>「唖」→「（印刷標準自体）」に変更した後、変換漏れがないかどうかを調べるために
そもそも「唖」を印刷標準字形にするメリットって何ですか？
小塚で試したんですが、変化しませんでした。＞優しく教えて頂けたらと思います。

たとえば、「唖」を検索で引っかけて、
検索形式で「＋字形：印刷標準字形」で
全置換すれば、モレなく適用できるはずです。
複数やるならScript書かないと無理ですが。

>そもそも「唖」を印刷標準字形にするメリットって何ですか？

横入り失礼。
書籍なんかでは昔から「口亞」のほうを使うからでは？
よほどのことがないかぎり、「口亜」では赤字が入ったモンです。
最近は違うのかな。

流星さん、コスダタケシさん、ありがとうございます。
>書籍なんかでは昔から「口亞」のほうを使うからでは？
横入りありがとうございます。そうです。書籍にする場合は「口亞」の方を使います。使用しているフォントは「リュウミンpro」です。
今までは、一つ一つ検索で引っかけて変換していたのですが、大量の文章を改めてチェックし直すと大変時間がかかり１００％変換漏れが防げるとも言えません。（手作業なので）
ちなみにチェックしたい文字は[唖;逢;芦;飴;溢;茨;鰯;淫;迂;嘘;厩;噂;餌・・・・・・]などで合計１７４文字あります。
Scriptを書かなければならないとは思うのですが、何分初心者なのでヒントでもいただけるとありがたいです。こつこつ勉強していこうと思います。

一冊の中で使い分けするんですか？

しないなら、纏めて字形変えちゃえばよいと思いますが。
舞字形なんてソフトもありますし^^

ま、どうやってデータ作成されてるのか分かりませんが、スタイルをうまく使えばいちいち検索置換するような手間はかからないと思います。

ronさんありがとうございます。
「舞字形」ですが、macにしか対応してませんでした。「スタイル」については不勉強でしたので、これから考えていきます。

>ちなみにチェックしたい文字は[唖;逢;芦;飴;溢;茨;鰯;淫;迂;嘘;厩;噂;餌・・・・・・]など

段落スタイルの詳細文字形式の異体字のとこを、
エキスパート字形やJIS78字形あたりにしたスタイルで
対応可能な気がします。

コスダタケシさんありがとうございます。
>段落スタイルの詳細文字形式の異体字のとこを、
エキスパート字形やJIS78字形あたりにしたスタイルで対応可能な気がします。

いろいろ試してみた結果、異体字を「エキスパート字形」にすることで解決できる蓋然性は高いのですが、すべての漢字「エキスパート字形」にすることで、変えたくない漢字まで変換されてしまうかもしれないという不安が残ってしまいます。

スタイルの設定で文字まで指定できればいいんですが・・・。

いったんタグ付きテキストに書き出して、一括検索置換ができるツールで置換した方が楽かもしれませんね。スクリプト作れれば一括置換とかできそうですけど。

【InDesign CS自動化作戦】さんの↓あたりでもできそうですが。
http://www.openspc2.org/book/InDesignCS/hard/007/index.html

追記。
InDesign Script for Windowsさんにも同様に一括検索置換のスクリプトがあるようです。
http://f42.aaa.livedoor.jp/～idscript/

コスゲタケシさま＞
>書籍なんかでは昔から「口亞」のほうを使うからでは？
>よほどのことがないかぎり、「口亜」では赤字が入ったモンです。
私、雑誌専門でやってまして、
書籍の仕事は殆どやったことがありませんでした。勉強になります。

KOUJIさま＞
>InDesign Script for Windowsさんにも同様に一括検索置換のスクリプトがあるようです。
当方のサイトで公開している「一括検索置換」ですが、
検索項目５つまで同時にＯＫです。しかし、
異体字の単独設定はできません。
文字スタイルを当てることは出来ますけども…

という訳で退散する前に…
貼っておきます。
使って頂けるかな？

'/////////////////////////////////////////////////////////////////
'Const idNone = 1852796517 '標準字形
'Const idTraditionalForm = 1247897460 '旧字体
'Const idExpertForm = 1247897445 'エキスパート字形
'Const idJIS78Form = 1247897399 'JIS 78 字形
'Const idJIS83Form = 1247897400 'JIS 83 字形
'Const idNLCForm = 1247897454 '印刷標準字形
'Const idMonospacedHalfWidthForm = 1247897453 '等幅半角字形
'Const idThirdWidthForm = 1247897448 '等幅３分角字形
'Const idQuarterWidthForm = 1247897457 '等幅４分角字形
'Const idProportionalWidthForm = 1247897456 'プロポーショナル字形
'Const idFullWidthForm = 1247897446 '等幅全角字形
'/////////////////////////////////////////////////////////////////
Set MyInDesign = CreateObject("InDesign.Application.CS")
MyInDesign.FindPreferences = null '検索設定を消去
'下の行に ; で区切って追加すれば動きます。とりあえずサンプルで入れておきます。
CharaList = "唖;逢;芦;飴;溢;茨;鰯;淫;迂;嘘;厩;噂;餌"
DMX = Split(CharaList, ";") ' ; をデリミタとして配列に落とし込む。
For K = 0 To UBound(DMX) '配列の要素数分ループ
Set X = MyInDesign.Search(DMX(K), , , , , DMX(K))
For Each J In X
J.GlyphForm = idExpertForm 'エキスパート字形
Next
Next
Set X = Nothing
Set MyInDesign = Nothing
'/////////////////////////////////////////////////////////////////

ちなみに大手出版社の書籍の場合（すべてではありませんが）、
・常用漢字は新字
・常用外の漢字は、人名用漢字に存在する場合は、新字
・人名用漢字にもない場合は、正字（いわゆる康煕字典体）
という原則で直している場合が多いです。

ただ、2000年の表外漢字字体表や、2004年のJIS X 0213（補遺1）、
あるいは昨年の人名漢字の大量増加などの制度上の変更に加え、
2000年以前のままの出版社（編集者）側の感覚と、83 JISのままの印刷所の基準と、
そして最近のopentypeフォントの仕様のバラバラさ
（同じpro版でもAdobe1-4、1-5などで異なる。たとえば「囮」など）
等々もあり、さらにワークフローや各社の基準のゆれなどを加味すると、
どの字体を使用するかは、なかなか難しい問題ではあります。

ちなみにoniさんの挙げられた「芦」などは、
2000年の表外漢字字体表では斜め正字の「芦」が採用されましたが、
2004年のJIS X 0213（補遺1）では、
以前まで採用されていた斜め正字の「芦」ではなく普通の「芦」に戻っています。
これは実際の康煕字典でも現在と同じ横棒の「芦」（康煕字典では草冠は4画のもの）が
採用されているということが反映されているようです。
なので斜め正字の「芦」は一種の拡張旧字体（拡張新字体ならぬ）とも言えるわけです。

InDesign使用者側から言えば、普通の縦組み書籍を作るとき、
上記の「囮」の字などは、
・常用漢字は新字
・常用外の漢字は、人名用漢字に存在する場合は、新字
・人名用漢字にもない場合は、正字（いわゆる康煕字典体）
に照らして正字を使うべきですが、Adobe1-5にしか実装されていないので、
それ以外の書体を使用するなら、作字するしかないので困ります。
推理小説や犯罪モノなどを組む場合、ちょっと面倒ということになります。
じっさい辞書などはすべて正字ですしね。
まあ、「面倒」などといっている時点で私がダメなのですが（笑）。
SINGなども出てきてますしね。

つまらない話ですみませんでした。

弊社のTools+では一度に12件の、CID（GID）ベースによる異体字変換ができます。変換テーブルは任意の名前でセットとして登録でき、セットを選択し繰り返し使うことができます。

変換ルールかテーブルがあれば、文書、ストーリー単位で一気に変換する専用のPlug-inを作成することは比較的容易です。

流星さん、コスダタケシさん、ronさん、KOUJIさん、匿名さん、川村さん、貴重な意見ありがとうございました。特に流星さんにはScriptまで書いていただき、誠に感謝しております。
皆さんの意見を参考にして一番実用的な方法を見つけていきたいと思います。