グレースケール画像のPDF変換
いつもお世話になっております。(困った時だけで、スミマセン)
当方、印刷会社で制作のオペレーターをしております。
G5 OSX10.4.11+イラレCS2+ ディスティラー8で作業している際に疑問が生まれました。
昨日、営業マンから「イラレCS2アウトライン済み」データの修正+印刷用のPDFへの変換を頼まれました。
(通常は、PDF変換は製版のリップを通してやるのですが、時間がないので、こちらでやって欲しいとのことでした)
イラレCS2のトリムマーク付きデータにグレースケールのeps画像がリンクされていたデータでした。
EPS画像は埋め込んでから、イラストレータepsで保存した後に
アクロバット・ディスティラーでpdf/x-1aにて変換(エラーなし)したのですが、
刷版よりデータ内に「CMYKの要素がある」と連絡がありました。
確かに作成されたPDFデータを分版の確認をしたところ4Cになっていました。
グレースケールの画像が貼られたイラレデータを1CのPDFに書き出すにはどのようにしたらよいのでしょうか?
イラレのEPS保存のオプションにもそれらしきものは無いと思うし、ディスティラーの設定項目にも見つかりませんでした。
PDFに書き出してから、アクロバットの「プリフライト-フィックスアップ-グレースケールに変換」というのは「あり」でしょうか?
製版のリップを通す
もう少し具体的に書きましょう。
>確かに作成されたPDFデータを分版の確認をしたところ4Cになっていました。
プレートが4枚出てきたから?
そうではなく、「どの部分が」ということの方が重要です。
どの部分がデバイスCMYKオブジェクトでどの部分がデバイスグレイ
オブジェクトか、Acrobatの分版プレビューでは確認できるようになっています。
なお、トリムマークは通常レジストレーションですが、
これはAcrobatの分版プレビューでは「特色」として
扱われたりすることもあるようです。
>アクロバットの「プリフライト-フィックスアップ-グレースケールに変換」というのは「あり」でしょうか?
なしです。ICCプロファイルによる変換がなされますので、
K100%であってほしい部分が95%位になってしまいます。
言葉が足りなくてすみません。
CMYKになっているのは、グレースケールの画像の部分だけでした。
トンボはレジストレーションでしたが、eps保存する前に気付いたので、
スミ1Cに変更しました。
先ほど、現象の再現をしてみようと、
イラレCS2の.AIデータをeps保存し、再度ディスティラー8にてPDF/X-1a:2001(日本)で
書き出し、アクロバットの出力プレビューで確認したところ、
やはりグレースケールの画像部分のみが4Cに分かれてしまっていました。
アクロバット8の出力プレビューで画像の部分だけにK以外にCMYの要素があります。
おっしゃる通り、アクロバットのプリフライト~グレースケールに変換後の
PDFデータは、画像以外のイラレのオブジェクトのスミアミの濃度が
元のイラレデータとは変わってしまっていました。
試しにeps保存前のイラレデータに対して、
イラレCS2のフィルターメニュー「カラー~グレースケールに変換」を
画像に対して行い、別名でeps保存~ディスティラーをかけたところ、
スミ版のみのPDFデータが作成されました。
イラレオブジェクトのスミアミ部分も何カ所か調べてみましたが、
元のイラレと同じ濃度になっているようです。
このやり方も、何か問題がありますでしょうか?
> イラレCS2のフィルターメニュー「カラー~グレースケールに変換」を
> 画像に対して行い、別名でeps保存~ディスティラーをかけたところ、
> スミ版のみのPDFデータが作成されました。
となれば、画像データの問題でしょう。
Illustrator上で画像データを埋め込みした、とのことですが、
埋め込みしたあとに「ウィンドウ」→「ドキュメント情報」で
「埋め込まれた画像」を確認してください。
グレースケールならグレースケール、CMYKならCMYKって出てます。
「ドキュメント情報」の使い方は判りますよね?
グレイEPS画像を埋め込みして、それがCMYKに変わってしまうなら、
原因としてはPhotoshopでEPS保存時に「ポストスクリプトカラー管理」がチェックされている
ことが考えられます。
>イラレCS2のフィルターメニュー「カラー~グレースケールに変換」を
画像に対して行い、
>このやり方も、何か問題がありますでしょうか?
画面上ではっきり判ると思いますが、Illustrator上で
CMYKの画像データをグレイ変換すると「まっ黒け」のグレイ画像
にしかならないはずです。少なくともCS2まではそのはずです。
そもそも、もともとグレイなんですから、わざわざ変換するのは
作業として根本的におかしいですし、非生産的です。
> となれば、画像データの問題でしょう。
> Illustrator上で画像データを埋め込みした、とのことですが、
> 埋め込みしたあとに「ウィンドウ」→「ドキュメント情報」で
> 「埋め込まれた画像」を確認してください。
> グレースケールならグレースケール、CMYKならCMYKって出てます。
> 「ドキュメント情報」の使い方は判りますよね?
CMYKとなっていました。
> グレイEPS画像を埋め込みして、それがCMYKに変わってしまうなら、
> 原因としてはPhotoshopでEPS保存時に「ポストスクリプトカラー管理」がチェックされている
> ことが考えられます。
ポストスクリプトカラーマネジメントにはチェックは入っていませんでしたが、
プレビューが「TIFF(8bit/pixel)」エンコーディング「JPEG最高画質」となっていました。
それを「Macintosh(JPEG)」エンコーディング「JPEG最高画質」~他の項目のチェックなしに
変更して、イラレに再リンク→埋め込みしました。
ドキュメント情報にて確認したところ「グレースケール」と表示され、
イラレeps→ディスティラーでPDF変換したところ、
スミ1CのPDFデータになりました。
ということは、画像のEPS保存時にプレビューがTIFF(8bit/pixel)になっていたのが原因と
考えればよいのでしょうか?
> なので、検証が出来ません。
いえいえ、それでも「問題点を切り分ける」参考に十分なりました。
再度、photoshopEPSでプレビューをTIFF(8bit)/(1bit)/mac(8bit)/(1bit)/mac(Jpeg)
以下はチェックなしのファイルを作成、それとPSD保存をしたものの5点と
元のPhotoshop EPSデータ(先方支給)を同じイラレドキュメントに貼付け、
埋め込み→EPS保存→ディスティラー処理を行った結果、
元の先方支給データだけが、4Cに分版されてしまうことがわかりました。
おっしゃる通り、プレビューは関係なく「別名保存」したことにより、
普通になったと思われます。
元のデータも別名保存したデータも同じTIFF(8bit/pixel)で他のオプションも同じなのに
容量は、前者が664KB、後者が676KBと若干変わっています。
BrigeCS3で見てみると、前者はドキュメントの種類=EPSFドキュメントと出ます。
後者はドキュメントの種類=EPSFドキュメントと出ますが、
その下にアプリケーション=AdobePhotoshopCS2 Macintoshと出るのです。
これは前者にはないものでした。
やはり支給されたデータは何か変なのでしょうか?
いろんなサイトを覗いてみましたが、eps保存の際に
macはmacintosh(8bit/pixel)が推奨なのに対し、windows版ではTIFF(8bit/pixel)が推奨だそうです。
そのことから考えると、元データはwin版photoshopで保存されたものかとも思えるんですが、
それは不具合の原因になるのでしょうか?
知りませんでした。
できれば、どのようにすれば確認出来るのか教えていただきたいのですが。
気になって自分で試してみたのですが、
確かにpsd形式の画像から、eps形式に別名保存する際のEPSオプション画面は、
おっしゃる通りに「前回EPS保存した時の設定」を引き継ぐようですが、
すでにEPSで保存されているファイルに関しては、現在の状態が表示されるのではないでしょうか?
というのは、
自分であえてプレビュー及びエンコーディング、その下のチェックボッックスを変更して
EPS保存したデータを何種類か作成し確認をしてみたのですが、
(それぞれのデータをphotoshopで開き別名保存を選択して、EPSオプションを開く、という確認の仕方ですが)
各々、保存時の設定と同じように表示されました。
(プレビュー、エンコーディング、下のチェックボッックスも保存時と同じになっていました。)
確認作業をしたのはPhotoshop CS2 on PowerPC macOS10.4.11です。
最新のCS4だったりすると、違ったりするのでしょうか?
OS9機を引っぱりだして、PS6で試してみました。
おっしゃる通りでした、EPS保存したファイルを再度開き、別名保存かけたところ、
前回チェックを入れたオプションが全部はずれていました。
そのファイルをCS2で開き、別名保存しても、
最初に保存した時と同じオプション表示にはなりませんでした。
そういうファイルの情報を確認する方法ってあるのでしょうか?
一般的にはプレフライトソフトを使います。
その気があれば(知識と経験が必要)、エディタも確認できます。
で、更にその気があれば、自分でチェックソフトを書きます。
> で、更にその気があれば、自分でチェックソフトを書きます。
ちょっと確認してみました。
その気はないですが(笑)。
ポストスクリプトカラー管理がONされたPhotoshop EPSですと、
中身に「CIEBased」の文字列が発見できます。
OFFのものですと発見できませんでした。
同様に、ICCプロファイルが含まれた Photoshop EPSには
「BeginICCProfile」文字列があります。
テキスト比較ツールを使うとわかりますね。
(EPSは重要部分はテキストなので)
チェックツールというのは、結局こういうものの
組み合わせなんでしょうかね。
> テキスト比較ツールを使うとわかりますね。
> (EPSは重要部分はテキストなので)
> チェックツールというのは、結局こういうものの
> 組み合わせなんでしょうかね。
ありがとうございます。なんだか、むずかしいんですね。
試しにワードで開いてみても、エンコードが合わないのか、
意味不明の感じの羅列になってしまいした。
ギブ寸前……。
書き出しの時の設定で、「色分解」の「カラー変換」は「カラー変換なし」になってますか?