挫折感
なまじ、アナログでの絵画経験が深いとドローでの考え方にまごつくんでしょうね。
ペイントとドローのイメージは、「キャンバス」と「製図版」で考えると良いんじゃないですかね。
実際の水彩・油絵は勿論、ペイント系のアプリ、つまりPhotoShopやPainterは「キャンバス」に向かって「ブラシ」「エアブラシ」等を使って、直に書き込むというイメージですよね。
製図版で使うのは、T定規(直線ツール)やコンパス(楕円ツール)、或いは雲形定規(ペンツール)です。
実際の製図版と、Illustratorは若干違いますが、考え方として、「キャンバス」と「製図版」をイメージして貰えば、ペイントとドローの違いが理解できると思います。
ともかくIllustratorでの考え方は、「セグメントとそれによって囲まれた領域」つまり「線と面」です。
描きたいものを、セグメントで囲まなくてはなりません。
そしてその内部を、各種塗り(カラー、グラデーション、パターン、グラデーションメッシュ、透明度等など)に設定します。
ペイント系(水彩や油絵を含め)に慣れた人にとっては、まだるっこい感じがすると思いますよ。
でも、私は久しぶりにPhotoShopを使ったりすると、Illustratorとの違いに戸惑います。
若し、CGを職業に選択するのなら、ペイント系のイメージを「忘れない」で、ドローのイメージもつかんで下さい。