョブ名フォルダ
├p01.ai
├p02.ai
├画像_p01フォルダ
│├hoge.eps
│└fuga.eps
└画像_p02フォルダ
 └hoge.eps

こんなフォルダ構成であれば、p01.aiを処理した後、
Illustratorを終了しないで、p02.aiを処理すると、
何も警告も出ず、画像_p01フォルダのhoge.epsをリン
クしてしまいます。p01.aiを処理後、Illustrator
終了させれば、p02.aiを処理するときにリンク切れの
アラートが表示されますので、操作を間違えなければ、
画像_p02フォルダのhoge.epsをリンクできるというわ
けです。
(でも、名前が同じなのに内容が違うファイルという
のはやめた方がいいですよね……)

なお、画像フォルダをわざと分けることで、低解像度
像利用の一括置換で便利だったりしますので、用途に
よって使い分けるといいと思います。

※間違っていたらすみません
» 005
CLさん

>llustratorが覚えているパス→Illustratorファイルが存在するフォルダ、
>の順番でファイルを探し、見つからなかった場合、
>リンク切れアラートを出します。
試してみました。現象を確認!
これは知りませんでした…!
今後気を付けたいと思います。ありがとうございました!

>名前が同じなのに内容が違うファイルというのは
>やめた方がいいですよね…
同意です。

>画像フォルダをわざと分けることで、低解像度画像利用の一括置換で便利
おお、これは私も利用しています。
入れ替えていることが解る工夫が要りますが、非常に便利だと私も思います。
» 006
わたしはファイル名に日付を入れたりして、同じ名前になるのを防ぐようにしています。
たとえば「2008年2月」だったら「0802○○■◆001.ai」のように。同じようなファイル名だったら000ナンバーを付け加えるといいと思います。あくまでわたしなりの方法なんですけど(^^;)