脳卒中で右半身まひの中嶋隆吉さん「障害乗り越えHP開設」 左手専用のキーボード操作 紙の話題を情報発信

山陰中央新報社 発刊

山陰中央新報「とっとり あなたの町の身近な情報」

「よなごタウンスポット 夜見町」に掲載(2003年7月24日)

(下記に転載します)

 

脳卒中で右半身まひの中嶋隆吉さん「障害乗り越えHP開設」

左手専用のキーボード操作 紙の話題を情報発信

 

障害乗り越えホームページで情報発信-。夜見町の中嶋隆吉さん(64)は右半身まひの障害を抱えながら、仕事で37年間携わってきた紙に関するホームページ「紙への道」を開設した。大手印刷会社の研修に使われたり、和紙について調べていたチリ大使館からメールが届くなど、多方面に反響が広がっている。

 

中嶋さんは2001年 1月末、東京の製紙会社に勤務中、脳卒中で倒れた。「退職したら紙に関するホームページを作ろう」という思いを胸に、準備を始めた直後だった。

幸い命は取り留めたものの、右半身にまひが残った。利き腕の自由が利かず、左手だけではキーボードを満足に操作できないために、一時はその夢をあきらめることも考えたという。その後、左手だけで操作できる「ソフトキーボード」を知り、同年7月、念願の開設にこぎ着けた。

ページには、中嶋さんが仕事で携わってきた洋紙の話題を中心に、数年前から興味を持ち始めた和紙に関する情報も掲載。「紙のできるまで」や「和紙の歴史」など、興味深い内容が解説してある。

 

中嶋さんは「ホームページを開設したことで、新たな交流が広がりうれしい。今後も愛着ある紙について、学び続け、内容を毎月更新し続けたい」と意欲を見せている。

アドレスは http://homepage2.nifty.com/t-nakajima/

 

(カラー写真 紙に関するホームページを開設した中嶋さん)…省略

 

[注] ここで関連記事として、箆津由美(のつ ゆみ)さんのホームページ http://www1.megaegg.ne.jp/~wakaru/index.htmlをご覧下さい。

その中の題名「ソフトキーボードを実際使用されている中嶋さん」で紹介されています。

(2003年6月22日付け)


更新日時:(吉田印刷所)

公開日時:(吉田印刷所)