DTP、MAC OSのバージョンってなにがベストなのでしょうか? | 1999年08月21日~31日分
投稿日時:
[916]DTP、MAC OSのバージョンってなにがベストなのでしょうか? 投稿者:ZIP 投稿日:1999-08-22 00:13:00
はじめまして!
DTP始めて、もう5年位になります
最近まで、7.61を会社で使用してました
今は、8.1を使ってます、すでに8.5、8.6が出ています
個人的には8.5を使っていますがDTPに8.5合うのでしょうか
ちなみに、フォトショップ、イラストレーター、クオークをメインに使ってます
» 917
初めまして。広島市在住のフリーランスデザイナーです。このたび、B/W G3 Macにマシンを買い替えようかと悩んでます。
SCSIの問題などちょこちょこ引っかかる部分はありますが、使って使えないモノでも
ないなと思ってます。ただ、心配なのはOSの問題。8.5以降からフォント周りの作りに変更があり、印刷会社
さんなのど話では使えないと言われてますが、現在の8.6ではどうなのでしょう。
ビットマップフォントは使えないにしても、その他のフォントは安定して使えてるので
しょうか?
(各フォントメーカーからはOS8.6用のアップデートは出てるのでしょうか?)モリサワフォントはLAN(イーサネット)経由でコピーして使用するコトは可能か?
現在、現場で B/W G3 Mac を使用されている方がいらっしゃいましたら使用状況を教
えてください。
問題が無いようでしたら、機種変更をしようと思っております。皆々様方、ご教授宜しくお願いいたします。
» 918
みなさん。ありがとうございます。enkeiです。こんなにも色々な方々にアドバイスを
頂けたことにまずは御礼申し上げます。
koujiさんすばらしいHP&仲間ですね。みなさんの書き込みを見て、まずは心にグサッと来るものがありました。
koujiさんが言っているように甘くない世界であり、また、今から転職してデザインの
世界に入るのは相当の覚悟がいる。
また、そもそも不景気の中雇ってくれる会社があるかも分からない...自分でも分かって
はいました。
だけど、少々甘えたところがあり、実は思っていたよりも何とかなる世界なのでは?
と思いたい....そういう気持ちがあったのは事実です。
夜寝るときに考えてしまい、やっぱりリスクが高いんじゃないか?今の仕事と就職のた
めの勉強/活動をするのは無理なんでは?と思うこともしばしばです。
みなさんも苦労しているからこそ、甘えた世界ではないことを教えてくれたと思います
が、私はやはりチャレンジすることに意義があると考えます。本当に就職までこぎ着け
るかは分かりません。最終的には趣味の世界に留まるかもしれません。でも、今は最終
的に自分のやろうと思うことを実現しようとすることに辛い時助けられていると思って
ます。ただし、やるからには相当の覚悟も必要だということを、本当にやりたいことか?とい
うことを自分に問いながら確立してゆくこと。を念頭にまずは進めてみたい!と思いま
す。
話しがまとまらなく申し訳ありませんが、皆さんのアドバイス感謝しております。ま
た、励ましの言葉を多くいただきありがとうございます。
”人生相談の場ではない”といったコメントもありましたが、私としては、デザインの
世界に住んでいる方々の考え方、環境を知りたいと思いこのような内容を書いておりま
す。なんせ、今まで感じたことのない世界(それぞれ業種によって独自の世界があると
思います)なので色々と知りたいのです。このボードの目的が異なるのであればコメン
トください。また、色々と皆さんの過ごしている環境を教えて下さい。また、当然DTPの事で分から
ないことがあったらアップしますのでよろしくお願いします。
» 919
enkei様≫その他って何がありますか?
その他に…。
大切なのはソフトウェアのオペレーションよりも、“何をどの様に作り、見せるのか”
とか“広告の機能”みたいなコトが必要になってくるのでは。
私は新人の時に先輩から「広告は格好良いだけではダメだ。情報を整理して見る人に判
りやすくするのが本道だよ」とアドバイス受けました。
当時、夢ばかり見ていた自分の胸が痛くなった言葉です。ご参考までに…あと基本的な印刷工程について。
本屋さんに行くと今でも「クリエイターのための、印刷ガイドブック」ってのが棚にあ
るのではと思います。購入されて目を通されると凄くタメになると思いますよ(^^)それと表現の幅を広げる為に日常生活で目にするありとあらゆる印刷物や資料・広告年
鑑などチェックするとか……、毎日が勉強です。
たぶんこの仕事する限りエンドレス……
この仕事は大変ですけど、やりがいに関しては凄いと思いますよ。(慢性睡眠不足で早
死しちゃうかもしれませんが…)
» 920
ども、はじめまして。OS8.6ですが、ウチでは十分使えてます。
制作する側としては、あんまり問題はないと思います。
いろんなデータを受けなければいけない出力側にとってみたら扱いにくいということ
じゃないでしょうか。
フォントワークス等でもパッチが出てますし、特に問題ないと思います。B&WのG3にはモリサワOCFはインストールできないので、B&Wの内蔵HDDを取り外し
て古いマシンに内蔵し、インストールしてから再び戻すといった工夫が必要になります。
なので古いマシンを売るのは新しいマシンを買ってからにしたほうがいいかもしれませ
んね。
» 921
はじめて書き込みます。
職場でJIS90の話が出ました。でも本屋やインターネットで調べても意味がよくわか
りません。JIS83だとかJIS97だとか色々あって、わけがわかりません。
どなたか教えていただけませんか。
» 922
enkeiさんへ
こんにちは。若輩者ゆえアドバイスなんてできる立場ではないのですが、私もこの業界
に入る前に同じような気持ちだった事を思いだして何かお力になれればと思っています。
この業界に入る決心はまだついていないのでしょうか?
もう少し情報を収集した上で検討されるおつもりなのでしょうか?
もし、決心がついているのであれば、求人雑誌などで「未経験者もOK」と唱っていると
ころをとりあえず片っ端から当たってみるのはどうでしょうか?
たぶんそういう会社はクリエイティブ重視の仕事ではなく、 enkeiさんが望んでおられ
るような仕事ではないのかもしれませんが(例えば既に決まったフォーマットがあって
文章を差し替えたりする作業が多かったり)それでもいろんな事が習得できますし、実
務経験がつけば転職にも有利だと思いますのでいずれステップアップしていくのだと考
えられては?
現職に就きながらの就職活動は大変ですが、まずは当たってみる、そうしながら勉強し
つつダメでもめげずに当たりまくる。
また当たっているうちにいろんな事が見えてくるのではないかとも思いますがどうで
しょうか?
» 923
こんにちはNOBUYUKIです。
全然詳しくはないのですが、間違っていたらご免なさい。
JIS90とは、きっと90年度版の文字コード配列のことだと思います。
特に第二水準の文字配列が変わっていると思います。
前仕事でDMの仕事をしたのですが、Excelデータを汎用のDOSプログラムで宛名ラベル
出力をしたら第二水準の外字が化けてしまいました、原因はDOS側のプリンタがJIS78
(だっけかな?)を使用していたのが原因でした。
ちなみに、JIS(日本工業規格)で定めた感じの規定こことで、正式名称は情報交換用
漢字符号系です。JIS漢字コードなんても呼ばれています。
JIS78は1978年に決められたコードで、旧JIS。JIS83は1983年に改訂された物です。
これで正しいかは定かではありませんが、では。
» 924
enkeiさん、NOBUYUKIと申します。
DTPのアプリケーションに対する知識を当然必要ですが、自分思うに印刷の前後ろ行程
を知ることも大切と思います。結局DTPデータを作成しても印刷泣かせのデータを作っ
てはどうしようもないですから。どのように印刷されているかの概念だけでも知ってい
れば全然違うと思います。だた、その様な知識をどこで身につけるかは非常に大変と思
います。印刷といっても色々ありますから。
良いかどうかは解りませんが印刷まで行っている会社に最初に入ってみるのも手だと思
います。そこで一連のDTP~印刷までを吸収してデザイン会社に入れば鬼に金棒です。
その後は独立するなりすれば良いのです。(何か自分に言っているような・・)
な~んて、最後は自信ですから、頑張ってください。
せめて、この世界に入ったら製版や印刷を泣かせるようなデータだけば作らないでくだ
さいね。
» 925
DTPが本格的に普及してからけっこうな年月がたちましたが、Murakami的にはどーし
ても疑問な点があるんです。それは、「デザイナーはどこまでのことを要求されている
んや」ってことです。そして、「昨今の製版屋さんは、どんなことをしてるんか」って
ことでもあります。
KOUJIさんが「横文字稼業はツラい?」で書かれていることとバッティングしてしまい
ますし、蒸し返しな部分もあるでしょうけど、ご容赦ください。僕はデザイナーとしては大したキャリアではありませんが、駆け出しの頃は
・文字は写植屋さん
・デザインはデザイナー
・網ふせなどは製版屋さん
という分業体制やったわけです。それがDTPの普及とともにそれぞれの境界線が、大き
く変わってきた訳ですよね。これは、従来工程であれば3人でやってきたことを、1人で
やらなアカン、ということでもあるわけです。
何をいまさらという感じやけど、これは結構な負担です、実際。スミノセくらいならと
もかく、トラップ設定とかGCR、UCRとか‥‥、これはデザインの範疇なのでしょうか。デザイナーはデザインの勉強をします。当然ですよね。当然だけど、これは結構大変で
す。デザインという言葉の中には、「かっこよさ」「美しさ」なども、もちろん含まれ
るし、「マーケティング」や「売りにつながるセールス・プロモーション」なども当然
入ってくるし、クライアントの業種ごとの研究材料も含まれます。これらをクリアしつ
つ、文字組み・製版、こういったことどもを、ホントにクリアしていかなくてはならな
いとすれば、人ごとみたいですけど(笑)「デザイナーって大変やなぁ‥‥」って感じ
ですね。
もちろん、DTPによってデザイナーがかなりの部分をコントロールできるというヨロコ
ビは大きなものがあるし、それと引き替えなんだと思えば仕方のない部分もあるんです
けどね。
でも、こういったことを後輩たちに伝えていく際、技術的な側面ばかりを教えているこ
とに気づいたとき、「なんか違うんちゃうか?」と思ったことも事実です。
印刷工程を知ることもデザイナーとしての強みにつながるし、大切なことでもあるけれ
ど、それを第一義的にとらえるというのはいかがなものか。
ここまで来てしまった以上、後戻りはできないのかもしれないけれど、これからの分業
体制とか、そういった部分について、皆さんはいかがお考えでしょうか?Murakami個人としては、文字組み大好きですし、製版知識を仕入れることは凄いヨロ
コビなんです。でも、これらはデザイナー一般として、ホントに必要なこと? ホント
に?
「デザイナーのデータはいいかげん」というオペレータの方の意見は、確かに的を得て
いる部分があるでしょう。反省、勉強が必要です。でも、時々「あたりまえやんけ、デ
ザインが本職やねんから」と思ってしまう僕は、時代遅れなんですか?
長々とつまらんことを書いてしまいましたが、皆さんの忌憚のないお気持ちを聞かせて
いただけたら嬉しいッス。よろしくお願いいたします。
» 927
どうも、NOBUYUKIです。
Murakamiさんのご意見、良く分かります。自分自身この世界に入った頃はMacなどは
まだなくデザイン・写植・製版・印刷など明確に分かれ責任所在もしっかりしていまし
た。しかし、MacなどのDTP化が来てその境界線がデザインから製版の一部まで明確で
はなくなってきたような気がします。自分の職制上営業からデザイン、納品まで行って
いますので、よけいに負担が多くなり境界線が出力・印刷以外無くなってしまっていま
す。(でもサラリーマン)ただ自分の手元で出きる安心感は多くなっています。クライ
アントから要求を聞いて自分が鉛筆でラフを書いてDTPで制作し、物理的なフィルムに
上がるまで一貫して行えることにより費用的にも時間的にもデザイン表現的にもDTP以
前より遙かに良くなりました。
ローカルということからかもしれませんが製版業者は支給データに対して、必ずしも完
全なチェックを入れてくれるわけでもありませんし、ちょっとした修正など最終責任問
題で手を入れてはくれません。出力後の色校でデータ上のミスで再出力でもこちらの費
用持ちです、そうなると必然的に後工程の知識が必要になってきてしまいます。自分の
痛い経験上で、やはり知識が必要と思っています。
ただ、組織的に流れ的に行程が確立されているのでしたら過度的な印刷知識は必要ない
かもしれません。どうなのでしょうか?
印刷知識を覚えその知識を活かしてデザイン・制作をしていますがデザイン的に落ちた
と思っていませんし時間的に掛かったこともありません。自分にも後輩がいますが技術
的なことはしっかり教えられます、しかしデザインと言うことは教えると言うより盗ん
で応用して発展させるような気がします。(う~ん、難しい・・)私もMurakamiさん
に、便乗して今一度、この辺のみなさんのご意見を聞いてみたいです。
» 928
えーと、付け足しです。
NOBUYUKIさん、こんばんわ。早速のレス、ありがとうございます。> 印刷知識を覚えその知識を活かしてデザイン・制作をしていますがデザイン的に落ちた
> と思っていませんし時間的に掛かったこともありません。自分にも後輩がいますが技術
> 的なことはしっかり教えられます、しかしデザインと言うことは教えると言うより盗ん
> で応用して発展させるような気がします。(う~ん、難しい・・)このへんについて、ちょっとだけ付け足しをさせてくださいね。
DTPの導入以降、入ってきた必要スキルのうち、Murakami的に大きいのは組み版と製
版です。ただ、製版におけるデータ作成上の問題点は、弊社に関係するもの以外では、
正直わかりません(本や伝聞以外では)。それらは、結局何らかの形(チカラ技を含み
ます(涙))で解決されているからこそ、世に出てるわけですからね。
でも、組み版に関しては明らかに落ちています。ひどい写植屋さんもあったけど、今の
ような状況は考えられなかったと思います。これは、僕が組んだものも含みます、残念
ながら(仕事のまっただ中ではわかんないんですよね、中々)。
これはQXなどのソフト的な問題もさることながら、オペレーション的な知識・練度の低
さ、端的に言えば「意識の低さ」から来ていると思います。
でも、でもですよ。言い訳なのはわかりきってるんだけど、デザイナーが覚えるべき技
術の優先順位として、「四分アキ」は一体何番目に位置するんだろう、と思うんです。
50番目くらい(てきとー)じゃないですか?デザインはセンスに頼る部分が大きいけれど(そのへんは僕はサッパリッス)、教える
ことができる部分も大きいじゃないですか。
マーケティングの必要性がわかれば、それを導く部分を目立たせようとか思うでしょう
し、ターゲットが老人であれば、文字を読みやすくするためにQ数を上げたり、バック
を整理したりするじゃないですか。そのための方法論はいろいろあるし、仕上がりには
センスが左右するでしょうけど。
センスを盗むにせよ、それなりの時間・手間がかかりますしね。時間は有限やし、以前書きましたけど、僕はデザイナーになるのが遅かったこともあっ
て、すごい焦りもありました(最近ちょっとなれてきたけど)。でも一方でこういう
DTPへの大きな流れがあって、その中でどういった棲み分けができるんかなと、最近考
えているんです。
茶々入れてるみたいですみません。「印刷」っていう話でもないですね(^^ゞ
でも、こういうことなんです(また長くなってしまった。KOUJIさんすみませぬ)。
» 929
「QuarkXpress or PageMaker ?」のアドバイスのお礼が遅くなってしまいました。
すみません。もう少し、様子を見ることにします。とは言え、QX 4.0の使い勝手が気に
なるのですが、どんなもんなんでしょう?バージョンアップする価値があるのか、実用
での問題はどの程度あるのでしょうか?
» 930
デザイナーと印刷の知識について更に追求して「物を創る」ということについて考えて
みた。物を「創る(作るではない)」という仕事にはどのような職業があるだろうか?
料理人、建築家、服飾デザイナー、グラフィックデザイナー…。これらの職業の共通点
は何があるか考えてみると「自分の持っている感性で素材を組み立てて物を創る」とい
いう感じだろうか。料理人はあらゆる食材を自分の足で探し求め、目と味覚時には手の感触で食材の鮮度を
覚えあらゆる調理法で食材のうま味を引き出す。時には食材単品で作品とするし、時に
は複数の食材、調味料などと組み合わせてメインの食材のうま味を引き出す。調理する
にしても焼く火加減は強火で一気にやきあげるの場合と弱火でじっくり焼く場合では味
が変わってくるだろう。また、料理は味覚だけでなく視覚の演出、目で料理を楽しむと
いう要素もある。視覚を演出するのは盛りつけだけでなく、料理を乗せる食器や料理に
華を添える付け合わせや季節感を出す飾りなどさまざまだ。また、料理人であれば調理
につかう包丁やその包丁を手入れする砥石などにもこだわったりもするだろう。
建築家はどうか?家を建てるためには家の耐久性・安全性を考慮しつつ、木やコンクリ
ボード、鉄骨や鉄筋などの建築材料をどうやって組み合わせて耐久性や外観の見栄えを
想定して設計をしていく。また、それだけでなく家というくつろぎの空間で人に与える
色や光を考慮した壁紙や照明を選定していくのだろう。家の発注者の要望に合わせて洋
間や和室も作り要求に合った演出を加えるという必要もある。だから建築家は建築材料
の持ち味や耐久性、建築材料を部品として使うときの加工の方法、照明や壁の色が人に
与える印象など設計図を書くだけでなく建築材料についての知識を必要とするはずだ。
服飾デザイナーも布の持つ感触や色、柄、縫製方法、耐久性、など服のデザインをする
ためには使う素材について知らなくてはならない。では、グラフィックデザイナーと印刷とはどういう関係なのだろうか?
グラフィックデザイナーは情報を印刷物というものに加工するのが仕事だ。情報という
食材を印刷技術という調理器具で料理をする料理人とも言えるし、情報を組み立てて印
刷技術という工法で家を創る建築家とも言える。
料理人が食材や調理器具、食器などの知識を、建築家が建築材料や加工方法を知り尽く
す必要があるように、グラフィックデザイナーも色や紙、インキや印刷技術、本の加工
方法などを知っているというのが本来の姿なのではないだろうか?モノを創るということは、モノを創るために使う素材や加工方法、素材の演出方法を知
り尽くしているからこそ、より良いものを創ることができるのではないだろうか?
モノを創る職業に必要なのは創るものに関わる素材や加工方法など関わるさまざまな物
や事への探求心がモノ創りにとっての永遠のテーマなのだと思う。その探求心があるか
らこそ勉強をするのだし、モノを創っていくかぎり一生勉強するしかないのだと思う。
» 931
» 932
【情報交換用漢字符号系】
JIS X 0207 1979年(1995年に廃止)
JIS X 0201 1997年
JIS X 0208 1997年【日本語文書の行組版方法】
JIS X 4051 1993年アーバンプレスはこれに準処して作られているはずです。
» 933
盛り上がってますね…。今さら言うてもしゃあないと思いますが、昔の分業制を今の状況に当てはめようと思っ
ても制作プロセスが違うのだから無理でしょう。
それから、デザイナーは製版屋さんのコトも意識してデータを作らないとイケナイと思
います。一度覚えてしまえばそれで済む問題です。
(後は実際に使う製版サイドとの話し合いが必要です。どこまでを担当処理するのか…)事実作り手の側が意識して作らないと、製版サイドに「あとはお任せね」っていい加減
な訳にはいかないでしょう。
それでトラブルが発生した場合に誰が責任を取るのですか。
結局は入稿時に指示書を付けたり、製版サイドとの意識伝達が必要になります。自分で
やらないのならソコまでするのが仕事です。製版屋さんは、写真などの分解処理により神経を使って欲しいと思います。
印刷屋さんは印刷の精度をより美しく印刷してほしいです。
(そりゃ昔も今も同じですけど…)昔の制作プロセスにあった、『デザイナー』『版下制作会社』『製版会社』の3つの行
程は、製版会社の写真分解とフィルム出力以外はデザイナーの仕事です。デザイナーも各自の能力にバラツキが有り、受け付ける製版会社もなかなか難しいと思
いますが、お互い情報を交換しあって切磋琢磨していかなくてはならないでしょう。
(これは世の中の技術が進歩する以上、ずぅぅ~とついて回るコトなのでは)
(>_<)DTP以前のコトを考えれば、デザイナーは『スーパーマン』でなくてはならないので
しょうねぇ…デザイナー総スーパーマン化。はぁ恐ろしい。。。でもまぁ、そう言ったことも含めてデザイナーとしての“経験”や“キャリア”っても
のではないでしょうか…。
» 934
うちの会社はみなさんのようにデザインを専門にやっているわけではないですし、だか
らといって印刷会社とはいえ出力関連の設備が整っている訳ではないので、うちの営業
はほとんど「MOの運び屋」となっています(得意先がデザイナーさんに作ってもらっ
たデータを出力センターに持って行ってフィルムが出来たらそれをうちで印刷する)。
それでも私の部署に一度はデータが来るのでチェックを入れているのですが営業は「何
か問題があってもそれはデザイナーの責任。うちには関係ない。」といった感じです。
きっちり分業ができていればデザイナーはデザインに専念して頂いても良いのでしょう
が双
[917]下の書きこに便乗。OS8.6は使えてるか?? 投稿者:てる 投稿日:1999-08-22 03:43:00
初めまして。広島市在住のフリーランスデザイナーです。このたび、B/W G3 Macにマシンを買い替えようかと悩んでます。
SCSIの問題などちょこちょこ引っかかる部分はありますが、使って使えないモノでも
ないなと思ってます。ただ、心配なのはOSの問題。8.5以降からフォント周りの作りに変更があり、印刷会社
さんなのど話では使えないと言われてますが、現在の8.6ではどうなのでしょう。
ビットマップフォントは使えないにしても、その他のフォントは安定して使えてるので
しょうか?
(各フォントメーカーからはOS8.6用のアップデートは出てるのでしょうか?)モリサワフォントはLAN(イーサネット)経由でコピーして使用するコトは可能か?
現在、現場で B/W G3 Mac を使用されている方がいらっしゃいましたら使用状況を教
えてください。
問題が無いようでしたら、機種変更をしようと思っております。皆々様方、ご教授宜しくお願いいたします。
[918]深く考えさせられました(御礼) 投稿者:enkei 投稿日:1999-08-22 19:08:00
みなさん。ありがとうございます。enkeiです。こんなにも色々な方々にアドバイスを
頂けたことにまずは御礼申し上げます。
koujiさんすばらしいHP&仲間ですね。みなさんの書き込みを見て、まずは心にグサッと来るものがありました。
koujiさんが言っているように甘くない世界であり、また、今から転職してデザインの
世界に入るのは相当の覚悟がいる。
また、そもそも不景気の中雇ってくれる会社があるかも分からない...自分でも分かって
はいました。
だけど、少々甘えたところがあり、実は思っていたよりも何とかなる世界なのでは?
と思いたい....そういう気持ちがあったのは事実です。
夜寝るときに考えてしまい、やっぱりリスクが高いんじゃないか?今の仕事と就職のた
めの勉強/活動をするのは無理なんでは?と思うこともしばしばです。
みなさんも苦労しているからこそ、甘えた世界ではないことを教えてくれたと思います
が、私はやはりチャレンジすることに意義があると考えます。本当に就職までこぎ着け
るかは分かりません。最終的には趣味の世界に留まるかもしれません。でも、今は最終
的に自分のやろうと思うことを実現しようとすることに辛い時助けられていると思って
ます。ただし、やるからには相当の覚悟も必要だということを、本当にやりたいことか?とい
うことを自分に問いながら確立してゆくこと。を念頭にまずは進めてみたい!と思いま
す。
話しがまとまらなく申し訳ありませんが、皆さんのアドバイス感謝しております。ま
た、励ましの言葉を多くいただきありがとうございます。
”人生相談の場ではない”といったコメントもありましたが、私としては、デザインの
世界に住んでいる方々の考え方、環境を知りたいと思いこのような内容を書いておりま
す。なんせ、今まで感じたことのない世界(それぞれ業種によって独自の世界があると
思います)なので色々と知りたいのです。このボードの目的が異なるのであればコメン
トください。また、色々と皆さんの過ごしている環境を教えて下さい。また、当然DTPの事で分から
ないことがあったらアップしますのでよろしくお願いします。
[919]頑張ってください。応援します! 投稿者:てる 投稿日:1999-08-22 19:37:00
enkei様≫その他って何がありますか?
その他に…。
大切なのはソフトウェアのオペレーションよりも、“何をどの様に作り、見せるのか”
とか“広告の機能”みたいなコトが必要になってくるのでは。
私は新人の時に先輩から「広告は格好良いだけではダメだ。情報を整理して見る人に判
りやすくするのが本道だよ」とアドバイス受けました。
当時、夢ばかり見ていた自分の胸が痛くなった言葉です。ご参考までに…あと基本的な印刷工程について。
本屋さんに行くと今でも「クリエイターのための、印刷ガイドブック」ってのが棚にあ
るのではと思います。購入されて目を通されると凄くタメになると思いますよ(^^)それと表現の幅を広げる為に日常生活で目にするありとあらゆる印刷物や資料・広告年
鑑などチェックするとか……、毎日が勉強です。
たぶんこの仕事する限りエンドレス……
この仕事は大変ですけど、やりがいに関しては凄いと思いますよ。(慢性睡眠不足で早
死しちゃうかもしれませんが…)
[920]OS8.6 投稿者:Satoshi 投稿日:1999-08-22 19:58:00
ども、はじめまして。OS8.6ですが、ウチでは十分使えてます。
制作する側としては、あんまり問題はないと思います。
いろんなデータを受けなければいけない出力側にとってみたら扱いにくいということ
じゃないでしょうか。
フォントワークス等でもパッチが出てますし、特に問題ないと思います。B&WのG3にはモリサワOCFはインストールできないので、B&Wの内蔵HDDを取り外し
て古いマシンに内蔵し、インストールしてから再び戻すといった工夫が必要になります。
なので古いマシンを売るのは新しいマシンを買ってからにしたほうがいいかもしれませ
んね。
[921]JIS90? 投稿者:テル 投稿日:1999-08-23 15:32:00
はじめて書き込みます。
職場でJIS90の話が出ました。でも本屋やインターネットで調べても意味がよくわか
りません。JIS83だとかJIS97だとか色々あって、わけがわかりません。
どなたか教えていただけませんか。
[922]どうでしょう? 投稿者:yoh 投稿日:1999-08-24 18:24:00
enkeiさんへ
こんにちは。若輩者ゆえアドバイスなんてできる立場ではないのですが、私もこの業界
に入る前に同じような気持ちだった事を思いだして何かお力になれればと思っています。
この業界に入る決心はまだついていないのでしょうか?
もう少し情報を収集した上で検討されるおつもりなのでしょうか?
もし、決心がついているのであれば、求人雑誌などで「未経験者もOK」と唱っていると
ころをとりあえず片っ端から当たってみるのはどうでしょうか?
たぶんそういう会社はクリエイティブ重視の仕事ではなく、 enkeiさんが望んでおられ
るような仕事ではないのかもしれませんが(例えば既に決まったフォーマットがあって
文章を差し替えたりする作業が多かったり)それでもいろんな事が習得できますし、実
務経験がつけば転職にも有利だと思いますのでいずれステップアップしていくのだと考
えられては?
現職に就きながらの就職活動は大変ですが、まずは当たってみる、そうしながら勉強し
つつダメでもめげずに当たりまくる。
また当たっているうちにいろんな事が見えてくるのではないかとも思いますがどうで
しょうか?
[923]JISについて 投稿者:NOBUYUKI 投稿日:1999-08-24 21:41:00
こんにちはNOBUYUKIです。
全然詳しくはないのですが、間違っていたらご免なさい。
JIS90とは、きっと90年度版の文字コード配列のことだと思います。
特に第二水準の文字配列が変わっていると思います。
前仕事でDMの仕事をしたのですが、Excelデータを汎用のDOSプログラムで宛名ラベル
出力をしたら第二水準の外字が化けてしまいました、原因はDOS側のプリンタがJIS78
(だっけかな?)を使用していたのが原因でした。
ちなみに、JIS(日本工業規格)で定めた感じの規定こことで、正式名称は情報交換用
漢字符号系です。JIS漢字コードなんても呼ばれています。
JIS78は1978年に決められたコードで、旧JIS。JIS83は1983年に改訂された物です。
これで正しいかは定かではありませんが、では。
[924]Re:その他って何がありますか? 投稿者:NOBUYUKI 投稿日:1999-08-24 22:12:00
enkeiさん、NOBUYUKIと申します。
DTPのアプリケーションに対する知識を当然必要ですが、自分思うに印刷の前後ろ行程
を知ることも大切と思います。結局DTPデータを作成しても印刷泣かせのデータを作っ
てはどうしようもないですから。どのように印刷されているかの概念だけでも知ってい
れば全然違うと思います。だた、その様な知識をどこで身につけるかは非常に大変と思
います。印刷といっても色々ありますから。
良いかどうかは解りませんが印刷まで行っている会社に最初に入ってみるのも手だと思
います。そこで一連のDTP~印刷までを吸収してデザイン会社に入れば鬼に金棒です。
その後は独立するなりすれば良いのです。(何か自分に言っているような・・)
な~んて、最後は自信ですから、頑張ってください。
せめて、この世界に入ったら製版や印刷を泣かせるようなデータだけば作らないでくだ
さいね。
[925]Re:その他って何がありますか 投稿者:みや 投稿日:1999-08-24 23:43:00
» 926
[926]印刷の知識はホントに必要? 投稿者:MasaMurakami 投稿日:1999-08-25 00:28:00
DTPが本格的に普及してからけっこうな年月がたちましたが、Murakami的にはどーし
ても疑問な点があるんです。それは、「デザイナーはどこまでのことを要求されている
んや」ってことです。そして、「昨今の製版屋さんは、どんなことをしてるんか」って
ことでもあります。
KOUJIさんが「横文字稼業はツラい?」で書かれていることとバッティングしてしまい
ますし、蒸し返しな部分もあるでしょうけど、ご容赦ください。僕はデザイナーとしては大したキャリアではありませんが、駆け出しの頃は
・文字は写植屋さん
・デザインはデザイナー
・網ふせなどは製版屋さん
という分業体制やったわけです。それがDTPの普及とともにそれぞれの境界線が、大き
く変わってきた訳ですよね。これは、従来工程であれば3人でやってきたことを、1人で
やらなアカン、ということでもあるわけです。
何をいまさらという感じやけど、これは結構な負担です、実際。スミノセくらいならと
もかく、トラップ設定とかGCR、UCRとか‥‥、これはデザインの範疇なのでしょうか。デザイナーはデザインの勉強をします。当然ですよね。当然だけど、これは結構大変で
す。デザインという言葉の中には、「かっこよさ」「美しさ」なども、もちろん含まれ
るし、「マーケティング」や「売りにつながるセールス・プロモーション」なども当然
入ってくるし、クライアントの業種ごとの研究材料も含まれます。これらをクリアしつ
つ、文字組み・製版、こういったことどもを、ホントにクリアしていかなくてはならな
いとすれば、人ごとみたいですけど(笑)「デザイナーって大変やなぁ‥‥」って感じ
ですね。
もちろん、DTPによってデザイナーがかなりの部分をコントロールできるというヨロコ
ビは大きなものがあるし、それと引き替えなんだと思えば仕方のない部分もあるんです
けどね。
でも、こういったことを後輩たちに伝えていく際、技術的な側面ばかりを教えているこ
とに気づいたとき、「なんか違うんちゃうか?」と思ったことも事実です。
印刷工程を知ることもデザイナーとしての強みにつながるし、大切なことでもあるけれ
ど、それを第一義的にとらえるというのはいかがなものか。
ここまで来てしまった以上、後戻りはできないのかもしれないけれど、これからの分業
体制とか、そういった部分について、皆さんはいかがお考えでしょうか?Murakami個人としては、文字組み大好きですし、製版知識を仕入れることは凄いヨロ
コビなんです。でも、これらはデザイナー一般として、ホントに必要なこと? ホント
に?
「デザイナーのデータはいいかげん」というオペレータの方の意見は、確かに的を得て
いる部分があるでしょう。反省、勉強が必要です。でも、時々「あたりまえやんけ、デ
ザインが本職やねんから」と思ってしまう僕は、時代遅れなんですか?
長々とつまらんことを書いてしまいましたが、皆さんの忌憚のないお気持ちを聞かせて
いただけたら嬉しいッス。よろしくお願いいたします。
[927]Re:印刷の知識はホントに必要? 投稿者:NOBUYUKI 投稿日:1999-08-25 00:54:00
どうも、NOBUYUKIです。
Murakamiさんのご意見、良く分かります。自分自身この世界に入った頃はMacなどは
まだなくデザイン・写植・製版・印刷など明確に分かれ責任所在もしっかりしていまし
た。しかし、MacなどのDTP化が来てその境界線がデザインから製版の一部まで明確で
はなくなってきたような気がします。自分の職制上営業からデザイン、納品まで行って
いますので、よけいに負担が多くなり境界線が出力・印刷以外無くなってしまっていま
す。(でもサラリーマン)ただ自分の手元で出きる安心感は多くなっています。クライ
アントから要求を聞いて自分が鉛筆でラフを書いてDTPで制作し、物理的なフィルムに
上がるまで一貫して行えることにより費用的にも時間的にもデザイン表現的にもDTP以
前より遙かに良くなりました。
ローカルということからかもしれませんが製版業者は支給データに対して、必ずしも完
全なチェックを入れてくれるわけでもありませんし、ちょっとした修正など最終責任問
題で手を入れてはくれません。出力後の色校でデータ上のミスで再出力でもこちらの費
用持ちです、そうなると必然的に後工程の知識が必要になってきてしまいます。自分の
痛い経験上で、やはり知識が必要と思っています。
ただ、組織的に流れ的に行程が確立されているのでしたら過度的な印刷知識は必要ない
かもしれません。どうなのでしょうか?
印刷知識を覚えその知識を活かしてデザイン・制作をしていますがデザイン的に落ちた
と思っていませんし時間的に掛かったこともありません。自分にも後輩がいますが技術
的なことはしっかり教えられます、しかしデザインと言うことは教えると言うより盗ん
で応用して発展させるような気がします。(う~ん、難しい・・)私もMurakamiさん
に、便乗して今一度、この辺のみなさんのご意見を聞いてみたいです。
[928]Re2:印刷の知識はホントに必要? 投稿者:MasaMurakami 投稿日:1999-08-25 02:14:00
えーと、付け足しです。
NOBUYUKIさん、こんばんわ。早速のレス、ありがとうございます。> 印刷知識を覚えその知識を活かしてデザイン・制作をしていますがデザイン的に落ちた
> と思っていませんし時間的に掛かったこともありません。自分にも後輩がいますが技術
> 的なことはしっかり教えられます、しかしデザインと言うことは教えると言うより盗ん
> で応用して発展させるような気がします。(う~ん、難しい・・)このへんについて、ちょっとだけ付け足しをさせてくださいね。
DTPの導入以降、入ってきた必要スキルのうち、Murakami的に大きいのは組み版と製
版です。ただ、製版におけるデータ作成上の問題点は、弊社に関係するもの以外では、
正直わかりません(本や伝聞以外では)。それらは、結局何らかの形(チカラ技を含み
ます(涙))で解決されているからこそ、世に出てるわけですからね。
でも、組み版に関しては明らかに落ちています。ひどい写植屋さんもあったけど、今の
ような状況は考えられなかったと思います。これは、僕が組んだものも含みます、残念
ながら(仕事のまっただ中ではわかんないんですよね、中々)。
これはQXなどのソフト的な問題もさることながら、オペレーション的な知識・練度の低
さ、端的に言えば「意識の低さ」から来ていると思います。
でも、でもですよ。言い訳なのはわかりきってるんだけど、デザイナーが覚えるべき技
術の優先順位として、「四分アキ」は一体何番目に位置するんだろう、と思うんです。
50番目くらい(てきとー)じゃないですか?デザインはセンスに頼る部分が大きいけれど(そのへんは僕はサッパリッス)、教える
ことができる部分も大きいじゃないですか。
マーケティングの必要性がわかれば、それを導く部分を目立たせようとか思うでしょう
し、ターゲットが老人であれば、文字を読みやすくするためにQ数を上げたり、バック
を整理したりするじゃないですか。そのための方法論はいろいろあるし、仕上がりには
センスが左右するでしょうけど。
センスを盗むにせよ、それなりの時間・手間がかかりますしね。時間は有限やし、以前書きましたけど、僕はデザイナーになるのが遅かったこともあっ
て、すごい焦りもありました(最近ちょっとなれてきたけど)。でも一方でこういう
DTPへの大きな流れがあって、その中でどういった棲み分けができるんかなと、最近考
えているんです。
茶々入れてるみたいですみません。「印刷」っていう話でもないですね(^^ゞ
でも、こういうことなんです(また長くなってしまった。KOUJIさんすみませぬ)。
[929]KOUJIさん、ありがとうございます。 投稿者:yan 投稿日:1999-08-25 07:36:00
「QuarkXpress or PageMaker ?」のアドバイスのお礼が遅くなってしまいました。
すみません。もう少し、様子を見ることにします。とは言え、QX 4.0の使い勝手が気に
なるのですが、どんなもんなんでしょう?バージョンアップする価値があるのか、実用
での問題はどの程度あるのでしょうか?
[930]Re3:印刷の知識はホントに必要?(追記) 投稿者:KOUJI 投稿日:1999-08-25 11:05:00
デザイナーと印刷の知識について更に追求して「物を創る」ということについて考えて
みた。物を「創る(作るではない)」という仕事にはどのような職業があるだろうか?
料理人、建築家、服飾デザイナー、グラフィックデザイナー…。これらの職業の共通点
は何があるか考えてみると「自分の持っている感性で素材を組み立てて物を創る」とい
いう感じだろうか。料理人はあらゆる食材を自分の足で探し求め、目と味覚時には手の感触で食材の鮮度を
覚えあらゆる調理法で食材のうま味を引き出す。時には食材単品で作品とするし、時に
は複数の食材、調味料などと組み合わせてメインの食材のうま味を引き出す。調理する
にしても焼く火加減は強火で一気にやきあげるの場合と弱火でじっくり焼く場合では味
が変わってくるだろう。また、料理は味覚だけでなく視覚の演出、目で料理を楽しむと
いう要素もある。視覚を演出するのは盛りつけだけでなく、料理を乗せる食器や料理に
華を添える付け合わせや季節感を出す飾りなどさまざまだ。また、料理人であれば調理
につかう包丁やその包丁を手入れする砥石などにもこだわったりもするだろう。
建築家はどうか?家を建てるためには家の耐久性・安全性を考慮しつつ、木やコンクリ
ボード、鉄骨や鉄筋などの建築材料をどうやって組み合わせて耐久性や外観の見栄えを
想定して設計をしていく。また、それだけでなく家というくつろぎの空間で人に与える
色や光を考慮した壁紙や照明を選定していくのだろう。家の発注者の要望に合わせて洋
間や和室も作り要求に合った演出を加えるという必要もある。だから建築家は建築材料
の持ち味や耐久性、建築材料を部品として使うときの加工の方法、照明や壁の色が人に
与える印象など設計図を書くだけでなく建築材料についての知識を必要とするはずだ。
服飾デザイナーも布の持つ感触や色、柄、縫製方法、耐久性、など服のデザインをする
ためには使う素材について知らなくてはならない。では、グラフィックデザイナーと印刷とはどういう関係なのだろうか?
グラフィックデザイナーは情報を印刷物というものに加工するのが仕事だ。情報という
食材を印刷技術という調理器具で料理をする料理人とも言えるし、情報を組み立てて印
刷技術という工法で家を創る建築家とも言える。
料理人が食材や調理器具、食器などの知識を、建築家が建築材料や加工方法を知り尽く
す必要があるように、グラフィックデザイナーも色や紙、インキや印刷技術、本の加工
方法などを知っているというのが本来の姿なのではないだろうか?モノを創るということは、モノを創るために使う素材や加工方法、素材の演出方法を知
り尽くしているからこそ、より良いものを創ることができるのではないだろうか?
モノを創る職業に必要なのは創るものに関わる素材や加工方法など関わるさまざまな物
や事への探求心がモノ創りにとっての永遠のテーマなのだと思う。その探求心があるか
らこそ勉強をするのだし、モノを創っていくかぎり一生勉強するしかないのだと思う。
[931]NOBUYUKIさん、大熊さん、お返事ありがとうございます。 投稿者:テル 投稿日:1999-08-25 14:37:00
でもまだよくわからないんです。
最初はそんな名前のフォントがあるの?って感じでした。
イラストレーターで文字の切り替えができるんですけどエキスパートって何?って疑問
ばかり。ここにJIS78もありました。それで一つのフォントで漢字が違うことに気付い
たのであります。
デザイナーにどう関係あるんでしょ。難しい・・・。
最初はそんな名前のフォントがあるの?って感じでした。
イラストレーターで文字の切り替えができるんですけどエキスパートって何?って疑問
ばかり。ここにJIS78もありました。それで一つのフォントで漢字が違うことに気付い
たのであります。
デザイナーにどう関係あるんでしょ。難しい・・・。
[932]JIS 投稿者:大熊@tonan 投稿日:1999-08-25 14:39:00
【情報交換用漢字符号系】
JIS X 0207 1979年(1995年に廃止)
JIS X 0201 1997年
JIS X 0208 1997年【日本語文書の行組版方法】
JIS X 4051 1993年アーバンプレスはこれに準処して作られているはずです。
[933]Re4:印刷の知識はホントに必要? 投稿者:てる 投稿日:1999-08-25 16:47:00
盛り上がってますね…。今さら言うてもしゃあないと思いますが、昔の分業制を今の状況に当てはめようと思っ
ても制作プロセスが違うのだから無理でしょう。
それから、デザイナーは製版屋さんのコトも意識してデータを作らないとイケナイと思
います。一度覚えてしまえばそれで済む問題です。
(後は実際に使う製版サイドとの話し合いが必要です。どこまでを担当処理するのか…)事実作り手の側が意識して作らないと、製版サイドに「あとはお任せね」っていい加減
な訳にはいかないでしょう。
それでトラブルが発生した場合に誰が責任を取るのですか。
結局は入稿時に指示書を付けたり、製版サイドとの意識伝達が必要になります。自分で
やらないのならソコまでするのが仕事です。製版屋さんは、写真などの分解処理により神経を使って欲しいと思います。
印刷屋さんは印刷の精度をより美しく印刷してほしいです。
(そりゃ昔も今も同じですけど…)昔の制作プロセスにあった、『デザイナー』『版下制作会社』『製版会社』の3つの行
程は、製版会社の写真分解とフィルム出力以外はデザイナーの仕事です。デザイナーも各自の能力にバラツキが有り、受け付ける製版会社もなかなか難しいと思
いますが、お互い情報を交換しあって切磋琢磨していかなくてはならないでしょう。
(これは世の中の技術が進歩する以上、ずぅぅ~とついて回るコトなのでは)
(>_<)DTP以前のコトを考えれば、デザイナーは『スーパーマン』でなくてはならないので
しょうねぇ…デザイナー総スーパーマン化。はぁ恐ろしい。。。でもまぁ、そう言ったことも含めてデザイナーとしての“経験”や“キャリア”っても
のではないでしょうか…。
[934]Re5:印刷の知識はホントに必要? 投稿者:みや 投稿日:1999-08-26 23:52:00
うちの会社はみなさんのようにデザインを専門にやっているわけではないですし、だか
らといって印刷会社とはいえ出力関連の設備が整っている訳ではないので、うちの営業
はほとんど「MOの運び屋」となっています(得意先がデザイナーさんに作ってもらっ
たデータを出力センターに持って行ってフィルムが出来たらそれをうちで印刷する)。
それでも私の部署に一度はデータが来るのでチェックを入れているのですが営業は「何
か問題があってもそれはデザイナーの責任。うちには関係ない。」といった感じです。
きっちり分業ができていればデザイナーはデザインに専念して頂いても良いのでしょう
が双
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