合成フォントの欧文ベースライン

[313]合成フォントの欧文ベースライン 投稿者:とおる 投稿日:2002/02/25(Mon) 15:07
YUJIさん、こんにちは。
ちょっと気になる現象がありましたので、ご報告です。

おそらく仕様だとは思うのですが、
合成フォント(たとえば「ヒラギノ明朝3+TimesRoman」、ベースライン等の調節なし)使用時に、
文字揃えを「中央」に指定すると、欧文部分は「欧文ベースライン」上に揃っているようです。
そこに(合成フォントを使用せず)通常の欧文フォントを使用して入力すると、
行の「中央」に揃ってしまい、ズレが生じてしまいます。
(通常の)欧文フォント部分の文字揃えを「欧文ベースライン」に指定してあげると
(合成フォント部分の欧文部分と)揃うのですが、
合成フォントの欧文部分の文字揃えを変更しても、ベースラインは移動してくれません。

合成フォント作成時にベースラインを(ズレ分だけ)調整しておいてあげると
上記の現象は起きないのですが、なんとも不便な仕様だと思います。
あるいは回避方法があるのでしたら、ぜひお教えいただけると助かります。
» 1
[313へのレス]Re: 合成フォントの欧文ベースライン 投稿者:KOUJI 投稿日:2002/02/25(Mon) 15:40
> 合成フォント(たとえば「ヒラギノ明朝3+TimesRoman」、ベースライン等の調節なし)使用時に、
> 文字揃えを「中央」に指定すると、欧文部分は「欧文ベースライン」上に揃っているようです。

これ、正しくはヒラギノ明朝3のベースラインに揃っているということだと思います。
合成フォントで和文フォントと欧文フォントを組合わせると、欧文フォントは和文フォントのベースラインに揃うようです。
ですので、フレームグリッド揃えを文字枠中央にして文字の中央で揃えると、本来のTimesRomanと合成フォントにしてヒラギノ明朝のベースラインになったTimesRomanとでは位置が合わなくなるのは正常な動きだと思います。よく見ると合成フォントのTimesRomaはnヒラギノ明朝のベースラインになっていることがわかると思いますよ。

これを回避するには、合成フォントに使用した欧文フォントを並べて使わないか、とおるさんが書かれているように合成フォントを作成するときにベースライン位置を変更するしかないと思います。
» 2
[313へのレス]Re: 合成フォントの欧文ベースライン 投稿者:KOUJI 投稿日:2002/02/25(Mon) 15:57
訂正です。
> 合成フォントで和文フォントと欧文フォントを組合わせると、
> 欧文フォントは和文フォントのベースラインに揃うようです

合成フォントで和文フォントと欧文フォントを組合わせると、欧文フォントは和文フォントのベースラインに文字の下部(べーラインより更に下のライン)が揃うようです。
» 3
[313へのレス]Re: 合成フォントの欧文ベースライン 投稿者:とおる 投稿日:2002/02/25(Mon) 16:24
KOUJIさん、さっそくに分かりやすい解説ありがとうございました。

> これを回避するには、合成フォントに使用した欧文フォントを並べて使わないか

通常、上でおっしゃったような使い方はわざわざしないと思いますが、
たとえば合成フォントを使用した欧文部分の一部に校正で「イタ」の指定が返ってきた場合、
上の例ですと、ついつい該当部分に「TimesItalic」とか、欧文フォントを
指定してしまうことがあると思います。
そうすると、イタの部分のみ、ベースラインがあがってしまって事故の原因になると思うのです。

もちろん、その都度注意深くイタ用の合成フォントを使うとかすればよいでしょうが、
ふつうあまりそこまで考えずに指定してしまうことが多いと思うので、
なんかやっちゃいそうだなぁ(^^)と思ってしまったわけでした。
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