OpenTypeで切り換えできない
[336]OpenTypeで切り換えできない 投稿者:ANGO 投稿日:2002/03/01(Fri) 18:34
はじめまして。いまだに1.0日本語版ユーザ(MacOS9.1で)のANGOといいます。で、1.0日本語版に付属するOpenTypeの小塚明朝なんですけど、どうもいくつかのグリフが異体字切り換えできないようです。たとえば、CID番号1273と8571(ProでもStdでも実装されています)。これは、それぞれ「益」とその旧(正)字体なのに…。また、Std版ではCID番号8359から8717までの漢字字形(WindowsにおけるIBM拡張漢字に相当)が、実装されているにもかかわらず、字形パレットの切り換え字形候補には現われません。従って「高(CID番号2036)」と打ち込んでから字形パレットで「梯子高(CID番号8705)」に切り換える、ということがStd版ではできません。2.0日本語版に付属のもの(小塚明朝、小塚ゴシック)、また、単独で販売が始まったもの(小塚明朝Pro、小塚ゴシックPro、平成書体Std)もこういう仕様なのでしょうか。仄聞ではMacOS X付属のヒラギノOpenTypeは問題ないとか。とするとAdobe製のOpenTypeだけの問題ですかね…。現状では切り換えを使わずに直接入力するしかないです(字形パレットからダブルクリック)。皆さんの環境ではどうですか?
【追記】CID番号はAdobeのTechnical Note #5078 Adobe-Japan1-4(PDF)を参照していますけど、これ、1.0日本語版には付属していなかった。ちなみに、Acrobat5.0日本語版には付属していました。2.0日本語版では?
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【追記】CID番号はAdobeのTechnical Note #5078 Adobe-Japan1-4(PDF)を参照していますけど、これ、1.0日本語版には付属していなかった。ちなみに、Acrobat5.0日本語版には付属していました。2.0日本語版では?
[336へのレス]Re: OpenTypeで切り換えできない 投稿者:市川せうぞー 投稿日:2002/03/02(Sat) 00:11
InDesign2.0Jでも小塚明朝(InDesignにバンドル)では益の異体字は表示されません。しかし、おっしゃるとおりヒラギノでは旧字としてリストアップされますね。
ご存じだと思うんですが、IBM拡張外字(115-119区)は、JIS X 0208にも0212にも0213にも規定されていません。だけれどもいわゆるマイクロソフト標準キャラクタセットにはなっています。
Adobe1-4準拠でCMapを参照するフォントは、この領域を機種依存として無視し、ヒラギノ系はwinとの互換性から異体字とするのではないかと思います。
InDesign側で吸収してくれても良さそうではありますけど。。。
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ご存じだと思うんですが、IBM拡張外字(115-119区)は、JIS X 0208にも0212にも0213にも規定されていません。だけれどもいわゆるマイクロソフト標準キャラクタセットにはなっています。
Adobe1-4準拠でCMapを参照するフォントは、この領域を機種依存として無視し、ヒラギノ系はwinとの互換性から異体字とするのではないかと思います。
InDesign側で吸収してくれても良さそうではありますけど。。。
[336へのレス]市川さんへ 投稿者:ANGO 投稿日:2002/03/02(Sat) 21:23
市川さん、さっそくの反応ありがとうございます。でも、ちょっと待ってください。
IBM拡張漢字はすべてUnicodeに入っています。また、字形の包摂基準(規準?)
をどう解釈するかにもよりますけど、JIS X0212および0213にも含まれていない
IBM拡張漢字(の字形)は確か40(字形)くらいですよ。
OpenTypeのタテマエはUnicode対応であり、クロスプラットフォーム対応でしょう。
だったら、「IBM拡張漢字は機種依存文字」とは言えないと思います。
要は、AdobeのOpenTypeのGSUBテーブル(だっけか?)の編集ミスではないのかって
話です(ヒラギノでは使えるならば)。もしそうなら、修正パッチなりなんなりを
配布して、何とかすべきでは? だってこの件に関して一年以上もほったらかし
だったってことでしょ。気づかなかったユーザもユーザですけど。
筑摩書房の全集ものとか、現在でも正字正かなづかいの組版って需要があるんです。
IBM拡張漢字には、いわゆる「正字」も結構入っていてすごく便利なんですよね。
また、通常のMacDTPでは、従来、「とう」小平(中国の)、草「なぎ」剛(SMAPの)、
里見「とん」(小説家の)などが、外字フォントを使わなければ表示すらでき
なかった。商業印刷を云々するなら、こんな漢字は使えて当然のものでしょう?
「美しい日本語組版」「高度な日本語組版」なんて、すぐれたフォントがあって
はじめて言えることだと思う。
それを実現してくれる、ないし手助けしてくれるのがOpenTypeであり、
InDesignであると思うわけで。
これ、ないものねだりですかね?
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IBM拡張漢字はすべてUnicodeに入っています。また、字形の包摂基準(規準?)
をどう解釈するかにもよりますけど、JIS X0212および0213にも含まれていない
IBM拡張漢字(の字形)は確か40(字形)くらいですよ。
OpenTypeのタテマエはUnicode対応であり、クロスプラットフォーム対応でしょう。
だったら、「IBM拡張漢字は機種依存文字」とは言えないと思います。
要は、AdobeのOpenTypeのGSUBテーブル(だっけか?)の編集ミスではないのかって
話です(ヒラギノでは使えるならば)。もしそうなら、修正パッチなりなんなりを
配布して、何とかすべきでは? だってこの件に関して一年以上もほったらかし
だったってことでしょ。気づかなかったユーザもユーザですけど。
筑摩書房の全集ものとか、現在でも正字正かなづかいの組版って需要があるんです。
IBM拡張漢字には、いわゆる「正字」も結構入っていてすごく便利なんですよね。
また、通常のMacDTPでは、従来、「とう」小平(中国の)、草「なぎ」剛(SMAPの)、
里見「とん」(小説家の)などが、外字フォントを使わなければ表示すらでき
なかった。商業印刷を云々するなら、こんな漢字は使えて当然のものでしょう?
「美しい日本語組版」「高度な日本語組版」なんて、すぐれたフォントがあって
はじめて言えることだと思う。
それを実現してくれる、ないし手助けしてくれるのがOpenTypeであり、
InDesignであると思うわけで。
これ、ないものねだりですかね?
[336へのレス]Re: OpenTypeで切り換えできない 投稿者:さとう 投稿日:2002/03/03(Sun) 00:16
別に不思議なことではないかもしれないのですが、
ヒラギノで「高」を「はしご高」に異体字切り替えして、
それを小塚明朝に変換すると、
ちゃんとそのまま「はしご高」に変換してくれます。ので、
ここらあたりが現実的なやり方でしょうね。
小塚明朝は、Adobe1-4で
ヒラギノはナントカというのに準拠していると
聞きますが、あれは何といったでしょうか。
ヒラギノで「高」を「はしご高」に異体字切り替えして、
それを小塚明朝に変換すると、
ちゃんとそのまま「はしご高」に変換してくれます。ので、
ここらあたりが現実的なやり方でしょうね。
小塚明朝は、Adobe1-4で
ヒラギノはナントカというのに準拠していると
聞きますが、あれは何といったでしょうか。
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