画像は埋め込まずに・・・??
かなりのDTP初心者なんで、解らない事が多くて。。。。
スイマセン(^^;)教えて下さい。
以前にもカキコしましたが、データ入稿の際、
.ai形式での入稿は構わないとの事でした。
だけど、
「画像は埋め込まずに、別フォルダへ保存して下さい」
との事。
勉強不足でスミマセン。この意味が良く解らないんです。
画像を埋め込まずに、リンクさせると言う事だと思うんですが、
その使い方を良く把握していません。
良かったら、おバカな私に解りやすく教えて下さいませんか?
> その使い方を良く把握していません。
その文章のとおりで、
まず、配置する画像はフォルダにひとまとめにして入れておきます。
その画像の配置を行う時に出るダイアログで、“リンク”にチェックを入れて配置するだけです。
あっ、今やってみたら、簡単でした (^^;)
スイマセン。自学が足りなくて。。。
確認させて下さい。
リンクすると、aiファイルには表示される画像データは無く、配置された配置データだけが記憶されてると言う事ですか?
でも、データサイズは画像を埋め込み(?)にしたファイルの方が
軽くなったんですけど、私の手違いでしょうか?
画像をリンクさせるメリットは、エラーを起こさない為だけですか?
それと私が今使いたい画像は、透明加工や透かし加工がしてあるんですが、リンクさせる時のファイル形式は何が良いでしょうか?
複数の画像を一つにまとめてますが、一つ一つを使用してリンクさせたがいいんでしょうか?
今、PNGにしていますが、PNGはRGBカラーで保存される為
入稿時には好まれないと聞きました。
宜しくお願いします。
誰もが皆、掲示板の過去ログを全部覚えているわけじゃないですから。
使用アプリケーションのバージョンは書いてくださいね。
>画像をリンクさせるメリットは、エラーを起こさない為だけですか?
と、いうか、印刷、出力の人間がlio898さんのデータをチェックしやすく
するためです。
画像を埋め込みにされてしまうと、その画像がちゃんと出力できる
データなのかどうか、確認するのが難しくなります。
データを印刷、出力側で修正しなくても出力できる完璧なデータを作る
自信があるなら、全ての画像を埋め込み、EPS形式にして入稿してもいいですが
(むしろ印刷側としてはこれほど楽な事はないですが)そうでないのなら
画像はリンクの状態で入稿してください。
lio898さんはまだまだ印刷の経験も少ないようですし、あなたの作ったデータを
正常に出力するために、少なからず後の行程の人間(印刷会社、出力会社の人間)が
データのチェックと修正を行う必要があると思われます。
>それと私が今使いたい画像は、透明加工や透かし加工がしてあるんですが、リンクさせる時のファイル形式は何が良いでしょうか?
Photoshopのネイティブ形式でリンク使用するのがこの場合はよろしいかと
> 複数の画像を一つにまとめてますが、一つ一つを使用してリンクさせたがいいんでしょうか?
>今、PNGにしていますが、PNGはRGBカラーで保存される為
>入稿時には好まれないと聞きました。
印刷というものが必ずCMYKで行われる事を考えれば、RGBデータが適さない理由は
わかると思います。
とりあえず、今回はlio898さんのやり方でデータを作ってみてください。
そして、作ったデータのプリントアウトを添えてさらに、lio898さんの
使ったデータの元素材(No829でのやり取りを拝見するに、クライアントから
いただいた元の素材がありますね?)も添えて、印刷所、出力所に渡してください。
多分、印刷、出力の方があなたのデータを修正して出力してくれると思います。
そして、できたらその印刷会社に出力済みのデータをもらえるように
頼んでみてください。
そのデータとlio898さんが今回作ったデータを見比べてどこが違うのかを
確認しましょう。印刷会社の方と親しいなら、直接どこが悪かったか質問してもいいと思います。
誰でも最初は初心者です。でもそれを言い訳にはしないで
次は完璧な入稿ができるように勉強していってください。
補足程度にそれぞれの解説をば(^^;
> リンクすると、aiファイルには表示される画像データは無く、配置された配置データだけが記憶されてると言う事ですか?
言葉を適切に使うと、
リンクにした場合、一般的なアプリケーションでは、“プレビュー画像”という、画面に表示するための簡易画像のデータと、実データへのパス等のファイル情報のみが含まれ、印刷する際に使用される実データは含まれなくなります。
> でも、データサイズは画像を埋め込み(?)にしたファイルの方が
> 軽くなったんですけど、私の手違いでしょうか?
上記のような理由で、aiファイル自体はファイル容量が小さくなります。
埋め込みにした方が軽くなったというのは妙な話ですね。
Illustratorのバージョンによって、過剰にファイルサイズが大きくなってしまうバグがあるのですが、そのせいかもしれませんが、データを見てみないことにはちょっと分かりかねます
通常、リンクのほうがリンクしているaiファイルのサイズは小さくなります。
(別個に実データが存在するので、全体としては、リンクのほうが大きくなりますが)
> 画像をリンクさせるメリットは、エラーを起こさない為だけですか?
埋め込みでも基本的にエラーは起きません。
リンクのメリットは、配置した画像に修正を加える際に、埋め込み配置してしまうと、元の画像を修正してから再配置しなければならないのに対し、
リンクにしておけば、元の画像を修正すると、その修正がaiに配置されている画像の修正として自動的に反映されるので、作業効率が格段にあがることがあげられます。
逆の言い方をすれば、埋め込みになっていると、その埋め込まれた画像を直接修正することができません。
(一度埋め込まれた画像は、そのまま完全な形で抽出することが、Illustratorでは出来ません。)
また、たくさんの画像がある場合、埋め込みにすると、1ファイルのファイルサイズが膨大になり、開くのも作業するのも保存するのも大変になってきますね。
リンクであれば、それらの時間はずっと少なくて済みます。
リンクのデメリットは、配置したファイルをきちんと管理しないとリンク切れを起こすことです。
リンク切れした状態では、aiファイルに、さきに書いたように実データを含まないため正常に出力できません。ですから、外部に出力を依頼する場合は、ファイルを添付し忘れないように注意が必要です。というか、配置しているファイルを1つのフォルダにまとめておくクセをつけましょう。
というわけで、メリット・デメリットあるわけですが、こと、印刷業界に限っては、リンク配置を基本としています。
埋め込み配置されると、もしかりにデータに不手際があったときに、修正が極めて難しくなるのがもっとも大きな理由です。
(akさんが言ってるのはそういうことです^^)
> 今、PNGにしていますが、PNGはRGBカラーで保存される為
> 入稿時には好まれないと聞きました。
はい。まず、商業印刷では、CMYKでデータを作成することが重要です。
最近では、出力するRIPと呼ばれる機械のほうで、RGBを自動的にCMYKにしてくれる機能がついたものが増えてきましたので、
RGB入稿をうけつけているところもありますが、一般的にはCMYKでデータを入稿することが望まれています。
またPNG形式は正常に出力できないと思われます。
> それと私が今使いたい画像は、透明加工や透かし加工がしてあるんですが、リンクさせる時のファイル形式は何が良いでしょうか?
最終的に、印刷を行うのでしょうか?
であれば、一般的にはEPSかTIFFなのですが、透明加工があるのでしたら、
PSDが一番よいかと思います。(akさんの言っているPhotoshopのネイティブ形式です)
ただし、出力を行ってくれる相手先の環境により、出力できるかどうか左右されます。
ですから、PSDを配置していいか、確認が必要です。
PSDが不可な場合は、EPS(かTIFF)になるのですが、こちらは透明を含めないため、データの作り方に頭を働かせる必要があります。
> 複数の画像を一つにまとめてますが、一つ一つを使用してリンクさせたがいいんでしょうか?
については、質問の意味がよくわかりませんでした。
複数の画像を一つにまとめている、というのは、多レイヤーの画像をレイヤー統合して、配置しているということでしょうか?
でしたら、そのほうが、レイヤーごとバラバラに配置するよりも好ましいです。
長文になりましたが、こんなかんじです
私の説明不足だった点、申し訳ありません。
ホントに、詳しく説明して頂いて、凄く助かりました。
今回、データ入稿と書き込みましたが、
入稿というより、投稿なんです。作品を応募しようと思っています。
私も、これから勉強して説明できる側になれるよう、自分の中に知識を入れていきたいと思います。
いやだったら、そのまま出力しても、なんら問題のない100%完全なデータを、デザイナが作ればいいだけです。
あなたにそれができているなら、だあれも、勝手に手直ししたりしません。
めんどくさいですからね。
出力のオペレータさんが、“めんどくさい”のに“わざわざ”、デザイナさんのつくったデータに手を加えるのは、
そうしないとちゃんと出力できないからです。
そうしてその多くの場合、“あなたのデータは正常に出力できないから、こちらで手を加えさしていただきました”なんてことは、報告しません。
影で人知れず作業をもくもくとおこなっているようです。
で、美音さんは、完全なデータをつくってるんですよね?^ー^
> 私、デザイナーですが、そういう「報告」ってもっとあってもいいのに、と思います。
「報告サービス」をするかどうかは、各出力事業者の判断によると
ころだと思います。実際に報告する業務に携わると分かるのですが、
データ入稿されるデータのうち、正確な数字は出せませんが、半数
は優に超える割合で、報告の対象となる物件になると思われます
(割合は、各事業者により違うと思います)。
それを受けて報告書を制作していたわけですが、このコストがバカ
になりません。なにせ、1日に入稿されるデータの内の大多数に報
告書をつけなくてはいけません。このコストは、なんらかの形で提
示されたり、反映されるべきではないかと思います。
「報告サービス」をしてくれているところは、料金にそのコストが
含まれているか、低コストでレポートを作り管理できるシステムを
構築しているか、どこかで誰かが泣いているか、いずれかだと思い
ます。
# 実際そのサービスに値段をつけるのも難しかったりします。
>示されたり、反映されるべきではないかと思います。
次回以降、手間が減ればよいと考えます。
確かにそう思います。
ただ実際製版業務を行なっている側からみると、なかなかそれがすぐ
手間削減に繋がらないので、レポート作成に時間が避けるか微妙ですね・・・。
また印刷用の処理というのを、「創作すること」「デザインすること」ということが本業の
デザイナーさんにどれくらい求めていいのか悩むところです。
実際「それはデザイナーの仕事じゃない、印刷会社の仕事だ」と仰るデザイナーさんにも
よくお会いするので・・・。
印刷会社としてはとにかく「見本の出力物」と「データ」をいただいて、似たように
仕上げるためにいろいろやる、というのが現状です。
だからデータをどういう風につくったとしても、色見本、出力見本は絶対つけるべきだとおもいますよー。
> デザイナーさんにどれくらい求めていいのか悩むところです。
> 実際「それはデザイナーの仕事じゃない、印刷会社の仕事だ」と仰るデザイナーさんにも
> よくお会いするので・・・。
個人的見解ですが、
データ作っちゃった時点で、それは作成者の責任でしょう。
自分でデータ作れない人は、作れる人に依頼すればいいだけの話であり、
中途半端なデータの修正を無償で他人に依頼するのは、
流れ的には明らかに間違いです。
「印刷会社の仕事」と仰る方からは対価取るべきですし、
一見して不完全だとわかるデータは突っ返してもいいと思います。
アプリを使えることと、きちんとしたデータを作れることはまったく別です。
そのあたりをわかっていない人が多いです。
出力したことが無い人には、なかなか分かりにくいことかもしれませんね。
> デザイナーさんにどれくらい求めていいのか悩むところです。
> 実際「それはデザイナーの仕事じゃない、印刷会社の仕事だ」と仰るデザイナーさんにも
> よくお会いするので・・・。
印刷会社の作業範囲が拡大傾向にあることは認めますが、こと出力サービスに関しては、あくまでも「作られたデータをそのまま出力する」のが基本ではないかと思います。
何割かのデザイナーが、いわゆるデザイン以外の分野は自分の専門外だと思いがちな傾向にあるのは事実でしょう。でも印刷会社に入稿するのに印刷の知識もなく、もし不完全なデータを作って平然としているのだとしたら、それは無責任と言うべきではないでしょうか?
出口が狭いのに、扉の内側で巨大なモノを作っても出しようがありませんから^^;
「アイディア」と「印刷用データ」との間で、最善の折り合いをつけるというのもデザイナーの大切な仕事の範囲ではないでしょうか。
印刷会社とデザイナー、どちらか一方が全責任を負うというのではなく、協力して問題を解決していくのが理想と考えます。その意味で、「レポート作製」は有効かもしれませんね。
# 自分が出力担当なら、別料金はほしいですけどね・・・
最終データの出力責任を誰が負うのかという話で、現状では「慣習として」
印刷会社(または製版会社)が負う事になってしまっていると思います。
それはDTPの作業において、最終的にデータに手を加えるのが印刷会社で
あったからだと思います。
つまり、たとえば完全に作られて入稿されたデータであっても
画像に関しては製版用スキャナーで再スキャンしたものと差し替える
必要があるとか、出力機側の環境にあわせて(印刷会社の内部的な
事情にあわせて)データを作り替える必要があるとかですね。
データ制作者が完璧なデータを作ったと思っても、印刷会社の内部事情で
データに手を加える必要がある場合があったわけで、そこまで理解した
データを外部の方に作れというのは到底無理な話であったわけです。
で、印刷会社としては入稿されたデータを開き、チェックし自社の環境に
あわせて作り替える…その際、あきらかにデータ制作者のミスで、不完全な
データが入稿されていても(ついでに)なおしてきました。
データの不具合についてフィードバッグすべきだという論もあるかと
思いますが、明らかに知識不足、勉強不足の作成者の教育まで印刷会社に
求められるのは負担が大きいと感じます
(もちろん問い合わせられたものに対しては返答いたしますが、聞かれても
いないものまですべてレポートを提出しろといわれるとつらいような…)
このあたりは、一言で印刷会社といっても、業務によって、会社によって
個人的見解によって、意見の異なる事とは思いますが…
で、なにがいいたいのかというと、いままでデータの最終責任は
印刷会社がもたざるをえなかった。
ところがPDF/X-1aでの入稿というのは、データの最終責任を
制作者側がもつようになる、という事だと思うんです。
PDF/X-1aのファイルにしたからといって、データの不具合が
なくなる訳ではない(解像度が低いファイルがあがるわけではないし
塗り足しのないデータに塗り足しが増えてくれる訳ではないし)
ので、不具合のあるデータが入稿される確率というのは0になる
訳ではないのですが、印刷会社にとってありがたいのは、不具合の
あるデータを直さなくていい、出力した結果が問題があっても
それはデータ制作者の責任であると言い切れるところではないでしょうか。
(もちろん印刷側に原因のある問題については印刷側が負いますが)
データ制作者の皆さんにはこれまで以上に知識が求められてくる事と
思いますし、そんなワークフローが一般的になるにはまだまだ時間が
かかるとは思いますが、印刷会社としては期待したいと思っています。
#便宜上ここにレスつけましたが、このトピックって新しくスレをたてた方がよかったかもしれませんね
「誰がやる」ではなくて「修正・最適化には対価がかかる」という意識付けが大事なのではないでしょうか。
時間がないときに移動をする場合「時間を買うつもり」でタクシーを使ったりしますが、それと同様に時間や知識を買うために専門の方にお願いすれば費用がかかるということを定着させることが大事だと思います。
価格競争をする場合、原価のある物理的なものなどは価格を下げるのにも限度があるので目に見えにくい作業やデザインなどのソフト的なことの作業代をカットしがちです。そこから変えないことには同じ事の繰り返しになってしまうんですよね。
その結果がいまの印刷業界の就労体系などにしわ寄せが来ているのだと思います。誰が悪いとはいえないのだけど価格破壊を止めない限り、悪くはなっても良くはならないと思います。
> 印刷屋さんによっては、MOを返却する際に、最終的に出力したデータも入れて戻して下さるところもありますね。aiデータをepsにしてクオークに貼ってあったり、特色をC版に置き換えてあったり、とそういう感じですが、こちらとしても色々参考になります。
世間の人は、Deさんみたいに勉強熱心な善人ばかりとは限らないからですね。
「あなたのデータはどこそこに問題があります」といわれると、自尊心を傷つけられる方もいるようですね。
「ヨソでは問題なく出力できてるよ」とか、
「そのくらい、そっちで直してよ」と平気で言う人もいるみたいですし、
そういう人は「そんなめんどくさいこというなら次から他に頼むよ」てなことにもなりかねませんね。
多分、実際に出力のオペレーターの方は、「こうしてほしい」「ああしてほしい」と言いたいのでしょうが、
会社的に、利益をそこなうかもしれないからそれが外に漏れてこないわけですね。
↑のほうで、別の方がかいてらっしゃるように、レポートをつくるのも手間だし、めんどくさいですよ。実際。
Deさんが「報告があってもいいのに」と思うのは、
自分のデータに不手際があったらいやだ、という理由でしょうから
寧ろ、Deさんの方から何か問題はなかったか、問い合わせたらよいのでは、と思いますが、
ただ、大抵の場合、営業さんでは話にならないと考えた方がいいですね。
そうなるとやっぱり、「報告」を聞くのはなかなか大変なことだなぁ^ー^;
うーん、閉ざされたDTP業界。
レポート制作というのは、高コストなので、問題があったらすぐク
ライアントと相談して料金交渉というスタイルもあるということも
付け加えておきます。
作業者と交渉者のスキルは要求されますが比較的低コストです。