調整量を優先の？

OSX10.3.9でCS2を使用しています。
段落設定のぶら下がり方法を標準にし、禁則調整方式を調整量を優先にすると、例えば20字詰めの段落で20字目に読点がある場合、行中にもう1ヶ所でも読点があるとすると読点を半角扱いにして21字入ってしまいます。
21字目ならもちろん設定通りぶら下がるのですが..........
文字組アキ量設定のカスタマイズが原因かと思いましたが、標準の行末受け約物全角/半角あるいは約物全角を使用しても結果は同じです。
回避方法はあるでしょうか？
尚、日本語段落コンポーザーの設定はテストした限りでは無関係のようです。タテ組・ヨコ組も無関係のようです。

句読点の最小値をベタから四分や三分、二分などにして、優先度を括弧類などの他の約物より低く（数値を大きく、または「なし」）してみてはいかがでしょう？

KOUJIさま、いつもお世話になります。
確かにおっしゃるようにすれば一応は回避出来ます。
しかし、最小値アキ25%なら行中に4ヶ所あれば21字となりますし、50%にしたところで、行中に括弧類が2つあるとその部分で半角扱いになって21字になります。
検証中に気づいたのですが、20字目に句読点の場合に発生し、終わり括弧類では発生しません。
また、ぶら下がりなしでは発生しませんが、強制でも発生します。

> 20字目に句読点の場合に発生し、終わり括弧類では発生しません。

あくまで想像なのですが、フレームの左右（縦横）幅と行長の長さを比較するときに、調整量を優先の場合はアキ量設定で許容されている最小値まで値を計算して行長を計算しているのだと思います。そのため、20字目にぶら下がりになる対象の約物（句読点）がきたときに、21字になりやすいんじゃないかと思います。

ですので、ボクはそのあたりはあきらめています。流し込んで終わりというわけにもいかないので、流し込んだあとに、ページをくりながら文字組みがおかしくなっている部分をチェックして手動で調整しています。環境設定で禁則約物をハイライト表示にすれば、チェックもわりとスムーズにできますので。200～300ページのものが主なのでできるのですが…。

あとは、ベースにする文字組みアキ量設定の見直しをするかもしれません。基本的に括弧で詰まって句読点は全角扱いということであれば、全角約物をベースにして行中の句読点の優先度をなし、括弧の優先度を高く設定してみるとかを試すかな…。

KOUJIさま、ありがとうございます。

＞ですので、ボクはそのあたりはあきらめています。流し込んで終わりというわけにもいかないので、流し込んだあとに、ページをくりながら文字組みがおかしくなっている部分をチェックして手動で調整しています。

結局、目視で見つけてコツコツやるしかないですね。
次バージョンでの改善に期待します。

禁則調整方式を「追い出し優先」「追い出しのみ」にしてもダメですか？

＞20字詰めの段落で20字目に読点がある場合、行中にもう1ヶ所でも読点があるとすると読点を半角扱いにして21字入ってしまいます。

日本語組版の常識では…それでいいと思うのですが…。「追い込み優先」で禁則処理ができることこそインデザインの特色だったんじゃ？
参考までに
http://kondou.comic.to/nobuo_Web/zyukai_one06.html

とりさま　ありがとうございます。
＞禁則調整方式を「追い出し優先」「追い出しのみ」にしてもダメですか？

禁則調整方式は調整量を優先・ぶら下がり標準にした場合のインデザインの挙動を問題にしていますので........

ちくわぶ様　ありがとうございます。
＞日本語組版の常識では…それでいいと思うのですが…。

少し誤解なさっていると思いますが、
20字詰めの段落の20字目に読点がある場合ですので、常識ではそこで普通に改行されてしかるべきだと考えています。

はずしていたらごめんない。
ヘルプには、
文字を追い出したときの行間が、文字を追い込んだときに圧縮される行間に比べて極端に広くなる場合は、「調整量を優先」を選択して文字を追い込みます。
となっています（「行間」？？？なのかな？）
「調整量を優先」は、文字を追い込むようなので読点を半角扱いにして21字入ってしまうという仕様ではないでしょうか？
良い、悪いは別にして正常な動きなのでは・・・

「Resouce and Extras」CD-ROMに「文字組みについて.pdf」があります。
それ（22ページ）によると「調整量を優先」は

> 　禁則対象文字を追い込むか、追い出すかの選択、また禁則対象文字であ
> るかないかを問わず改行位置の選択を行う際に、約物の空きか文字の間隔
> の調整量が最小となる調整方法の選択を行います。この方式では、約物の
> 連続、和欧混植など、禁則処理以外の行でも調整が発生する行でも追い出
> し・追い込みの処理の対象となるため、文字間隔の調整量を最小化する機
> 会が増し、組版の調子をより均質に保つことが可能になります。
> 既定の定義済み文字組みセットの中から選択しても、文字と文字との間
> 隔、特に括弧類や約物の前後の間隔が、期待よりも詰まりすぎたり（追い
> 込み優先）、広すぎたり（追い出し優先／追い出しのみ）する場合には、こ
> の禁則調整方式に切り替えることで、期待どおりの結果が得られる場合が
> あります。

とあります。私はこれを「追い込み優先」（デフォルト）「追い出し優先」「追い出しのみ」で不満な場合に使ってみたら？　という程度のもので、基本的に通常時に使用するものではないと解釈しています。

>禁則調整方式は調整量を優先・ぶら下がり標準にした場合のインデザインの挙動を問題にしていますので........

組版結果よりも「調整量を優先」を優先させる意図がよく分からないのですが……。

ゆっこさま、お～まちさま、とりさま　ありがとうございます。

> 連続、和欧混植など、禁則処理以外の行でも調整が発生する行でも追い出
> し・追い込みの処理の対象となるため、文字間隔の調整量を最小化する機
> 会が増し、組版の調子をより均質に保つことが可能になります。
とありますように、CSまでは字間を開けることしか出来なかった「連続、和欧混植など、禁則処理以外の行でも調整が発生する行」で連続約物などで発生した50%のアキをツメてしまえるので「調整量を優先」を選択しています。

整理します。
「調整量を優先」を選択した場合、20字詰めの段落で20字目に「ぶら下がり対象文字」があったとしても字間調整は不必要で、そこで自動改行されてしかるべきですが、これが「ぶら下がり／標準」と「ぶら下がり／強制」を選択した場合は「不要な調整」がされて、21字入れてしまうことが問題なのです。
「ぶら下がり／なし」ではこの現象は起きません。
バグのようなものだと考えています。

＞20字詰めの段落で20字目に「ぶら下がり対象文字」があったとしても字間調整は不必要
厳密に言うと均等配置なので二分ぶんを均等に19文字に割り振ってますよね。少しではありますが字間が広がります。
＞文字間隔の調整量を最小化する機会が増し、組版の調子をより均質に保つ
ってことで
調整量を最小化するために読点２つを二分にし、21字入れて字間を広げないというのが「調整量を優先」ってことなんでしょう。
ここまでは、いいと思います。（良い、悪いは別として）
そうなると「ぶら下がり／なし」でも読点２つを二分にし、21字入れないと文字間隔の調整量が最小化にならないですよね。
逆に私は、「ぶら下がり／なし」で21字入らない方がおかしいのではと思います。

＞厳密に言うと均等配置なので二分ぶんを均等に19文字に割り振ってますよね。少しではありますが字間が広がります。

そうですか？　文字組アキ量設定にもよりますが.......
「行末約物全角/半角」の場合の20字目の句読点などは20字目にあり、行末に50%のアキがあります。

ごめんなさい。
＞「行末約物全角/半角」
見落としてました。