InDesignではIllustratorと同じように1/1000em単位でカーニンングできますので、たとえば13Qならば
1000/13≒77
で77で約1H詰めになります。

しかし、InDesign CS2からはもっと便利です。
フレームグリッド設定で、字送りに「-1」（級）を指定すれば、1H詰めになります。
しかも、この機能を使うと、欧文には影響しないので、より自然な1H詰めになります。

個人的な意見を言わせていただくなら、1H詰めは写研のMM-OKLやMG-KLなどには必須でしたが、モリサワのリュウミンなどのフォント字形に必ずしもマッチしているとは思えません。可読性を損ねているように感じます。

なるほど、ありがとうございました。
とても、勉強になりますのでこれからもよろしくお願いします。
ほんとに感謝です。

昨日自宅から書き込みしようとしましたがプロバイダ規制のためかエラーになりました。
すでにせうぞー様がコメントくださっていますが直接－1を指定すればよいようです（欧文癒着が回避されているのはコメントで初めて知りました。ＣＳ２で組んでみて「あれ？くっつかない」と思っていたのですが、ありがとうございます）。

ちなみに現在大手印刷会社の下請けに派遣されていますが、相変わらず書体を問わない１歯詰め指定が雑誌には満載です（苦笑）。

ウチでも、電算写植時代からの名残か、キャリアのある編集者ほど１H詰めの指定が入ります。しかし、篠原酒店さんのいうとおり、書体を意識していないのはかんべんしてほしいですね。小さいサイズの新ゴで１H詰めとか(^^;)無茶ですって。

ところで、１H詰めを文字組みアキ量設定で実現するのは、かなりたいへんな作業ですよ。なにしろ、１H詰めを必要とする文字サイズ分、設定を作らないといけないですから。しかも、触るべき設定項目がめちゃくちゃ多い。もうやりたくありません……。

(-_-メ)さん＞
私、駆け出しの頃に「8ＱゴナＭ1H詰め」って指定で組まされたことあります。
しかも初校戻りで「くっつき正す」（苦笑）。
ただ、一度だけ「31/32em送り」って仕事がありました。これは字詰め計算がちょっとやっかいでしたが。

おっしゃるとおり、文字組みアキ量で設定するのはトラッキング値を級数分用意しなければならないから大変ですよね。