グラデの境目がくっきり出てしまう。

お尋ねします。

作業環境はMacOS9.2、Illustrator 8、Photoshop 6.0です。

IllustratorでB2のファイルをつくり、上から下にかけて
C70 M0 Y100 K0
   ↓↓↓↓
C0 M0 Y40 K0
グラデーションを施しました。
それをPhotoshopにコピペして eps 保存(ペースト形式「ピクセル」で)、その画像を Illustrator ファイルに配置しました。

グラデ部分を画像にしたのは、Illustrator でも Photoshop でも、同じようにして作った画像は同じものになるだろうと考えたからです。

その後、CTP で版出しして印刷したところ、グラデーションの境目がくっきり出てしまい、明らかな段々になってしまいました。
原因追及のため、その画像データを開き、カーソルをグラデ部分になぞらせてみましたが、CMYKの色情報はスムーズに変化しているようです。

同じような経験をされた方はありませんか?
また、その時の原因はどうでしたか?

もしかして製版をおこなう際の RIP が原因か?とも考えていますが、その他に考えられる原因をすべて検証してから、RIP の検証に移りたいと考えてもいます。

よろしくお願いします。
 
» 001
バンディング
256階調
» 002
ありがとうございます。
このキーワードをもとにいろいろ調べました。
完全に納得できていないのですが、
グラデーションのかかえる問題は理解できました。

現在は、B2くらいの大きなサイズで、どうやったらグラデがきれいに出力できるかを考えています。
なかなか難しいですね……
» 003
階調の差の少ないグラデーション、距離の長いグラデーションの場合、RIPでのスクリーニングが網点である場合、出力機の解像度線数などの関係から縞模様が見えてしまう現象が発生するケースがあるようです。
当方での経験でスクリーニングを網点からFMスクリーニングに変更してかなり解消された経緯があります。
» 004
Photoshop上ですこしノイズをかけてやればいいと思います。無アミのなめらかさは少し損なわれますがバンディングは軽減します。0%のチャンネルにはかけないように。
» 005
グラデーションはビットマップ画像にしたほうがバンディングが出にくいとされています。特に、Photoshopでノイズフィルタを適用するなどして濃度変化の境界を乱すことで、バンディングのリスクはかなり減ります。(グラデーションの品質より)

グラデーションの品質
http://www.informe.co.jp/useful/dtp/dtp19.html

分かりやすい例でいえば、空の写真をPhotoshopで調べてみると
かなりランダムにノイズが入っていることが確認できると思います。
同じ写真から、グラデーションCMYK値を調べ、イラストレータで再現します。何かの機会に色校正を出してみるとよくわかると思います。
» 006
RIPのアミ点形状にもよります。
古いRIP(旧タイプのSCREEN社のアミ点)だと結構段差が出たりします。
fairdotやFMスクリーンを使うといった手もあります。
» 007
ありがとうございます。
グラデーションの品質」は大変ためになりました。

たとえばこんな空の画像も、おそらくは fairdotやFMスクリーンで版出ししたと考えられますね。何気ない写真のようですが、デザイナー・印刷会社双方がかなり高いレベルの技術を使っているんですね。
http://www.seshop.com/image/product/200605/880607_L.jpg
 

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