データコピーで壊れたイラレファイル

当方は印刷会社なので、印刷用データを作成して、隣の製版部門にまわしています。
データ作成する部門と、製版部門の環境がちがうのですが、AppleTalk でつながれた Terastation でデータ転送して互いに連携しています。

デザイン部門(データ作成)の作業環境は、

■MacOS 9.2
Illustrator 8.0.1

製版部門の作業環境は、

■PowerMacG5
■MacOSX 10.4
■CS3
■RAID対応NAS Terastation

となります。

さて本題ですが、リンク画像が5点あるIllustratorデータを作りました。
保存形式は「Illustrator」で、Illustratorデータだけで50MBあります。
5点の画像もひとつのフォルダにまとめて、製版部門のTerastationにコピーしました。

次に、製版部門でそのIllustratorデータを見たところ、1.2MBに減っていました。
アイコンはイラレのものなのですが、「情報を見る」では「テキストファイル」の表示になっていました。
Illustratorデータを開くと、見た目は正常にリンク画像が貼りついています。
RIPにかけるために、「.ai」を「.eps」に手で入力して変更したそうです。
(保存しなおしたわけではない、これまではこの方法で問題がなかった、ということです)
そしてRIPにかけると、すべての画像が欠落していることに気づきました。

もう一度デザイン部門からコピーし直すと、Illustratorデータは正常に 50MB ありました。

データコピーの際に壊れた……という理由では上層部が納得しないので、ずっと原因究明をしているのですが、リソースフォークが壊れた?くらいの理由しか分からないためお聞きしました。

問題を整理すると、

・問題のIllustratorデータを開くと、見た目は正しいが、実際は画像リンクが外れている
・なぜ50MB→1.2MBに減ったのか?
・情報を見ると「テキストファイル」の表示に
・「.ai」から「.eps」へ手入力で変更してRIPをかけた

等が挙げられると思います。

同様の経験をされた方、知識のある方にお聞きしたいです。
ぜひアドバイス等をお願いいたします。
 
» 001
>>(保存しなおしたわけではない、これまではこの方法で問題がなかった、ということです)

これはちょっと信じられない。
拡張子が付いていないEPSファイルに「.eps」を付けたことはありますが。
あと、イラレファイルとリンクファイルを同階層に置いていましたか?
» 002
たぶん1.2MBがAI形式で保存したデータ
50MBがEPS形式で保存したデータで
コピーするデータを間違えたんだと思いますよ。
AI8形式のデータがRIP通るとも思えないし、普段からEPSのデータを渡してるんでしょうね。そうすると画像を添付する必要もないので作業フローの見直しをしたほうがいいですよ。
» 003
>もう一度デザイン部門からコピーし直すと、Illustratorデータは正常に 50MB ありました。

とありますが、取り合えず正常にコピーできて原因不明ながらも問題なくデータのやり取りは出来たのでしょうか?

また、問題の状態を再現しようと思えば可能なのでしょうか?
原因究明は同じ状態を再現することから始まるでしょう。

>・「.ai」から「.eps」へ手入力で変更してRIPをかけた

「.ai」はもともとデータ形式上はtext扱いです。強引に「.eps」に拡張子を変更したとしても、データの中身が変わらなければ「.eps」とは扱われません。仮に今まで問題なかったとなれば、aiではなく元からepsだったかも知れません。いずれにしてもそう言った使い方は見た事ありません。

何処に原因があるのかを切り分ける意味でも、NASを使わず標準のファイル共有でデータを渡した場合にも同じ様な現象を再現できるか試されてみてはいかがでしょうか?
» 004
あなたの会社の製版部門、大丈夫?
» 005
製版部門よりデータ作成部門がおかしいような。
データ作成時に『epsデータ』に『.ai』と拡張子を付けてるんですよね?
製版部門ではそれを正してるのでは?
» 006
あ、失礼勘違いしてたかな

いつも
>・「.ai」から「.eps」へ手入力で変更してRIPをかけた
という作業をしてるとは限らないか。
» 007
最近、「一般的ではないかも知れない使い方」や「初歩的と思われる指摘」などされた場合、【放置状態】になってしまう場合が多く見られます。この書き込みなど、これらを切っ掛けに仕事の効率や技術的なスキルアップがあれば、それはそれで自分や強いて言えば会社にとって有効な情報になる場合もありますから、スレ主様には、是非【放置】にだけはならないよう、結果の報告をしていただき問題解決できるよう期待致します。
» 008
レスありがとうございます。

>[今山]さん
>イラレファイルとリンクファイルを同階層に置いていましたか?

はい、置いていました。

>(保存しなおしたわけではない、これまではこの方法で問題がなかった、
>ということです)
>これはちょっと信じられない。
>拡張子が付いていないEPSファイルに「.eps」を付けたことはありますが。

あらためて今、製版担当者に再確認してきました。
「.eps」を手打ちしたのは、“前後の流れから類推して、このファイルに限っては eps 形式だろう”と判断したからだそうです。
それはそれで問題かもしれませんが……

また、手打ちepsでも問題がなかった……という行為についても、“このファイルに限っては eps 形式だろう”と判断したときにだけ、おこなっていたようです。
つまり、通常は eps 形式にかならず変えていたようです。

不勉強のため、あいまいなことを書いて申し訳ありません。

>[タマ]さん
>たぶん1.2MBがAI形式で保存したデータ
>50MBがEPS形式で保存したデータで
>コピーするデータを間違えたんだと思いますよ。
>AI8形式のデータがRIP通るとも思えないし、普段からEPSのデータを渡してる
>んでしょうね。

その通りでした。
いま確認したところ、AI形式=1.2MB、EPS形式=50MBとなっていました。
再送するときに、製版部門からEPS形式にするよう言われたそうです。

恥ずかしながらRIPeps形式しか通らないことも初めて理解しました。
ありがとうございます。

>[匿名係長]さん
>取りあえず正常にコピーできて原因不明ながらも問題なく
>データのやり取りは出来たのでしょうか?
>また、問題の状態を再現しようと思えば可能なのでしょうか?

データのやりとりは出来ました。
現在はコピーしてもうまくいくため、再現はできないようです。
 
» 009
残る問題についても、自分なりに今回の一件について検証および推測したことを書きます。

・【情報を見ると「テキストファイル」の表示に】【「.ai」から「.eps」へ手入力で変更してRIPをかけた】について

OS9上からTerastationへ、ai形式ファイルをコピーすると、種類は「テキストファイル」になる。
そのファイルネームに無理矢理「.eps」を付けると、種類は「EPSファイル」になるが、実際はai形式のまま。(←以下、偽装EPSファイルと呼びます)

・【問題のIllustratorデータを開くと、見た目は正しいが、実際は画像リンクが外れている】について

デフォルト状態で、ai形式では「配置した画像を含む」にチェックがされていない、eps形式ではチェックされているということを前提に……

面付けソフトのFACILISへこの偽装EPSファイルを貼り付けると(製版担当者が帰ったため、実際に貼り付けることができるかどうかは分かりませんが……)、画像がリンクされていないため、RIPをかける段階で画像が抜け落ちたように見える。

・【なぜ50MB→1.2MBに減ったのか?】について

ai形式eps形式に再保存したことから、容量が変わったため

現在のところ、以上のように推測しています。
 
» 010
すみません、正確な表現に修正します。

(旧)つまり、通常は eps 形式にかならず変えていたようです。

(新)つまり通常は、ai形式ファイルならば、かならずeps形式で再保存していたようです。
  
» 011
NAS経由にせずCD-R等に焼いたり、メール添付などで製版部門へ渡してみましょう。NAS経由と同じ結果ならデータ自体が原因、デザイン部門、製版部門とも同じ状態で開けるのならNASが原因でしょう。

製版部門がEPS形式を欲しているのですから、デザイン部門から渡すデータも当然EPS形式で保存しましょう。なぜあえてAI形式で渡すのか理解に苦しみます。少なくとも私の周りでは印刷会社の入稿規定に従ってデータを作るのは当たり前のことです。
» 012
いろいろ書きたいことがありますが、
まず、同じ社内なのに何故に環境が揃っていないのか?
レスだけ見ればデザイン部門、製版部門、全く技術的情報交換が無いように見えます。
同じ会社でしたら最終目的は印刷物で同じでしょう。(デザインでしたらwebなどもあるかもしれませんが)でしたら最終的にどういった工程を経て印刷物になるか、基本的な仕組みは理解すべきです。その方が結果的にお互いの効率が上がり、ミスなども減ると思います。
また最初からaiなど使わずにepsで保存する習慣をつけてはどうでしょうか?そうすれば製版に余計な負担をかけずに済みます。

リンク切れに関しては、illustratorは絶対パスでリンクを張っています。
従って、同一フォルダ内にあってもフォルダの場所が変わればリンク切れを起こします。
通常、illustratorファイルを開いただけで何も変更しなければ、そのまま閉じることができますが、フォルダ毎移動した場合は、開いた際にリンクが更新され、依って開いただけでも閉じる際に保存するか聞かれます。
しかし、illustrator epsファイルに配置画像を含めて保存している場合は、特にリンク切れを直さなくても、そのままファシリスに取り込んでも正常に出力されるはずですが。
出力した際に画像が抜けているということは、illustrator epsファイルに画像を含めた保存を指定ない可能性が高いといえます。
» 013
社内で行き違いがあっただけの話でしょう。
結論から言えば、「データーコピーでイラストレーターファイルが壊れた訳ではない」です。
» 014
.ai形式が通るRIPもありますよ。Prinergyとか。
推測するに、
1.拡張子.aiを強引に.epsに変えた。
2.拡張子は.epsになっているが、RIPはヘッダから
 ai形式だと判断した。
3.画像は埋め込まれていなかったので出力されなかった。
4.epsを再送したときに画像を埋め込んだ。
5.正常に出力できた。
» 015
Illustrator 8.0.1で.ai形式
普通にRIP通してCTP焼いてますが・・・???
う~む。。。
» 016
データ内容の確認を怠った製版担当者のミスだと思います。
データを次部署に渡す時の社内ルールを決めた方が良いのではないですか?
» 017
自分のコメントに紛らわしい所があったので訂正します。

>AI8形式のデータがRIP通るとも思えないし、
の所ですが、製版部門がCS3でイラストレーター8を持っていないということから、別のソフトに配置して出力しているんだろうと想像してのコメントでした。
もちろん、RIPは「EPSファイル」しか処理できないではなく、PS(EPS含む)、PDFTIFFなど出力できます。
ですので「面付けなどするために他ソフトに配置するのにAI8形式ではだめなので」と訂正させてください。
» 018
みなさん、レスありがとうございました。

[謎]さんが仰るとおりだと思い、先ほどFACILISで実験してみました。
拡張子.aiを強引に.epsに変えた」問題のファイルを面付けしたのですが、驚いたことに、epsファイルと認識されたようでした。
製版担当者がいない時間だったため、RIPを通してないのですが(よく分からなかったもので……)、psを書き出した時点で、画像がすべて外れてしまいました。
これは “ai形式では「配置した画像を含む」にチェックがされていない”から当然のふるまいだと思います。

案の定、psをDistillerにかけると、できたpdfは画像がすべて外れてしまいました。

とうぜんRIPDistillerは違うものでしょうが、今回の真相はわかったような気がします。
[250cc]さんの仰るとおり、データを次部署に渡す時の社内ルールを再考して、改善いたします。
ありがとうございます。

拡張子が付加されていなくても、自動的に.aiか.eps等を判断して付加するプログラム(OSX対応)があればよいのに……と思いますね。
 

このページをシェア