FAQ(28) 「パソコンの用紙には再生紙が使えない」と聞きましたが、本当でしょうか?

ご質問

「パソコンの用紙には再生紙が使えない」と聞きましたが、本当でしょうか。

(M.Fさん)

 

回答

ご質問の件についてプリンターメーカーであるエプソンに確認しました。その概要は次のとおりです。ご参考にしてください。

現在、事務用のppc(普通紙コピー機(plain paper copier))用紙は、ほとんどグリーン購入の対象でないと売れませんから、再生紙になっていると思います。これにはレーザーコピーも含みます。

おそらくご質問の件は、インクジェットプリントのことだとすると、インクジェットプリントの滲み(にじみ)の問題から使えないと思われているのではないでしょうか。

使用するインクが染料系インクの場合、インクジェット非対応の再生紙では滲みがでます。そのため対策として、滲み対応の写真再現まで考慮して企画したのが両面普通紙(100%再生紙)という商品や、最新の「ツヨインク」のようにインクジェット対応品として販売されています。従って、インクジェット対応品を使えば再生紙でも問題ありません。

なお、顔料系インクの場合は、普通紙対応を前提に設計されていますのでほぼ事務的な文書であれば問題なくプリント可能です。

このように事務機器の販売においてグリーン購入法への対応は、ほぼ必要かつ十分条件ですので再生紙が使えないということは原則ありえないというのが現状です。

参考ですが、インクジェット用の塗工紙のコーティングは熱に反応することからレーザープリントには使用出来ないことがあります。ご注意ください。これは再生紙とは無関係な現象です。

(2004年3月3日)

 

 


更新日時:(吉田印刷所)

公開日時:(吉田印刷所)