こんにちは、かつさん。

　これがベストと一概にいえませんが、一つの例として受け入れてください。以下は私の経歴です。

　私は製版業のハンドレタッチ・DTP・ハイエンドスキャナ・刷版を約8年間経験。中でも正規スキャナオペとしては4年間従事してきました。
　この間アナログからデジタルへ移行する事業がなされ、DTPが本格化したのです。とはいえ世間は不況。仕事は減り、暇をみてはDTP制作者を目指して勉強にはげみました。
　現在は製版業をリストラされ、次職を写真館（スキャナやカメラの使用が不可欠と思い）と考えましたが、結局、当時お付き合いのあった印刷会社へ拾われました。今ではDTP制作者として在席。製版の知識も重宝され、色々な面で期待に応えられるよう努力の毎日です。
　スキャナ経験があると、ハイスペックのスキャナ無しでも、やりきれてしまうし（最近の市販スキャナは性能がいい。これでは仕事も減るよなぁ）、カラー物の色合いや色使いに無意識に反映されるようです。
　制作者として現状を見極めると、デジタル入稿が増え、その反面リバーサルや反射原稿の使用は減っています。
　前職（製版）でのDTP経験は1年超で、私も実務には不安のある状態でした。ですが、本気で取り組んできました。

　私はリストラにより、進む道を選択せざるを得ませんでしたが、かつさんご自身の昨今をよく見極めたらいかがでしょうか。
　かつさんが、よい選択ができることを私も陰ながら応援しております。この世の中を普通に生きることは大変なことです。ともに頑張りましょう。

Masaakiさんさっそくのレスありがとうございます。
私の履歴を申しますと、年齢は33ですがスキャナーオペ歴としてはわずか
二年足らずなんです。15年近くいた印刷会社はこれが化石みたいな会社で、
一色の文字のみ扱ってきた所で私が担当してきたのは原稿のカメラ撮りです
。退社する直前にDTPスクールに通って印刷業界の現状を知り思い切って退
職してみたものの、体質の古すぎた会社に長くいすぎたことによりなかなか
採用してもらえない日々が続きました。
　もし世の中が好景気に転じたとしたら、カラーマッチングなどのシステ
ム化の導入が積極的になり仕事が減っていくのではないかと自分なりに危惧
しています。
そんな中Masaakiのご意見を参考に選択していくつもりです。貴重なご意見
誠にありがとうございました。

こんにちは、かつさん。
とてもレスなどできる話はなく、かつさんのためになることなど何も
書けないので読むだけにしようと思っていたのですが、今回のかつさんの
お言葉を見まして、とても共感を覚えましたのでレスさせていただきました。

わたしも、現在32歳で、昨年の６月に退職するまで化石同然の印刷会社で
10年間入力オペレーターをしていました。
同じく、扱うのは一色のみの会社で、カラーは全部よその会社に委託。
わたしが退職する年になってようやく入力作業にとMacとWinを入れまして、
わたしの経歴はパナソニックの組版専用機という、まったく独立には
向かないスキルでした。
しかもわたしの住んでいます県は、何もかもが日本一遅れている県と
定評があり、DTPスクールといったものはありません。
印刷業界の強い不況、そして波に乗りきれない古い体質の会社に
これ以上いても、自分が歳をとってますます再就職の条件が悪くなるだけで
何もいいことはないだろうと、昨年退職しました。
それでも、会社の体質を変える努力はしました。
カラーパンフレットの仕事が入り、コストをおさえるために社内で
デザイン、製作をすると決まった際、立候補し、デザインをして
イラストレーターを使って作成しました。
結果、クライアントに見せる前に却下。理由は、「社長の嫌いな色を
使用したから」です。
凝ったデザインをしたいならデザイン会社へ行け
おまえのは派手なデザインで目をひこうとしているがクライアントが見せたいのは文字だ
おまえのは全国に通じるデザインかもしれんがうちは県に通じるデザインをしている
こんな汚い色（臙脂）おれは嫌いだ。それを使うなんておまえにセンスがあると思っているのか
・・・この一連の説教を聞きまして、この会社に先はないと思い、
この会社で努力することも放棄して退職しました。
退職後は独自にイラストレーターやDTPについてを勉強し、デザインを
売り込んだりして、某デザイン事務所から仕事を少しずついただけるようになりました。
最初はそこの方がスケッチデザインしたものを版下にしたりから始め、
今は小さな仕事ですが、丸ごと任せていただいたりもしています。
こちらの掲示板の書き込みは、とても参考になって、毎日覗かせて
いただき勉強のひとつとさせていただいています。
カラーマッチングなどのシステム化はたしかに加速度的になっていますが、
それを使用する人間の側は（業界はともかくクライアントは）まだまだ
アナログで、
くいこんでいく余地は十分あると思います。
かつさんもがんばってください。

　またこんにちは、かつさん、りりるさん。

　どの業界も一緒かもしれませんが、1日ごとに状況は変化し続けています。私達がいる印刷業界は発展となるのか、縮小の道を辿るのか先々は私達の考え方しだい。
　私の周囲では、画期的とも思われたCTPが伸び悩み、アナログ的な考え方が見直されつつあります。違う地域では、また違った考え方が生まれていることでしょう。
　常に危機感に縛られて毎日を過ごしていますが、その危機感が未来の土台となるという意識を持たせてくれます。私はしばらくDTP制作者として従事していくつもりですが、いずれはWEB制作者としても活躍したい（正論かどうかは分かりませんが）と次なる目標を定めました。

　皆さんも持っているはずです。目標を定めましょう。きっと仕事に対する意識が変わりますよ。これからのためにも。ほんとがんばりましょう！！みんなで。

ちょっと私にも言わせてという思いになりました。
製版の知識を持った方々はまだいいと思います。
私は、今は皆無に等しい写植オペレーターですよ。元は。
写植で食べてる人は今いるんでしょうか？それも手動写植ですよ。
一寸の巾を覚えてる人いるんでしょうか？
写研の写植スクール出た一人です。でも、時代が写植を必要としなくなってしまって、
今はグラフィックデザイナーと名乗らないと食べていけなくなりました。
もちろん画像補正、ハイエンドスキャナのオペレーターのみで食べてる人もいるとは思いますが、
画像補正に強いグラフィックデザイナーとならないとこれから生きていけないのかもしれませんね。
100人、200人以上の会社なら専門の人がいるんでしょうけど、
小さいところは文字入力から色校、フイルムにするまで全て一人でやるのが
当たり前の時代になってしまいましたね。
恐ろしいことですね。ほんと、みなさんがんばりしょう。

こんなにお仲間がたくさんいるとはおもいませんでした＾＾
非常に心強いです。

このスレを見ているほかの皆さん、本来の板と外れるレスを
立ち上げて申し訳ないとは思いますが、是非とも御理解のほ
どよろしくお願いします。