XML取り込みについて教えてください

[8871]XML取り込みについて教えてください 投稿者:たかお 投稿日:2016/01/10 11:43:59
MacOSX10.8 InDesignCC2015を使っています。

かれこれInDesignとの付き合いも10年くらいになります。
データ結合機能は何度も使ったことがあるのですが、
未だに「XMLでの自動組版」については名称だけ何となく知っているだけで、
実際にはまったく使ったこともなく、困ったことにWebの知識もほとんどありません。

このたび、XMLで組版できないか、という依頼が来て、
今になって自分でいろいろ調べて、かんたんなサンプルデータをXMLで取り込み、
自動で組版する機能も試してみたのですが、
データ結合と比べてあまりメリットが感じられませんでした。

むしろ、入稿データの指定がかなり厳しくなり、スタイルシートを準備したり、
事前準備がかなり大変で、入稿データ、データベースからの書き出し指定がきわめてシステム的なものになり、
ひとつのお客さんだけと常にデータをやり取りするならともかく、
いろいろなお客さんとやり取りする私の会社のような場合、
現実的には実用できそうにないな、という
印象になりました。

しかし、Webで調べても、書籍で調べてもInDesignとXMLを使った自動組版については情報が乏しく、
いろいろ調べてもなかなかこれという情報に行き当たらず、
私の知識不足で調べきれていないだけかもしれません。

もし可能でしたらいくつか教えていただきたい点があります。


①結局、自動組版とは言っても、テキスト取り込みの後のこまごました修正は目で見て、
 手動で直していく必要があり、その点はデータ結合で出来ることと大差はないのでしょうか?

②データ結合よりもXML取り込みが優れている点は、
 「データソースを更新できる点」
 「データベースおよびレイアウトがほぼ同じならその他の案件にも使いまわせる
  (年度別に更新されるカタログや、定期的なチラシなどなら相性が良い)」
 といったものでしょうか?

③逆に、XMLよりデータ結合が優れているのは、
 「データが何であれ、CSVにさえできれば準備なしにすぐ取り込みが出来る」
 「データソースの必要な部分だけを抽出して取り込み出来る」
 といった点でしょうか?

④形も入力フォームも決まりきっていて変化しない、
 「名刺」「カタログ」「チラシ」には向いていると思いますが、
 いわゆる書籍や雑誌にはきびしい、というものでしょうか?

⑤データ結合のように「自動で必要な分だけ、テキストフレームをどんどん作成しページも追加していく」
 (全部のフレームが独立しつつ、データソースの必要な要素だけを取り込ませる)ということはできず、
 「各スタイルごとにひとつのフレームをあてがう」あるいは
 「パラグラフ単位で全要素を取り込ませ、ページ追加はマスター設定およびIndesignの自動追加を使う(取り込む項目の指定はできない)」
 といった形になるのでしょうか?
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