2.0でのリガチャの扱い

[704]2.0でのリガチャの扱い 投稿者:エキストラ 投稿日:2002/06/17(Mon) 12:01
こんにちは。“小カギを使いたい!!”の件では大変お世話になり
ました。
で、また、ちょっと気になる点を報告します。
今回はOpenTypeを使った欧文組版に関してです。
適当にフレームを作って、試して下さい。

InDesign2.0の場合、デフォルトで欧文合字がオン、
つまり、リガチャが効いた状態になってますよね。
これはこれで、組版上特に問題ないのですが、問題なのは、
たとえば、“office”と打ち込んだとき、“ffi”で
ひと文字扱いになってしまう。(それこそ、活版印刷みたい…)
テキストツールで“i”だけ選ぼうと思っても、選べない。
これだと、“effect”と打ったつもりで“effict”と打ちまちがえた
とき、“ffi”でリガチャが効いてひと文字扱いになってしまうと、
打ち直す際に、すごい不便です。

ところが、1.0では欧文合字オンでも、リガチャと関係なく、
テキストツールで、ちゃんと1文字単位で選べる。
“office”の場合、“o”“f”“f”“i”“c”“e”と。
個人的には、こっちのほうが使い勝手は良いのですが。

2.0でもこうするための設定がどこかにあるのだろうか?
OpenTypeと関係がありそうだ、と思っているのですけど。
“拡張されたOpenType対応”ってやつの弊害なのかなー?

皆様、ご意見お待ちしております。

なお、私の作業環境はMacOS9.2.2、InDesign2.0.1、
書体も2.0付属のAdobe Garamond Pro(OTF)で。
他のProフォントでも同じだと思う。
(Windows版では未確認。どなたか確認してくれるとウレシイ)
» 1
[704へのレス]Re: 2.0でのリガチャの扱い 投稿者:マッカリー 投稿日:2002/06/18(Tue) 09:49
OpenTypeの合字機能では、選択範囲のハイライト表示の仕様は2つ考えられます。1つは「有限会社」とか「メートル」とか「ffi」とかが1つの字形に変換されたとき、ドラッグ選択はその1個の字形をハイライトし、裏のUnicodeの4文字とかを選択することです。もう一つはその1個の字形の幅を均等に(4つなどに)分けて、裏のUnicodeを1つ1つ選択することです。英語版は後者、日本語版は前者にしたのです。なぜなら、従来の4文字合字(SJIS)に慣れた人に一番わかりやすいと思ったからです。

でも、OpenTypeの合字は4文字合字のときでも、1/4 emで選択しても良いのなら仕様変更は考えられます。ご意見をお待ちしています。

因みに、2.0Jで「ffi」の「i」だけを選択するには、シフト+←を使えばできます。ハイライトは変わらないのですが。
» 2
[704へのレス]Re: 2.0でのリガチャの扱い 投稿者:エキストラ 投稿日:2002/06/18(Tue) 12:30
マッカリー様、レスありがとうございます。

あくまで私の個人的意見ですが、欧文合字に関しては、
1文字ずつ選択できたほうが仕事がやりやすいですね。
fiとかflとかね。
また、(株)とか、(財)とか、まる1とかの文字は
合字というよりも、むしろ単一の記号として捉えています。
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