pdfでオーバープリント

お尋ねします。

Mac OSX 10.4, Illustrator CS2, Distiller 7.0で作業しています。

配置したCMYK写真の上に、色アミベタの図形(オーバープリントにチェック)をのせています。
実は制作の初期段階で、「だいたいこんなイメージになりますよ」とクライアントに仕上がりを確認してもらわねばなりません。
事情があり、その際にはpdfを使う必要があるのです。

でも出来あがったpdfオーバープリントになりません。
(当然ですか?)

皆さんはこのようなケースでは、どのようにしてクライアントに仕上がりを確認してもらっていますか?
ぜひ教えてください。
» 001
データが「のせ」で出来ている前提で、Acrobat上で、

Acrobat 7の場合、「アドバンスト」→「オーバープリントプレビュー」にチェック。
Acrobat 8の場合、「アドバンスト」→「印刷工程」→「オーバープリントプレビュー」にチェック。
» 002
7以上であればReaderでもオーバープリント表示は
可能(但し、メニューにはなく、環境設定をいじる)。

見るほうの所有するAcrobatReaderオーバープリント表示
に対応していない場合、
オーバープリントでなく、「乗算」で作成しPDF1.3で
保存(透明は分割される)すれば良いと思います。
» 003
Illustrator CS2, Distiller 7.0で作業しています。

どういった手順でしょうか?
EPSからDistillerでなく、プリントからPSファイルを作成で、その際にプリントダイアログの詳細設定のオーバープリントおよび透明の分割統合オプションでオーバープリントをシュミレートにすればよいと思います。
» 004
みなさん、レスありがとうございます。

確かにこれまでは「EPSからDistiller」をつくっていました。

それで「プリントからPSファイルを作成」を試してみました。
オーバープリントの部分はきちんと出来ているようです。
ありがとうございました。

でもサイズが違っているのです。
A3になるようにしたつもりが、279×250くらいの微妙な仕上がりになるのです。
何度やっても同じなので困っています。
(データを確認すると、A3サイズのボックスでマスクをかけています)

原因は、どんなものが考えられますでしょうか?
» 005
用紙設定の問題だとおもいます。
アートボード外のオブジェクトが欠けていませんか?
簡単なのはアートボードと用紙サイズを一致させる事だと思います。
セットアップのトリミングでも3つの選択ができます。
左下の用紙設定ボタンを押したときプリントダイアログのサイズがそちらの方に変更されたりするので、注意して下さい。
» 006
もしかしたらトンボがお邪魔?
» 007
イラレ上でオーバープリントではなく乗算にしたらどうですか?透明ウインドウで乗算にすればオーバープリントと同じ効果が得られますよ!

印刷会社的には色ノセはタブーですよ!!
» 008
お返事遅れました。

>簡単なのはアートボードと用紙サイズを一致させる事だと思います。

本当ですね!
なぜだかよく分かりませんが、何度やってもダメだったのに、きれいに出来ました!

>透明ウインドウで乗算にすればオーバープリントと同じ効果が得られますよ!

確かにそうですね。
やってみます。

印刷会社的には色ノセはタブーですよ!!

知りませんでした…。
イラレで乗算しない人は、入稿時にしっかり指示しているのでしょうか?
そういえば、RIPで自動的にオーバープリントを解除してしまうこともあると聞いたことがありました。
気をつけます。

ありがとうございました。
» 009
>>透明ウインドウで乗算にすればオーバープリントと同じ効果が得られますよ!

>確かにそうですね。
>やってみます。

そんなの十日も前にオレが言ってるじゃん。
別にいいけどさ。
» 010
オーバープリントと、乗算は似てるけど別物。
同じだと思ってると痛い目にあうよ。
» 011
>オーバープリントと、乗算は似てるけど別物。同じだと思ってると痛い目にあうよ。
[Jos]さん、「同じだと思ってると遭う痛い目」が、例えばどんな時だかご教授いただけるとうれしいです。後学のために(というか転ばぬ先の杖として)、是非。

>印刷会社的には色ノセはタブーですよ!!
印刷会社的に常識だとは、スレ主さん同様、私も知りませんでした。特色がらみだとノセを使わないと思い通りの作業なんてできないし……う~む。
» 012
>[Jos]さん、「同じだと思ってると遭う痛い目」が、例えばどんな時だかご教授いただけるとうれしいです。後学のために(というか転ばぬ先の杖として)、是非。

彼(or 彼女)はおそらくオーバープリントモードのことを
言っているものと思われます。
これはTF出力の手引きやPitStopマニュアル(ダウンロード可。一読を勧めます)に詳しいです。
» 013
[匿名その100]さん、ありがとうございます。[Jos]さんが /OPM 0 と /OPM 1 のことを言いたいのなら納得です。もっとも、この辺は制作側と出力側の意思疎通さえしっかりしていれば、出力時に回避できる内容でもありますよね。
デジタルの場合、アナログ以上に意思疎通が重要なハズなのに、実際にはそれが逆に疎遠になっているのが、この業界の一番の問題なんでしょうね。
» 014
オーバープリントと乗算の違いを書いてみた。
最近オーバープリントでちょっとトラブル(行き違い)があったので。

[2083][Illustrator]オーバープリントと透明効果の乗算の違いについて
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20080318/185000.html

本当は出来上がったPDFをリンクする予定だったけど忘れた。明日する予定。
» 015
印刷会社的には色ノセはタブーですよ!!

特色を含むデータを扱う事が多い会社には一概には当てはまらないのでは?

むやみと透明を含めたデータより、のせの設定を明記してきちんとオーバープリント処理されたデータ(ブラックオーバープリントも含めて)のほうが扱いやすいと思います。透明は出力の際色々気を使います。
» 016
一般のプリンタが、オーバープリントを無視するため、オーバープリントを有効にして出力すると、とんでもないことになるケースがままある。
(ついこないだも、大手印刷会社で使っていたデータだからと安心していたら、色のオーバープリントがぼろぼろ)
プリンタ出力と、実際の出力を合わせるために、100%以外のオーバープリントを無視するのは、多くの印刷所で行なっていること。
だから、何も言わずに色のオーバープリントを使うと、意図しない結果になる。
故意に色のオーバープリントを使うときは、きちんと伝えれば、それ用の設定で出力するだけ。ただ、データはちゃんと作っておかないと駄目ですよ。
» 017
返事が遅くなって申し訳ありません。

笹川%DTPオペさんの内容でOKです。

オーバープリントは、版という概念のなかでの機能です。
あと注意点としては、デバイス依存要素なのでプロファイル変換などを行うときには設定は無視されます。(デバイスが変わると意味がなくなる)
» 018
この板、というかこのトピ、「製版での“のせ”」と「オーバープリント」と「乗算」の違いを分かっていない人が多すぎ。
仕事しててトラブルとか起きていないのかなぁ?
» 019
> 「製版での“のせ”」と「オーバープリント」と「乗算」の違い

「製版でののせ」と「オーバープリント」の違いがわからないです。

「製版でののせ」ってRIPオーバープリントにするってこと?(自動スミノセ/自動スミオーバープリントみたいな)
» 020
019[笹川%DTPオペ]さんに同感です。もしかすると、[bird]さんの言いたいところは、フィルム製版時代の「のせ」話なのかもしれませんが、あるいはそれさえ的外れなのか?

>違いを分かっていない人が多すぎ。
って言われると、ごめんなさいと謝るしかありません。PS仕様のいくつかは経験から少し理解できたとしても、0.05%問題なんて言われると私のレベルでは時に訳がわからなくなる……。[bird]さんの書き込みからすると、余程お詳しいことと思います。
フィルムで手製版をしていた時代は「のせ」は「のせ」以外の何ものでもなかったのですし、米国の印刷所でも「オーバープリント」と呼んでました。ですが、PostScriptが出てきて「PS仕様のオーバープリント」なるものの出現し、「のせ」も「オーバープリント」も収拾がつかなくなった感があります。ついつい「のせ」と言ってしまって厳密な言葉の使い分けをしなかったのが混乱の一因ではあると思いますが、なにせ、PCソフトのメニューには「のせ」なんてのはないですしね。[bird]さん、ぜひ、019[笹川%DTPオペ]さんの質問、お教えください。できれば、知識レベルが低くてもある程度わかるように。
» 021
製版のノセ
ケヌキあわせ⇔ノセ
焼きで合成するときにヌキマスクを使わないで焼くこと。
乗算と意味は近い。
もともとフォトショップの写真合成の機能なので製版と近いのは当然かもです。
» 022
>0.05%問題なんて

それなんてTrueFlow? とか書けばいいんでしょうか。(^^;;

PostScriptが出てきて「PS仕様のオーバープリント」なるもの

ああ、先日書いたエントリーは、まさしくPostScript仕様ののせの話でしたね。まぁDTPなんだからそれでいいんだけど、ちょびっと文章を直しておきます。

ちなみに僕は会社に入って、いきなりCTPだったので写真製版とかわかんないです。(Illustratorも8からですよ~)
» 023
たとえばC50%のオブジェクトの上にC20%+M30%をオーバープリントで重ねても変化はないが
昔から製版でやっていたいわゆる「のせ」だと
重なり部分はC70%+M30%になるよね。
ということで「オーバープリント」と「のせ」はまったく別物だと認識しているけど。
» 024
CEPSDTPアプリのデータを処理したとき、同色のオーバープリントも加算されたことがありました。

手でやるときは、モアレの心配もあるので、どうして欲しいのかを考えた上で、マスクを切ったはず。単純にはいきません。
» 025
>昔から製版でやっていたいわゆる「のせ」だと重なり部分はC70%+M30%になるよね。
認識的には正しいのですが、024[匿名]さんの書き込みのように、そう単純にはいきません。網角度が全く同じならC50になりかねないし、でなくても間違いなくモアレが発生します。ですので、15度ほど角度をずらしたり、場合によってはマスクを切ってC70を作っていたハズです。認識的には、[Jos]さんや023[ ]さんの書き込み通り「製版ののせ」は限りなく「乗算」に近いとは思いますが。

私は製版作業をする側ではありませんが、手製版の時代も「のせ」指定には用心したし、現場では更に気を遣っていました。PCを使うようになってから、その意思疎通がほとんどなくなったことがPS環境の「オーバープリント」事故の最大原因なんじゃないかと思います。

違いのわかる[bird]さんは「仕事しててトラブルとか起きていないのかなぁ?」と書かれていますが、[bird]さんがいくら分かっていても、通常は相手があること。そこでトラブルが生じる可能性はきっとあると思います。なんといっても、RIP側に「自動スミノセ」等の回避機能がある限り、どれほど正確なデータを作っても、最後にひっくり返る可能性は否定できません。やはり、手製版時代同様、作り手とそれを受ける側とのコミュニケーション以外、事故を防ぐ手だてはないんじゃないかと思ってしまんですがね。

ちなみに、私は一度だけ「自動スミノセ」されて泣かされました。ベタ帯に20%の文字を置いてあったんですが、ご丁寧にも本機で出てきた校正紙には黒い帯だけがあちこちにありました。ベタ帯に20%文字を「のせ」てくれたようです。作っているのはモノクロ印刷だったんですがね。カンプは何のために付けていたのか……。
» 026
>ベタ帯に20%文字を「のせ」てくれたようです。

普通じゃ考えられないけど。

完全に「自動スミノセ」機能とは無関係です。

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