Quarkからのコンバート

Quarkからのコンバートについて気付いたことがありますので報告します。

今回、Quark（Ver4.1、Windows版）にフォントセットが設定されており、英数は和文の110％の指定がしてありました。

これをInDesignのドキュメントに変換すると、フォントセットはInDesignの合成フォントに変換されるのですが、英数部分についてはパレットで確認すると元の110％の大きさになっていました。

例えば10ptの合成フォントの英数部分は、実際には110％の11ptになるはずが、11ptとしてコンバートされているので、実際の大きさは11pt×1.1＝12.1ptとなっています。

この現象はWindows版InDesign2.0とCSで確認しました。
もし既出でしたらご容赦を。

rosanさん、ご報告ありがとうございます。

QuarkXPressのフォントセットの設定の相対サイズに関してはご指摘の現象が起きます。変形に関しては、合成フォントの変形の設定が解除され100％になり、使用箇所の変形が維持されます。QuarkXPressもInDesignも処理に一貫性がありません。

現在、InDesignで開いたQuarkXPress文書を処理するPlug-inを作成中です。OCF、CIDフォントをOTFに変換します。Biblos書体は対応するOTFに変換し、外字の漢字、記号や半角数字もOTFの同一字形のグリフに変換します。合成フォント、スタイル、マスターページを含め処理し、変換オプションとして、各処理の有無、画像ファイルへ拡張子を付加、ベースラインオプションの変更、合成フォントのサイズ設定の解除等を用意しています。

フォルダー選択による一括処理（XPress文書オープン、処理、InDesign文書保存、クローズの繰り返し）、またはカレント文書に対して処理ができます。InDesign CS2用のWin版とMac版があり、プロトタイプができており、リリース時期が決まったらここでもお知らせします。