グラデの境目がくっきり出てしまう。
作業環境はMacOS9.2、Illustrator 8、Photoshop 6.0です。
IllustratorでB2のファイルをつくり、上から下にかけて
C70 M0 Y100 K0
↓↓↓↓
C0 M0 Y40 K0
のグラデーションを施しました。
それをPhotoshopにコピペして eps 保存(ペースト形式「ピクセル」で)、その画像を Illustrator ファイルに配置しました。
グラデ部分を画像にしたのは、Illustrator でも Photoshop でも、同じようにして作った画像は同じものになるだろうと考えたからです。
その後、CTP で版出しして印刷したところ、グラデーションの境目がくっきり出てしまい、明らかな段々になってしまいました。
原因追及のため、その画像データを開き、カーソルをグラデ部分になぞらせてみましたが、CMYKの色情報はスムーズに変化しているようです。
同じような経験をされた方はありませんか?
また、その時の原因はどうでしたか?
もしかして製版をおこなう際の RIP が原因か?とも考えていますが、その他に考えられる原因をすべて検証してから、RIP の検証に移りたいと考えてもいます。
よろしくお願いします。
グラデーションはビットマップ画像にしたほうがバンディングが出にくいとされています。特に、Photoshopでノイズフィルタを適用するなどして濃度変化の境界を乱すことで、バンディングのリスクはかなり減ります。(グラデーションの品質より)
グラデーションの品質
http://www.informe.co.jp/useful/dtp/dtp19.html
分かりやすい例でいえば、空の写真をPhotoshopで調べてみると
かなりランダムにノイズが入っていることが確認できると思います。
同じ写真から、グラデーションのCMYK値を調べ、イラストレータで再現します。何かの機会に色校正を出してみるとよくわかると思います。
ありがとうございます。
「 グラデーションの品質」は大変ためになりました。
たとえばこんな空の画像も、おそらくは fairdotやFMスクリーンで版出ししたと考えられますね。何気ない写真のようですが、デザイナー・印刷会社双方がかなり高いレベルの技術を使っているんですね。
http://www.seshop.com/image/product/200605/880607_L.jpg