出力センター等のようにとりあえずほぼ書体が揃っている印刷会社は少ないというのが実態だと思います。写植の時代からDTPへと進んできた会社の多くは、デジタルフォントとしてのモリサワを使うことが多かったと思います。
それぞれの会社の履歴にあった対応をしているはずですから、商業印刷物を中心にやっているところもモリサワ主流とは考えにくいのでは？出版社とのおつきあいが長い会社にとっては、出版社の好み書体を揃える必要があったので、一通りのモリサワを揃えた時期があるはずです。
この頃では、出版社指定の書体というよりデータ作成側の都合が優先されますから、事前の打ち合わせなく、いきなり、こんなんで入稿となると、持っていないフォントがあったりするわけです。必要と認めれば、印刷会社でもフォントは揃えると思いますよ。
この頃は、「制作」の方で、フォントがあるとかないとかは、「そっち」で対応しろと言い放つ所もあるようで、事前の打ち合わせの大切さを痛感しております。あんまり役に立たない話でごめんなさい。

http://tristan-tzara.hp.infoseek.co.jp/index.html

の人ですか？(間違ってたらゴメンナサイ）

う～んとね、セッターもしくはCTPで高解像度出力するのに
必要な和文PSフォントはものすごく高いんですよね。
ダイナフォントのように、100書体が10～20万円とちょっとで
簡単にそろえば楽なのですが…。
現状世の中に存在する和文PSフォントを買ったらいくらかかるかな…。
そうは言っても私は印刷会社でないので知ったことではない、
というのもわかりますが、日本には日本の複雑なフォント事情があるわけですよ。アメリカなんかにはこんなのはないはずで。

QXだと、基本的にはPSフォントのみの出力に限られます。
自由に好きなフォントを使ってみたいですけどねぇ、
実際にはソフトのバージョンにしろ、その環境におおいに
左右されるわけです。ないフォントは出しようがないし。
単発の仕事でフォントを買って割に合うわけはないし。

OpenTypeが普及すれば、状況は変わってくるかもしれないことは
確かですが、みんなケチだからな～、ソフトやフォントは
買うものじゃなくもらってくるもんだと思っている人が多いし。
未だに違法なQX3.3使っているとこは多いらしいし。

>イワタ明朝などがDTPでも使える物

ATMフォント買って、エンベッド（埋め込み）したPDF作れば
使えるんじゃないでしょうか？　受けるとこが
PDF入稿を嫌がらなければの話ですが。
フォントがない（会社）ところで、出すには
それしか方法ないですけど。

皆さま、丁寧なご返事ありがとうございました。

なるほど、制作環境次第というのが実情のようですね。雑誌など定型フォーマットがある程度固まっていて印刷会社も固定という環境ならばともかく、書籍ではあまり自由度が聞かないと言うのが実情のようですね。

違法コピーソフト・フォントは、私も結構な数のデザイン会社・デザイナーで見かけました。かつては書体は指定のみだったことを考えると、デザイン会社にフォントまでそろえろというのは、零細の多いこの業界、かつてのOCFの値段は現実的ではなかったとは思います。でも、仕事で使うものですから、いざというときのトラブルに備えて、正規品を使うようにしたいものですね。