心和む写真2件です。冬の岐阜県白川郷です。ご覧ください。
◎白川郷合掌造り(岐阜県)NHK『夢の美術館 世界の名建築100選』
(出所)NHK BShi「夢の美術館 世界の名建築100選」(2008年1月27日)
NHKの『夢の美術館 世界の名建築100選』に選ばれた白川郷合掌造り(岐阜県)の写真です[放送2008年1月27日(日)前編 14:00~18:00 (BS-hi) 、後編 同日19:00~23:00 (BS-hi)。再放送2008年2月11日(月) 前編 13:00~17:00 (BS2)、2008年2月16日(土) 後編 13:30~17:30 (BS2)]。
(NHKホームページ夢の美術館 世界の名建築100選)…写真は同ホームページから。こちらもご覧ください。
なお、越前和紙の紙漉きに関係ある大瀧神社(福井県)も世界の名建築100選に選ばれています。これについては次回に載せます。
◎合掌造りライトアップ始まる 岐阜・白川郷
(出所)朝日新聞(2008年1月19日付)
岐阜県白川村にある世界遺産「白川郷合掌造り集落」で19日、厳冬期恒例のライトアップが始まった。合掌家屋の窓には明かりがともり、かやぶき屋根に降り積もった雪が、照明灯の光に白く照らし出された(雪が積もった合掌造りの家屋を照らすライトアップが始まった=19日午後5時40分、岐阜県白川村で)。
正月には120センチあった屋根の雪は10~20センチほどに。それでも、夜の冷え込みのなか訪れた観光客は、雪国の伝統家屋ならではの風情に酔いしれていた。
今後のライトアップは26日、27日、2月2日、9日、10日、16日の午後5時半~7時半。マイカー利用者は指定駐車場でシャトルバスに乗り換え、中心会場へ向かう。問い合わせは白川郷観光協会(05769・6・1013、午前9時から午後5時)へ。
世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」
岐阜県から富山県にまたがる山並みを縫うように南から北に流れる庄川(しょうがわ)に沿って三つの合掌造り集落があります。白川郷(荻町)と五箇山(相倉)、五箇山(菅沼)です。岐阜県にある白川村の白川郷は隣接する富山県の五箇山(ごかやま)とともに、1995(平成7年)年に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されました。
飛騨白川郷は岐阜県北西端の豪雪地帯に位置する最大規模の合掌造り集落(113戸)です。古くは大家族が切妻合掌造りの大家屋で共同生活を営んでいたことで名高いところです。
五箇山は、赤尾谷・上梨谷・下梨谷・小谷・利賀谷の5つの谷からなることから、この地名になったと言われます。五箇山にある平村の相倉(あいのくら)地区に20戸余り、上平村の菅沼地区に9戸の合掌造りの民家が残っています。秘境の地であるとともに有数の豪雪地帯のため、家々が雪の重みや強い風に耐えるよう急勾配の大きな屋根を持つ茅葺の合掌造りの家屋が生まれました。耕作地が狭く、米がとれなかった五箇山(相倉)では、江戸時代は養蚕、紙漉きと煙硝造りで生計をたて、民謡と民話の村でもあり「こきりこ」は有名です。特に、火薬の原料となる塩硝づくりは、加賀藩の奨励と援助を受けて、中心産業となりました。合掌造りは養蚕、紙漉き、煙硝づくりにも適した構造をしていました。拙作ホームページ和紙紀行・夢の和紙めぐり(9) 五箇山和紙(越中和紙…富山県東砺波郡平村)も、また下記のホームページもきれいにまとまっています。是非ご覧ください。
(2008年2月1日)
参考・引用文献
- ホームページ白川郷・五箇山の合掌造り集落 世界遺産 徹底ガイド
- ホームページワシモ(WaShimo)のホームページ、白川郷、菅沼・五箇山
- ホームページ相倉合掌造り保存財団トップ