PhotoshopCSでのカラー指定について
さっそくですが、PhotoshopCSを使って、JapanColor2001Cotedのプロファイルで作業しているとします。
DICカラーライブラリで任意の番号で塗りつぶすと、これは、印刷機がJapanColor2001Cotedのカラースペースであれば問題なく印刷されると思います。
しかし、CMYKで直接色を指定した場合、たとえば、C=50,M=50とした場合は、このままのカラー値でフィルムができてしまいます。
DICカラーを指定した場合は、各プロファイルに応じて、同じDIC番号でも、CMYKの濃度値が変化しているので、そのままでいいと思うのですが、直接CMYKで指定した場合は、変化しないので、どうやってJapanColor2001Coted用にデータをあわせればいいかわかりません。画面でみながら、C=50,M=50が暗いなあ、と感じたら、少し明るめになどと、アバウトに調整していくものなのでしょうか?
そうでなければ直接濃度指定する意味は無いのでは?
(印刷機のプロファイルが手に入るなら別の話ですが)
> 画面でみながら、C=50,M=50が暗いなあ、と感じたら、少し明るめになどと、アバウトに調整していくものなのでしょうか?
おそらくお望みのことはカラーマネジネントをオフにして色を指定して、
プロファイルをJapanColor2001Cotedに変換すればできると思います。
ただ、何を基準にして「C=50,M=50」に合わせるのでしょう?
たとえばJapanColor2001Cotedのプロファイルで作業しているなら、そこで
「C=50,M=50」を指定すればまさにその通りになると思いますが。
※修正
カラーマネジネントをオフにして色を指定して、プロファイルをJapanColor2001Cotedに
↓
Labカラーにして色を指定して、プロファイルをJapanColor2001Cotedに
> 「JapanColor2001Coted」で印刷するのなら、モニターやプリンターを「JapanColor2001Coted」に合わせてください。
すいません、モニターのところがよく理解できないので、ご教授いただければ。
いつもお願いしている、出力センターのほうでは、カラーマネージメントは使わずに出力しているとのことです。
ですので、出力するデータのほうで、色調整をしておかなければいけないのです。
m_ogawaさまの言われたような、Labカラーで指定して、JapanColor2001Cotedにプロファイル変換したら、データのほうはJapanColor2001Cotedにあったデータになりました。
本来は、ソースにプロファイルをくっつけて、出力機側のほうでも、そのプロファイルを使って出力すればいいとおもうのですが。
実際はどうなんでしょうか?
変換したらだめです、それでは後工程が混乱します。
出力センターがカラーマネージメントをオフにする理由を考えてください。
> 本来は、ソースにプロファイルをくっつけて、出力機側のほうでも、そのプロファイルを使って出力すればいいとおもうのですが。
プロファイルの役割をちょっと間違えてると思います。
(それとも自分がわかってないのか自信が無いですが^^;)
最初からCMYKで通して作業され、モニタやカンプの色味ズレに目をつぶれるなら
そもそもカラーマネージメントはいらないことはわかりますか?
あ、いや違います。
単にレスの場所間違いです。
> > 「JapanColor2001Coted」で印刷するのなら、モニターやプリンターを「JapanColor2001Coted」に合わせてください。
>
> すいません、モニターのところがよく理解できないので、ご教授いただければ。
単純にJC2001Cに合わせたキャリブレーションをして欲しいと言うことですが。
データ上の50%の網は、印刷結果として50%の網になることが理想で、リニアで出力するところなら、フィルムも50%の網になります。CMYKの話なら、これで正しいのです。
な~たらカラーというのも、ベースはこの関係から作られます。(つまり、こっちがベースなんです)
カラーチャートを購入されることを進めます。
DICなどの特色は、CMYKで表示できないことが原則ですから、近似色としてどういう色にするかをLab経由で決定します。この時にCMSが掛かるので、CMSによって色調が変化します。
この色と、実際の印刷の色は基本的に一致しません。
近づけるには、特色そのものを使うしかないのですが、それにしても調肉の出来によっても変わるし、印刷条件によっても変わります。ベタでさえそうですから、網掛けしたりしたら、どういう色になるか刷ってみないと正確には分かりません。
画面表示に関しては、単に、モニタのCMS設定をJapanColorにすれば済むという物ではありません。きちんとJapancolorに合わせ込んだモニタを使わないとお話になりません。これは、測色機を購入して、キャリブレーションを取るのは当然として、モニタの置かれた環境にも配慮が必要です。また、日常の管理もしなくてはなりません。
ここがひっかかるところで、K=100と指定したい場合は、JapanColor2001Cotedの場合に、上記のような数値でなければいけないのでしょうか??
いまだ混乱しております。
実際のフィルムを作る場合は、K=100の部分はフィルム上では、K=100の指定よりも、C=93M=88Y=89K=80にしたほうがよいのでしょうか?
出力機のほうは、指定した網%をリニアでフィルムが出てきます。
徳明さんのお書きのとおり、CMYKのパーセンテージを目標に制作していくのが一般的ではないでしょうか。
例えばアプリの設定がC=50,M=50なら、製版でC=50,M=50の版ができる。それでいいのでは?いや、それでいいんです!(過言じゃないと思う)
DIC指定って特色刷りを目的に指定してますよね?
まさかと思いますが、DIC指定すれば見合ったCMYKになるというように考えていませんか?
出力・印刷側はDICを1色として考えますので、もし、そうお考えなら危険すぎます。(と思ったんだが・・・違ってたらごめんな)
それが、その色見本がJapanColor2001をターゲットにしたものであれば、間違いないと思うのですが。。
徳明さん、見捨てないでくださあーい。。
ΔEという、色差を表す単位があります。
通常、3以内なら人が見て分からないと言いますが、色によっては分かることもあります。が、ここまで近づけば、「合っている」といってよいと思います。
ただ、色々な要素があり、現実にIT8のチャート全てでΔE3未満はまず無理でしょう。同じ紙を使って、同じ条件で、同じ印刷機を使って刷れば、かなり近ずくでしょうが、それでも、同じには出来ません。
現実には、紙が異なるのは当たり前です。印刷機は(同じ機種でも)個体ごとに差異があります。CTPならいざ知らず、フィルム-刷版という流れの場合、印刷以前に変動要素が大きすぎます。
そこで、出来るだけ見本(責了紙)に合わせるように印刷しますが、色の重なり方、インクの状態、印刷方向など色々な要素の影響があり、色を合わせることは難しくなります。(なお、乾いた状態と印刷直後では、発色が異なります)
つまり、印刷における変動範囲は非常に大きいということです。印刷って、(残念ながら)そういうものです。
## 一度、印刷会社を見学されると良いと思います。
たとえば、グレー画像の場合、一般的にdotgain15%で良いとおもうのですが、それは、データのほうであらかじめ明るくしておくものですか?
それとも、出力機のほうで、ちゃんと刷り上ったときに30%のグレーになるように網点直径を調整するものなのでしょうか?
CMYKの場合でも、あらかじめデータのほうで調整しておくものですか?
それとも、出力機のほうで、調整でしょうか?
もしデータのほうで調整するのなら、CMYKで作成したものを、プロファイル変換で、出力機のプロファイルで変換して、出力センターへ持っていけばちゃんと出ますか?
環境によってワークフローはまちまちだと思いますが、みなさんはどのようなやり方をしているのですか?
> あらかじめ明るくしておくものですか?
最終出力機の再現性をふまえて数値指定をしているのですから、30%のグレーにしたければ、30%の指定をすればよいのでは?
> プロファイル変換で、出力機のプロファイルで変換して、
最終出力機のプロファイルがあるなら、各アプリのカラー設定でCMYKワークスペースにそのプロファイルを設定して、RGB画像をCMYK変換するときは、そのプロファイルで変換すればよいのでは?
理論上では、モニタキャリブレーションがとれていて、使ったプロファイルの精度が高く、印刷機も常に同じ発色をするなら、各アプリ上でのモニタ色再現、数値指定した色、RGB→CMYK変換した色、実際に印刷した色に近くなるはずですよ。
ただ、印刷は条件によって色が一致しないから、理論通りにならないということです。
違います。印刷は、30%指定したところは30%ではでません。
すごく乱暴にいうと、ドットゲイン15%の条件で網30%を刷ると印刷結果は30+15=45%になります(ちょっとウソ含む)。印刷後の網点が30%になるように刷りたいのであれば生データは30-15=15%で指定しなければなりません(かなり強引なウソ含む)。これはモニター上の見た目は関係なく、純粋に指定の数字に対する機械的特性です。
だからこそ、モニター上で印刷結果を予測して表示をやや濃くしておくのです(それがPhotoshopでドットゲインを指定するという意味です)。正しく印刷にマッチングされたモニターでは、K50%はR127:G127:B127よりも濃く表示されているはずです。
なお、ドットゲインはあくまでも50%を中心としていますので何のため。ちなみに50%指定の印刷物の網点をルーペで見れば、きれいな市松模様ではないことがわかると思います。
あと他所でも最近話題にあがりましたが、CMYKベースのカラーマネージメントの話と、特色とCMYKとの変換テーブルは全く別の話ですから、頭を整理されるべきだと思います。
どこを基準にするのか?を考える場合、「50%指定の印刷結果の網形状が50%の形(1:1の市松)をしている」ことを目標としてはダメだということを言いたいのです。
投稿者の理解レベルも考慮して少し乱暴な表現をしました。誤解を招いたようなら申し訳ない。