FAQ(7) 紙の耳について

紙の耳とは、製紙工程で紙匹の両端を断裁し取り除く部分の紙のことをいいますが、使用目的によって耳を残す場合もあります(JIS P 0001 番号5108)。

実際に「紙の耳を落とす」とか「紙に耳を付ける」や「耳付きの紙」などと使われますが、英語では、切り(刈り)取られた物の意味を持つ、trimmingsが「耳」の意で表現されます。

 

なお、紙匹とは、「しひつ」と読み、抄紙機上のもの、または巻き取ったもので長いままの紙をいいます(JIS P 0001 番号4008)。英語では、webで表します。

 

付記

また、「web」は、輪転機で使用される「巻取り紙」の意でも用いられます。

インターネット用語のWWWとは、「World Wide Web」の略語で、インターネット上で情報を公開したり利用したりするためのシステムのことですが、ここで使われているWeb(ウェブ)は、「クモの巣」の意で用いられ、World Wide=ワールドワイド (世界中)にクモの巣のように広がっている網状組織をいいます。


更新日時:(吉田印刷所)

公開日時:(吉田印刷所)