ご質問
障子紙の原料は、100% コウゾなど靭皮繊維だけというものはあるのでしょうか?
また、例えば、障子紙、襖、ハガキなどで和紙製品と書いてあるものがありますが、靭皮繊維に何パーセントかの割合で木材パルプ、化学合成繊維を混ぜ込むのでしょうか?。
(K.Tさん)
回答
あります。障子紙の原料には、繊維が太くて長く強靭な楮(こうぞ)が最も多く使用されます。しかし、100%ものとなると高価になります。
しかし、現在は楮を原料にした手漉き和紙は希少で、パルプとレーヨンを原料とした機械抄き紙が主流です。
次に例えば、障子紙、襖、ハガキなどで和紙製品で靭皮繊維に、何パーセントくらいの木材パルプや、化学合成繊維を混ぜ込むのでしょうか、についてですが、各メーカーよって、また和紙製品の種類、グレードによって混ぜ込む原料の種類や割合などは違いがあるものと考えられます。そのため混合割合がこれだと固定した決めつけはできません。そうことですので、はっきりした割合はいえません。一度、和紙製品を売っているところで、その製品について具体的に尋ねてみてください。
(2005年7月22日)