FAQ(32) 上質紙1パック(500枚)は実際に木材量に換算するとどのくらいになるのでしょうか?

ご質問

上質紙1パック(500枚)は実際に木材量に換算するとどのくらいになるのでしょうか」について、ぜひ御回答を賜りたくお願い申し上げます。

(K.Sさん)

 

回答

ご質問について回答いたします。 ただ、ご質問では上質紙1パック(500枚)の重さが分かりませんので、こちらで勝手に決め、次の2通り例で示します。

①寸法が四六判(788mm×1,091mm)で、坪量が64g/m2の場合、500枚の重さは27.5Kg。パルプの原単位を0.9としますと、必要なパルプ量は、24.75Kgとなります。

このパルプ量を仮に木材のみで賄うとすれば、また木材からパルプを得る収率を45%とすれば、計算により、必要な木材量はおよそ55Kgとなります。

 

②寸法がA4判(210mm×297mm)で、坪量が64g/m2の場合、500枚の重さは2.0Kg。この場合も同様に計算して、必要な木材量は約4Kgとなります。

必要なら、ご希望の紙の坪量、寸法および数量で、本例にならって自ら計算してみてください。

なお、古紙(紙)1トンは、立木何本分?とよく質問がありますが、日本製紙連合会は、「製紙産業は、製材に使えるような木材を、丸太ごと紙の原料にしているわけではありません。ですから、紙の量を立木の本数で表すことは行いません」との回答をしておりますので、その意をご理解ください。

(2005年4月17日)

 


更新日時:(吉田印刷所)

公開日時:(吉田印刷所)