Illustrator 8.0 以前で作成した EPS ファイルを

文書番号:227421「Illustrator 8.0 以前で作成した EPS ファイルを InDesign 文書に配置するとフォントが他の書体に置き換わる」

こんなのがAdobeのサポートでアナウンスされてます。
「エエッ！！　マジ？　今頃そんなこと言われても・・・」と思ったのですが。
これって常識ですか？
「Illustrator 8.0 以前のバージョンでは、EPS ファイルへの日本語フォントの埋め込みが完全にサポートされていないため」
それなら保存時のフォントデータを含むってのは何なんでしょうか？
出力機にフォントが入ってるのが前提という時代のソフトですが、フォント埋め込めてると思ってました。
今まで事故が起こらなかったのが良かった。
出力機にない入ってなくてATMだけのものやTrueTypeも使ってる。
Macのイラレ８で作ったEPSをWindowsの組版機で出力したりしてます。（恐ろしいことだったとは）
アウトライン化しなきゃだめなのか・・・

うわ。知りませんでした。
Illustrator内であまりフォントを使っていなかったし、Macでフォントを使ったepsをWindowsに渡すときは大抵アウトラインとってたから……。
気付きませんでした。

#以下OCFを除外して読んでください。

古いIllustrator(5.5?)もInDesignも昔から、EPSにフォントデータを含む機能があります。まずプリンタフォントを探し、無ければ代用として埋め込みフォントが使われる仕様になっています。
今回広く知られるようになった件は、配置EPSをInDesignからPostScript化(プリンタ出力やEPS書き出し)する場合、問題ありません。EPSがPSにそのまま取り込まれるだけなので直接EPSをプリンタに転送したのと同じ結果です。
ただし、高解像度プレビュー時、非PSプリンタ出力時、直接PDF書き出し時は、InDesignによって配置されたEPSが解析されるので問題が発生します。
もしIllustrator9以降のEPSであれば、EPS内に埋め込まれたフォント情報をInDesignがリソースとして利用しますが、Illustrator8までのEPSの場合フォント情報として欠損(例えばヒンティング情報が含まれていないので太る)があるためリソースとして利用できないからだと私は思います。

p.s.
興味があれば、アウトライン化なんかしないでフォントを含めたIllustrator8のEPSをフォントを搭載していないDistillerに投げてみても面白いかも。Type32ってなんだか分かるかも。

11:59訂正　12:27再訂正^^;

なるほど～。
MM岩手さん、毎度勉強になる情報をありがとうございます。

【文書番号:227421】より
>この問題を解決するには、Illustrator 9.0 以降で EPS ファイルを保存しなおしてから InDesign 文書に配置します。

#字送りの互換性問題を軽視してないだろうか。。
もし、ほとんど変更なく使いたい部品EPSとかなら、あえて別バージョンで開き直すリスクを侵すよりも、元バージョンで直したEPSをDistillerにドロップしてノーマライズ済みPDFを配置するほうが簡単確実かと。

ただし、OCF使用した古いEPSを処理したい場合は、Distiller側にプリンタフォント名レベルで互換性がある(new)CIDを用意できればの話ですが。

PSプリンターに出力の場合は、大丈夫なんですね。安心しました。
>興味があれば、アウトライン化なんかしないでフォントを含めたIllustrator8のEPSをフォントを搭載していないDistillerに投げてみても面白いかも。Type32ってなんだか分かるかも。
やってみました。アウトライン化されてオブジェクトになったみたいですね。PDF文書のプロパティフォントになにもリストアップされないので。
MM岩手さん、いつもありがとうございます。

>PSプリンターに出力の場合は、大丈夫なんですね。安心しました。

あっ、すみません1つ補足させてください ^^;。

透明効果を忘れてました。

もし、配置EPSの範囲に透明効果を使用したオブジェクトが乗っかっている場合、出力されたEPSの上にInDesignが解析した画像が乗っかった出力になります。結果EPSの文字が化けて見える結果になるかもしれません。
#これは比較的最近のIllustratorでも欧文だと発生した気がします。