フォントの太り解消は?
Illustratorでアウトライン化しましたが、文字が太って潰れたように見えるのを
解消する方法を教えてください。
(10Q 以下の文字・背景は白です)
私は写植出身なので、どうしてもアウトライン化の文字太りが
気になり、いろいろ実験して、上記『DTP迷宮伝説』さんのHPに
投稿させていただきました。
にゃすさん、TOMさんが投稿されている、『白ふち、幅0』はイラ
レ5.5までしか使えない技だったと思います。イラレ8.0以上だと
線幅0は線として認識してくれません(パレットで線幅0と入力す
ると自動的に『なし』になってしまう)。
あと、この技の問題点は(私の実験した限り)、プリンターと
セッターで見た目が違ってしまうのです。文字の級数も関係する
んですが、大きい文字はプリンターとセッターもそんなに違いは
ありませんが、小さい文字だとプリンターはきれいに出ても、
セッターで出すと逆に細くなってしまいました。
実験結果
(実験はプリンターフォントありのフォントをいろいろな条件で
プリンター&セッターから出力)
1.標準(何もしない)→当然、なにも起こらずキレイ。
2.アウトライン化→プ&セともに太る。文字サイズが大きいときにならない。
3.ラスタライズ→太りなし。キレイだがデータ容量が半端じゃなく重くなる。
4.アウトライン化(白ふち・線幅0)→文字サイズが小さいと18級以下ぐらいだとセッターから出したとき、細くなる(ウェイトを1つ下げた感じになる。新ゴR→新ゴM)。
4.フォントデータを含む→太りなし。キレイ。埋め込まれたアウトライン情報を展開するため、出力に時間が掛かる(気にならないほどだが)。
私の進める4.の方法ですが、EPS保存してQXに貼り込み出力するだけな
らなにも問題はありませんが、そのイラレEPSファイルで使用されてい
るフォント(TT、ATMフォント)を『搭載していない』Mac端末で開こう
とすると、フォントがない、というアラートが出ます。修正などは作っ
た端末で行うようにしてください。あとは、最終出力先が他社の場合は
その旨を伝え、イラレEPSファイルは開かないよう(開いて再保存する
とせっかく埋め込んだアウトライン情報が失われる)にしてください。
あっそうそう、アウトライン化出来ないフォントは埋め込めません
(モリサワOCFフォントなど)。埋め込もうとするとアラートが出ます
が、プリンターフォントがあれば出力できます。
http://www.venus.dti.ne.jp/~tomokazu/Mac/DTP/DTP6/index.html
名付けて「白フチ作戦」です。<(_ _)>