湿板写真について
投稿日時:
[1894]湿板写真について 投稿者:イントニオ・アニキ 投稿日:2003-09-03 17:20:00
お疲れさまです。
この度、当社に湿板写真と思われる物体(1860~70年代の硝子の写真と言われました)の分解作業の依頼がありまして…、サンプル等の取り寄せが出来ない状況で、分解から補正までの見積もりを出さないとならないらしく、作業時間を計算したいのですが、当社のスキャナーで作業が出来るかどうかも解りませんし、困っています。
スキャナーは富士のラノビアを使用しています。
もしどなたか経験のある方がいらっしゃれば詳しく教えて頂きたいのです。
宜しくお願いします。
この度、当社に湿板写真と思われる物体(1860~70年代の硝子の写真と言われました)の分解作業の依頼がありまして…、サンプル等の取り寄せが出来ない状況で、分解から補正までの見積もりを出さないとならないらしく、作業時間を計算したいのですが、当社のスキャナーで作業が出来るかどうかも解りませんし、困っています。
スキャナーは富士のラノビアを使用しています。
もしどなたか経験のある方がいらっしゃれば詳しく教えて頂きたいのです。
宜しくお願いします。
» 1895
» 1897
熊蔵さま、アドバイスありがとうございます。
自分でも色々なサイトを覗いてみたのですが、現物に接した人はみつかりませんでした。
今回の見積もり依頼の原稿のサイズはA4より少し小さいサイズらしいですが、硝子の厚みに問題があるかもしれません。
ラノビアで透過原稿を分解するには透過光が原稿の8mm上を通りますので、
硝子の厚みがそれ以上の場合はお手上げでして…。
>再現性をどこまで求めるかにもよりますが、可能なら一度密着プリントを作成し、
それをスキャンした方が安全かもしれません。
この方法が可能ならよいのですが、原稿が文化財クラスの物らしく、
サンプルとしての持ち出しは許可が出ないそうで、確かめようがありません。
珍しい仕事ですし是非やってみたいのでもう少し勉強してみます。
ありがとうございました。
» 1901
» 1905
» 1906
» 1907
» 1909
お疲れ様です。
ひろ次長様、sx70films様、アドバイスありがとうございます。
実は一昨日にお二人が示されたサイトには辿り着いていたのですが…、
東京国立博物館には現物は残っているそうですが、その現物に関して詳しい担当者が不在だそうで、問い合わせは来週にでもお願いしますと言われました。
電話の対応が信じられないほどいい加減だなぁと思いましたが、来週確認してみます。(9/6土曜日には資料を提出して見積もりを作成させたいのですが…)
写真美術館の方は写真の歴史の年表などを参考にさせてもらって勉強になりました。
今回の作業依頼は直接私の部署に来た訳じゃありませんし、見積もりを出すにしても原稿の正体がハッキリ分からないのです。
話を最初に持ってきた営業にも問い合わせをして貰ってますが、返答が無くて、
ガッカリしてます。(やる気あんのかっ!って感じです。)
しかし、今回は良い勉強をさせてもらいました。
アドバイスをくださった皆様にはホントに感謝しております。
またなにかありましたら宜しくお願いします。
ありがとうございました。
[1895]Re: 湿板写真について 投稿者:熊蔵 投稿日:2003-09-03 18:29:00
1860年代ですと、湿版の広まった頃の物でしょうか。
私自身も湿版写真の原版は現物は見たことがないですが、硝子の写真と言うこと
ですので、おそらく原版はネガ状態だと察します。
理由としては湿版の場合、通常はガラス製のネガ原版から印画紙に密着プリントを
行うからです。その場合、サイズが問題になると思いますが、ラノビアの場合、
確かA3(ワイド)までの透過原稿のスキャンが出来たと思いますのでサイズさえ
合うのならなんとかなると思います。
確か名刺サイズから4ツ切り位まで様々なサイズがあったと記憶していますが。
ただ、ガラスのため、その厚みの誤差をスキャナーが補正できるかが鍵でしょう。
乳剤面を傷つけないようにしないとならないですし。
再現性をどこまで求めるかにもよりますが、可能なら一度密着プリントを作成し、
それをスキャンした方が安全かもしれません。
私自身も湿版写真の原版は現物は見たことがないですが、硝子の写真と言うこと
ですので、おそらく原版はネガ状態だと察します。
理由としては湿版の場合、通常はガラス製のネガ原版から印画紙に密着プリントを
行うからです。その場合、サイズが問題になると思いますが、ラノビアの場合、
確かA3(ワイド)までの透過原稿のスキャンが出来たと思いますのでサイズさえ
合うのならなんとかなると思います。
確か名刺サイズから4ツ切り位まで様々なサイズがあったと記憶していますが。
ただ、ガラスのため、その厚みの誤差をスキャナーが補正できるかが鍵でしょう。
乳剤面を傷つけないようにしないとならないですし。
再現性をどこまで求めるかにもよりますが、可能なら一度密着プリントを作成し、
それをスキャンした方が安全かもしれません。
[1897]Re^2: 湿板写真について 投稿者:イントニオ・アニキ 投稿日:2003-09-03 23:56:00
熊蔵さま、アドバイスありがとうございます。
自分でも色々なサイトを覗いてみたのですが、現物に接した人はみつかりませんでした。
今回の見積もり依頼の原稿のサイズはA4より少し小さいサイズらしいですが、硝子の厚みに問題があるかもしれません。
ラノビアで透過原稿を分解するには透過光が原稿の8mm上を通りますので、
硝子の厚みがそれ以上の場合はお手上げでして…。
>再現性をどこまで求めるかにもよりますが、可能なら一度密着プリントを作成し、
それをスキャンした方が安全かもしれません。
この方法が可能ならよいのですが、原稿が文化財クラスの物らしく、
サンプルとしての持ち出しは許可が出ないそうで、確かめようがありません。
珍しい仕事ですし是非やってみたいのでもう少し勉強してみます。
ありがとうございました。
[1901]Re^3: 湿板写真について 投稿者:熊蔵 投稿日:2003-09-04 10:40:00
> ラノビアで透過原稿を分解するには透過光が原稿の8mm上を通りますので、
> 硝子の厚みがそれ以上の場合はお手上げでして…。
多分、8mmはないと思いますよ。ガラス乾版から推測すると2~3mm位じゃないでしょうか。
> この方法が可能ならよいのですが、原稿が文化財クラスの物らしく、
> サンプルとしての持ち出しは許可が出ないそうで、確かめようがありません。
おそらく、かなり貴重なモノと思われます。保管とかも厳重だと思いますよ。
写真関係の美術館や大学などに問い合わせてみるのも良いかも知れませんね。
> 硝子の厚みがそれ以上の場合はお手上げでして…。
多分、8mmはないと思いますよ。ガラス乾版から推測すると2~3mm位じゃないでしょうか。
> この方法が可能ならよいのですが、原稿が文化財クラスの物らしく、
> サンプルとしての持ち出しは許可が出ないそうで、確かめようがありません。
おそらく、かなり貴重なモノと思われます。保管とかも厳重だと思いますよ。
写真関係の美術館や大学などに問い合わせてみるのも良いかも知れませんね。
[1905]Re^4: 湿板写真について 投稿者:イントニオ・アニキ 投稿日:2003-09-04 14:14:00
お疲れ様です
本日、熊蔵様の書き込みを見る前に近くにある古い写真屋と郷土資料館に問い合わせてみました。
現物にはお目にかかれませんでしたが、硝子の厚みは3mm位のモノが多いと言われました。
それと、硝子に付着している薬品がどの程度安定しているかが問題で、
密着プリントでの再現も難しいかもと言われました。
美術館や大学は思いつきませんでした。
早速とりかかってみます。
ありがとうございました。
本日、熊蔵様の書き込みを見る前に近くにある古い写真屋と郷土資料館に問い合わせてみました。
現物にはお目にかかれませんでしたが、硝子の厚みは3mm位のモノが多いと言われました。
それと、硝子に付着している薬品がどの程度安定しているかが問題で、
密着プリントでの再現も難しいかもと言われました。
美術館や大学は思いつきませんでした。
早速とりかかってみます。
ありがとうございました。
[1906]国立科学博物館にあるかも 投稿者:ひろ次長 投稿日:2003-09-04 17:38:00
湿板写真ってどういうものか知らなかったので、あちこちを
検索して見ていたらどうやら機材や写真が国立科学博物館に
保管されてる可能性があるようです。
http://www.smt.city.sendai.jp/saramparam/columns/chronology.html
但しかなり古い時代の話ですし、保管を依頼したとの記載で
すので「ある」というのは誤った情報になるかもしれません
その時はごめんなさいです(^^;
検索して見ていたらどうやら機材や写真が国立科学博物館に
保管されてる可能性があるようです。
http://www.smt.city.sendai.jp/saramparam/columns/chronology.html
但しかなり古い時代の話ですし、保管を依頼したとの記載で
すので「ある」というのは誤った情報になるかもしれません
その時はごめんなさいです(^^;
[1907]東京都写真美術館はどうですか? 投稿者:sx70films 投稿日:2003-09-04 20:31:00
恵比寿に写真美術館という所があります。
http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/
ここでは、写真に関する文献、資料など豊富に
収蔵しており、確か湿版写真もあった様な気がします。
また、学芸員の方も親切で以前に個人的に日光写真を
自分でやりたいのだけれど、参考になる文献か
作り方を教えてくれませんか?とお聞きしたところ
液の作り方などが載った資料をファックスしてくださいました。
一度、電話などで問い合わせてみられる事をおすすめします。
http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/
ここでは、写真に関する文献、資料など豊富に
収蔵しており、確か湿版写真もあった様な気がします。
また、学芸員の方も親切で以前に個人的に日光写真を
自分でやりたいのだけれど、参考になる文献か
作り方を教えてくれませんか?とお聞きしたところ
液の作り方などが載った資料をファックスしてくださいました。
一度、電話などで問い合わせてみられる事をおすすめします。
[1909]Re: 東京都写真美術館はどうですか? 投稿者:イントニオ・アニキ 投稿日:2003-09-05 12:26:00
お疲れ様です。
ひろ次長様、sx70films様、アドバイスありがとうございます。
実は一昨日にお二人が示されたサイトには辿り着いていたのですが…、
東京国立博物館には現物は残っているそうですが、その現物に関して詳しい担当者が不在だそうで、問い合わせは来週にでもお願いしますと言われました。
電話の対応が信じられないほどいい加減だなぁと思いましたが、来週確認してみます。(9/6土曜日には資料を提出して見積もりを作成させたいのですが…)
写真美術館の方は写真の歴史の年表などを参考にさせてもらって勉強になりました。
今回の作業依頼は直接私の部署に来た訳じゃありませんし、見積もりを出すにしても原稿の正体がハッキリ分からないのです。
話を最初に持ってきた営業にも問い合わせをして貰ってますが、返答が無くて、
ガッカリしてます。(やる気あんのかっ!って感じです。)
しかし、今回は良い勉強をさせてもらいました。
アドバイスをくださった皆様にはホントに感謝しております。
またなにかありましたら宜しくお願いします。
ありがとうございました。