色味の事&ディスプレイについて | 1998年08月01日~10日分

» 260
[260]色味の事&ディスプレイについて 投稿者:サリィG 投稿日:1998-08-02 20:04:00

NAGAさん、komaさん、KOUJI さん、はじめまして。
先週の水曜日まさにその色味の事で大日本印刷まで呼ばれて行って来ましたです。
わたしは、Macは全くの独学なのでびくびくしました。
昔ながらの指定でやってる事務所には大昔に所属していたので印刷についての知識は多
少はあるのですが、今年になって本格的にMacでデータ入稿で仕事を始めたばかりな
ので、呼び出し当日までいろいろ調べたりして、「やっぱ、モニター買い替えないとダ
メなのかなー?」と言う結論に私の中ではなっていたのですが...。
結局、チャートでいちいち確かめてから入稿するって言うのがその日のみんなでの結論
だったのですが。
私が今年から始めたって言うのは、イラストの仕事なんです。
デザインの仕事では、せいぜい3~4色指定すれば、良かったのですが、イラストの全部
の色をいちいちチャートでチェックするなんて気が遠くなる作業です。みんなどうして
るのかなーと思ってぶらぶらしてたらここに辿り着きました。(^-^)
わたしは、MAGって言うやっすーいモニターを使っているのですが、編集部はNANAO
のを使っているのですが、家と編集部では、水色に見えていた所が、印刷してみると紫
だったっていう問題なんですが(どちらもMAC標準ガンマ)、ここまで違うとやる気が
なくなっちゃうんですよねー。明度差などは、特に難しくて。
チャートで確認してるから、仕上がりはああなるんだって分かってても、視覚的な問題
で、実際は違う色に見えてると、絵を描く気がしなくなるっていうか...。
それで、せめて紫が紫系統の色に見えなきゃいかんだろうと思っているのですがキャリ
ブレーションのやり方が解らないんです。(;;)
全く一緒って訳には行かないのでしょうけど、どうやったら近付くんだろう?どなたか
MAGについて御存じですか?それと、色温計??とかって言うのがあるらしいですね?
それはどのモニターでも使えるのですか?使う価値があるすぐれ物なのですか?
MAGじゃあ、頑張っても無理だねって言う場合、オススメのモニターはありますか?
ホント言うと毎月毎月色校の度に直せって言われて、ちょっと自信喪失気味だったんで
す。早くこのボードに出会ってれば良かったー。
皆さん苦労されてるし、色の転びはあって当然なんだって分かってれば、もっと対処の
仕方がかわったと思うので...。>それでやってどうしても変更しろと言われれば、なくなくやりますがその分、変更代を
請求しちゃってます。(←本来の単価に上乗せしてです)なんて、ここまでは私には言い出せそうにありませんが、ホント、それくらい時間も手
間もとられますよねー。
ただ、イラストの世界ではまだあまりMacでって言う人が、特に雑誌では少なくて
(雑誌のデザイナーさんもDTPに行かない人も多いですし)
色の問題が毎月あるし、直すのも直さないって言ってたんじゃ、誰も使ってくれなくな
るかもーと思って、言われるがまま直してます。(;;)では、どなたか教えて下さいねー。

http://www.246.ne.jp/~sally-g/
» 261
[261]Re:色味の事&ディスプレイについて 投稿者:KOUJI 投稿日:1998-08-03 09:03:00

NANAOは発色の良さに定評がありますが、MAGも実は中身がトリニトロン、すなわち
SONY制のモニタですよね。
モニタのブラウン管の構造はトリニトロンかダイアモンドトロンがいいとされているの
で、問題ないと思いますよ。
モニタの性能の差は、ビームガンといわれる光線を発射する部分くらいなのでしょう。
実際にキャリブレーションをとって色味を近づけることができればどのモニタでもボク
的にはOKだと思っています。
で、モニタの色合わせの問題なのですが、Photoshopに付属している「ガンマコント
ロールパネル」で行うのが一般的だと思います。
Photoshopのマニュアルや書籍などに細かい設定の説明があるので、設定方法は割愛さ
せていただきますが、色味を合わせる対象を印刷物にしておくのがポイントです。すなわち、自分が作成したイラストと実際に印刷された印刷物を見比べてモニタの色を
印刷物に近づけておくのです。そうすることにより、ある程度の色をミニタ上で確認す
ることができます。また、モニタの再現性は劣化しますので、定期的に色の調整をする
のが大事です。
» 262
[262]Re:色味の事&ディスプレイについて 投稿者:happyman 投稿日:1998-08-03 12:38:00

happyman です。
KOUJI さん、ごぶさたしています。
最近、無職でダラダラした生活してます。> NANAOは発色の良さに定評がありますが、MAGも実は中身が
> トリニトロン、すなわちSONY制のモニタですよね。
> モニタのブラウン管の構造はトリニトロンかダイアモンドトロン
> がいいとされているので、問題ないと思いますよ。これは大きな誤解だと思います。> モニタの性能の差は、ビームガンといわれる光線を発射する部分
> くらいなのでしょう。パソコン本体のビデオカードからアナログRGBが出ています。ビデオカードのメーカー
ごとにアナログRGBのレベルがバラバラです。 MACは結構近いですが、WINのカードは
差が大きいです。高額なモニタはモニタ側でこのバラバラのアナログRGBを補正するア
ナログ回路がはいっています。この部分が各モニタメーカーの腕の見せ所。と、モニタ
メーカーの人から聞きました。
つまり、管も重要なファクターですが、内部のアナログ回路が最も重要、と私も考えて
います。WindowsDTPで色物をするときは、まず、ビデオカードを統一しよう、という人もいる
くらいです。現在、私の目の前には3台のモニタがあります。
ソニーのトリニトロン
ナナオのダイヤモンドトロン
飯山のダイヤモンドトロン
この中では、ソニーが輝度落ちが一番大きく、しかも早かったです。まっとうな色味を
それなりに出し続けているのはナナオです。飯山のは17インチで53000円のものです。
これは、始めから色が合いません。レンジが狭くて片寄っています。つまり、この3台
のモニタは色がバラバラになっている…。
これは、私の経験です。個体差もあるでしょうから、すべて同じとはいえません。> 実際にキャリブレーションをとって色味を近づけることができれば
> どのモニタでもボク的にはOKだと思っています。そうなんですが、追い込めないモニタも世に多いです。> で、モニタの色合わせの問題なのですが、Photoshopに付属している
> 「ガンマコントロールパネル」で行うのが一般的だと思います。
> 色味を合わせる対象を印刷物にしておくのがポイントです。
> すなわち、自分が作成したイラストと実際に印刷された印刷物を見比べて
> モニタの色を印刷物に近づけておくのです。
> そうすることにより、ある程度の色をミニタ上で確認することができます。今は、それがベストでしょうね。私は展示会でもらったSyncolorのデモ版のデータと製
カタログで十分満足してます。> また、モニタの再現性は劣化しますので、定期的に色の調整をするのが
> 大事です。ソニー/トリニトロンの多くはビームガンが1本です。他社のモニタが3本でやってる
とこ、1本でやってるわけです。1本で3本分働くわけですから、当然劣化は早いです。
ま、最近3ガンのトリニトロンも出てきてますが、それは、ソニーが劣化が大きいこと
を認めた結果だと思っています。
モニタは人間にとって一番大事なくせに、ブラックな部分が多いのは困ったものです。
雑誌もスポンサーの手前、はっきり書かないし。
» 263
[263]happymanさん、いらっしゃいませ。 投稿者:KOUJI 投稿日:1998-08-04 00:22:00

言葉がたりませんでしたね(^^;> パソコン本体のビデオカードからアナログRGBが出ています。
> ビデオカードのメーカーごとにアナログRGBのレベルがバラバラです。
> MACは結構近いですが、WINのカードは差が大きいです。
> 高額なモニタはモニタ側でこのバラバラのアナログRGBを補正する
> アナログ回路がはいっています。
> この部分が各モニタメーカーの腕の見せ所。
> と、モニタメーカーの人から聞きました。
> つまり、管も重要なファクターですが、
> 内部のアナログ回路が最も重要、と私も考えています。ボクの言葉が少し足りなかったようです。(^^;
いちばん言いたかったのは、モニタには個体差、再現性の劣化などがあることと、完全
な色の一致というのは望めないので、印刷物に画面の色を合わせたときに自分のなかで
の妥協点を把握できていれば、色の想像がある程度できるので、「ボク的には」どこの
メーカーのものでもOKということだったのです。
ちなみにボクが使っているモニタはAppleの純正17インチなので、SONYのトリニトロ
ンです、ビームガンについては・・・わかりません(^^;;実際に仕事をしているときは、長時間作業をするので、目が疲れないように多少輝度を
落として見ているので、写真などの色調補正をおこなう場合は、面倒なんですが、毎回
キャリブレーションをとってから作業をしているのです。
その際に、どうしてもモニタの再現の方が浅く感じられるので、その辺に注意したりし
ながらカンで色調補正をしたりしているのです。このようなことから、どこのメーカーのものでもボクはあまり気にしないで作業をおこ
ないます。もっと簡単な言葉で言えば「モニタの色は信用してない」ということです。
色指定をするときも、カラーチャートで確認したり、頭の中の記憶を頼りにしているの
で、モニタから目に映っているものはあくまで目安ぐらいにしか考えていないのです。
» 264

happyman です。> ボクの言葉が少し足りなかったようです。(^^;
> いちばん言いたかったのは、モニタには個体差、再現性の劣化などがある
> ことと、完全な色の一致というのは望めないので、印刷物に画面の色を
> 合わせたときに自分のなかでの妥協点を把握できていれば、色の想像が
> ある程度できるので、「ボク的には」どこのメーカーのものでもOKという
> ことだったのです。変なツッコミしてすみませんでした。> ちなみにボクが使っているモニタはAppleの純正17インチなので、SONYの
> トリニトロンです、ビームガンについては・・・わかりません(^^;;これは、1本、かな。> 実際に仕事をしているときは、長時間作業をするので、目が疲れないように
> 多少輝度を落として見ているので、写真などの色調補正をおこなう場合は、
> 面倒なんですが、毎回キャリブレーションをとってから作業をしているのです。えらい。そういう丁寧な仕事人が増えるといいなあ。> その際に、どうしてもモニタの再現の方が浅く感じられるので、その辺に
> 注意したりしながらカンで色調補正をしたりしているのです。カンというか慣れというか、たいへんなことです。> このようなことから、どこのメーカーのものでもボクはあまり気にしないで
> 作業をおこないます。もっと簡単な言葉で言えば「モニタの色は信用してない」
> ということです。ぶっちゃけた話しではそうでしょうね。モニタは作業者の自己満足で終結することが多
いですね。色校が上がってきても、モニタと比較してチェックするなんてことやってる
人、あまりいないでしょう。Photoshop 5.0 は ColorSync に完全対応してしまったので、印刷物に画面の色を合わ
せる、というのは本当に自己満足になってしまうかもしれません。私は当面、バージョ
ンアップしません。横道にそれてすみません。
» 265
[265]勉強になりましたー。 投稿者:サリィG 投稿日:1998-08-04 11:01:00

KOUJIさん、happymanさん、どうもありがとうございました。良っくわかりました。
まずはマメなガンマコントロールと経験を積んでいってみます。それでも、ダメだって
思った時、購入を考えてみます。
同じダイヤモンドトロンでも、メーカーによってやっぱり違うんですねー。実際使って
らっしゃる方の話は具体的ですー。
同じ色とまではいかなくても、せめて想像できるくらいには合ってもらわないと、創作
意欲がなくなっちゃうから、妥協点だと思えるまで、もうすこしがんばってみます。ColorSyncって、結局良く解らないですね。illustrator7.0がでる前にadobe とapple
の合同バージョンアップ説明会でTIFFにすればColorSyncの情報がそのまま入稿できる
とかって言ってましたけど、結局印刷所ではEPSに直してQuarkに貼っちゃう訳だから...。まだまだ、DTPには謎がいっぱいです。
» 266
[266]イラストレータ7.0.1の書体『詰め』機能について 投稿者:アル 投稿日:1998-08-06 16:48:00

お久しぶり、アル です。
題目通りのことなのですが、その拡張機能(標準)を使った書類の「書類情報」の「フォ
ントの詳細」のところで、「詰めの種類:N/A」と「詰めの種類:PageMaker-J詰め」
というのがあるようなのですが、どういう違いがあるのでしょうか?
よろしく、返事下さい。

このページをシェア